エル・グレコ展

　年末を迎え何かと気忙しい日が続いている中、気分転換に国立国際美術館で開催されているエル・グレコ展に出かけた。開催期間が24日までとあと僅か、後の予定を考えると昨日しか行ける日はなかった。今回はプラド美術館、メトロポリタン美術館、ボストン美術館など、世界中から油彩画50点以上が展示されており、中でも高さ3メートルを超す祭壇画の最高傑作の一つである「無原罪のお宿り」には圧倒された。平日でもあり待ち時間もなく、注目の作品の前ではかなりの人盛りが出来ていたが、人の流れもスムーズだったので、ゆっくり鑑賞することが出来た。

　大阪駅に着いたのは丁度昼前だったので、11月21日に全館オープンした阪急百貨店に寄ってみた。レストラン街はどの店も長蛇の列で、かなり待たないとお気に入りの店に入れそうになかった。空いていそうな所を探し回り、間隙を縫って何とかイタリアンレストランに入れて良かった。それにしても、平日にも拘わらず何処から人が集まって来るのか、不思議なぐらい混雑していた。何でもオープン以来平日で１４～１5万人、土日は20万人近い入店者数があるようだから凄い。

　国立国際美術館に行く道すがら、大阪駅前の宝くじ売り場で、年末ジャンボ宝くじを買った。ここは１等がよく出る売り場と言われているが、販売枚数が多いから当然のことだ。販売期間も今日まで、６億円が当たるかな？

　国立国際美術館を出た後、１１月２８日に開業したフェスティバルルタワーに立ち寄ってみた。フェスティバルバルホールは来年の４月にオープンの予定であるが、エントランス前の赤いジュウタンの階段は前の雰囲気そのままである。来年４月２６日の大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏会のチケットはゲットしてあるので、その日が楽しみだ。

　フェスティバルプラザで夕食を済ませると、もう夜の帳がおりていた。今日は冬至、日の暮れは早い。丁度大阪光のルネッサンスが開催されていて、中之島界隈を散策しながら大阪駅に向かった。大阪中央公会堂などの歴史的な建造物が幻想的な輝きに彩られていて感動した。神戸のルミナリエは１７に日終わっていて、大阪でイルミネーションを見られてラッキーであった。今日は歩き疲れたが、エル・グレコ展、阪急百貨店、フェスティバルタワー、大阪光のルネッサンスと効率よく新名所を回り、しかも宝くじの夢も買えて最高の１日となった。