立春

　今日は２４節気の立春、寒さも緩み春が始まる頃と言われ、これからの冷え込みは余寒となる。昨日は一面に霧が立ち込め五里霧中、３月から４月上旬の陽気であったが、今日は一転寒気に覆われ、寒暖の差が大きく体もキリキリ舞である。これから三寒四温をくり返しながら春が訪れるであろう。また昨日、各地の寺社では招福を願い節分祭の豆まき行事が行われた。節分は「雑節」と呼ばれるようで、季節の目安になる２４節気以外の日を総称するようだ。農業に従事する人々は２４節気では十分に季節の変化を読み取れないために考えられた。ちなみに他に彼岸、八十八夜、入梅、土用、二百十日などがある。

　この間の陽気でミツバチがサザンカの花蜜を求めてブンブンと羽音をたて活発に活動を始めた。周りの山々も雲海が広がり霧に包まれたり、時には霞んで見えたり幻想的な光景を醸し出していた。庭では白色の藪椿が一輪咲き白梅も開き始め春近しを感じさせる。食べ物ではハウス物のイチゴが出回っている。いろんな品種があり、とちおとめ、あまおう、とよのか等が知られているが、今日貰ったのはやよい姫、新品種のもういっこであった。美味しいのでイチゴに食べてしまいそう。

　７日にロシアのソチで冬季オリンピック・パラリンピックが開催され、ソチラも気になるところである。ロシアといえば厳寒の地をイメージするが、ソチの緯度は北緯４３度、北海道の札幌とほぼ同じだが、黒海の海洋性気候の影響で大変温暖でロシア随一の保養地になっている。プーチン大統領の別荘地もあるようだ。ソチとの時差は５時間あるので、開会式は日本時間の深夜になり、テレビ中継は見られそうにない。