明日は大寒、これから寒さの本番を迎える。太平洋岸は雨が全然降らず、カラカラ天気がずっと続き、乾燥注意報も33日連続の史上3位を記録したようであるが、昨日やっと恵みの雨が降った。
小正月も終わり、やっと落ち着いたところで、ぶらりと京都観光に出かけた。京都は見る所が多く、何処へ行こうか何時も迷ってしまう。車で行っても駐車場が少なく、キョトキョトして時間的ロスが多く肝心の目的地に行けなかったこともあった。そこで今回は京都駅前から出る、「京の冬の旅」定期観光バスに乗車した。これは3月18日までの期間限定で運行されていて、普段は見学できない庭園、襖絵、仏像など様々なジャンルから選りすぐられた文化財の数々が特別公開されている。4コースの中で、京の味を堪能すべく、京の老舗の味めぐりコースに乗車した。まず京湯葉の老舗「湯葉弥」では、昔ながらの竹串を使って湯葉の引き上げを体験したあと、湯葉の試食をした。次に三十三間堂前の京菓子の老舗「七條甘春堂」へ向かった。その店は京情緒あふれる町家になっていて、店舗の2階座敷で、和菓子をいただいた。「煎茶器」がお菓子でできていて、食べられるいう遊び心満点の趣向に、さすが和菓子の老舗だと思った。おかし(お菓子)いと思ったが、本物そっくりの茶碗でいただく、季節の京菓子の味も格別であった。
お待ちかねの昼食は京都有数の老舗料亭「京大和」であった。庭内からは「八坂の塔」として有名な五重の塔や、東山の街並みを一望することができ、桂小五郎や武市半平太が討幕の策を練った所として歴史的にも名高い。一昨年、顔見世興行観劇のため南座へ向かう途中、坂本龍馬の墓所へ行き維新の道を散策中、京大和の門前を通りかかり老舗の料亭が目に留まった。こんな所へ一度は入って見たいと思ったが、まさか来れるとは思ってもみなかったので、今日(京)はラッキー。最後の〆は京都を代表する酒造メーカー・キシン正宗で知られる堀野家の旧本宅であった。ここの建物も京町家になっており、商家の美意識が凝縮された町家文化を垣間見ることができた。ここでは粕汁をよばれ、京仕込みの日本酒と地ビールの試飲でほろ酔い気分になり、京の味を堪能し最高の気分転換になったどすえ。
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