梅雨明け

   昨日、気象庁は関東甲信、東海、近畿、中四国が梅雨明けしたと発表した。近畿は平年より４日早いようだ。連日の猛暑日で熱中症になる人が続出した。テレビ各局でも熱中症対策を呼びかけているが、こまめにスポーツドリンク等で水分を補給し、節電中であっても、エアコンで適当に涼をとることが有効とされる。年とともに暑さや喉の渇きに鈍感になっているようなので、気をつけなくちゃ。現役で部活動を担当していた頃は、運動中は水を飲むなと言ったりして、今とまったく逆のことをやっていたようだ。それでも熱中症になることもなかったように思う。もっとも３５度以上の猛暑日なんてなかったようだ。気温や雨の降り方といい地球温暖化の影響のようだ。明日は土用の入り、２７日は土用のうしの日である。土用のうしとくればウナギである。夏バテにはウナギに限る。ところが、最近の不漁で値上がりが続いているようで、これからは、ますます口に入り難くなるようだ。さらにアメリカがワシントン条約による規制を検討しているようで、そうなればウナギの８割を食する日本への影響は大きい。今年はもう３回もウナギを食べたが、大好物のウナギが食べられなくなるかも知れない。

　梅雨が明けた途端、セミやキリギリスの鳴き声がやけに耳に入ってくるようになった。それとともに、蓼の花、百日紅、萱草（かんぞう）、木槿（むくげ）等の夏の花が一斉に花開き、夏の訪れを告げているようだ。昆虫や植物はどうも季節に敏感なようだ。まわりの木々の間から涼風が頬をなで、心地よい。こんな所で生活していると、田舎の風情を堪能でき、生きている実感が湧いてくる。