三枝草日記

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吉例顔見世興行

2010-12-17 19:59:05 | 年末風景
 一昨日、年末恒例になっている京の師走の風物詩、東西合同大歌舞伎観劇のため京都に赴く。少し早めに行ってゆっくり京都見物でもしたかったのだが、急用が入り家を出るのが遅くなり昼前になってしまった。それでも4時の開演までには2時間余りあったので、清水寺の山門前から産寧坂(3年坂)、2年坂周辺を散策し、京都旅情を満喫した後、霊山護国神社に立ち寄り、坂本竜馬、中岡慎太郎の墓に詣でる。NHK大河ドラマの竜馬伝は終了したとはいえ、この時期でも多くの竜馬ファンが訪れていた。墓所から京都の町並みが一望でき、その眺望は素晴らしかった。
 今年の吉例顔見世興行は、直前に市川海老藏の殴打事件があり、今後の出演の未期限見合わせ謹慎することになり、話題の舞台となった。7日には記者会見があり、左目は充血し見た目には痛々しく感じられ、憔悴しきったようすであった。社会人としての節度を欠き、深く反省している。舞台に穴をあけ、舞台に立つものとして、迷惑をかけました。日頃のおごりが招いたものと深く反省していますと頭を下げていた。歌舞伎界にとって将来を背負って立つ花形役者だけに、人間として立派に成長して舞台に復帰して欲しいものである。夜の部の「外郎売」の曽我五郎時致役は海老藏が新之助の時から演じてきた当たり役であるが、今回の事件で愛之助が代役で務めていた。長台詞をとうとうと述べるくだりの熱演に大きな拍手が沸いていた。自ら口上も述べ代役を立派にこなしているのは、さすがだと思った。
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