三枝草日記

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読書

2009-07-05 18:47:00 | 教養・文化

Img_0631 退職してから、読書量はかなり増えた。晴耕雨読と言うが、最近は雨の日は読書をするかパソコンをいじっている。読書の傾向としては、随筆の類が多いように思うが、話題作、ベストセラーは大抵読んでいる。最近では、小林多喜二の蟹工船が話題となり、昨年だったか、流行語大賞になった位である。映画化もされ最近公開されたようである。 

 先月19日は太宰治の生誕100年の桜桃忌であった。毎年多くのファンが訪れるが、記念

Img_0634_2 の年に当たる今年は、特に多くのファンが訪れたようである。今年は関連する本が出版されたり、3つの作品がが映画化されるようである。 小林多喜二、太宰治の作品もずっと以前に読んだことがあると思うが、この機会に本棚から、現代日本文学館の全集を引っ張り出し、人間失格、斜陽、走れメロス等を読んでみた。

 最近の話題作は何と言っても村上春樹の長編「1Q84」である。近年、ノーベル文学賞の下馬評に常に名を連ね、今年の2月にはイスラエル最高の文学賞「エルサレム」賞も受賞した。受賞や受賞式への辞退を求める声もあったが、「欠席して何も言わないより、ここへ来て話をすることを選んだと述べ、授賞式のスピーチーで「壁と卵」にたとえ、イスラエルによるパレスチナ自治ガザ地区への攻撃を批判して、共感を呼び一躍注目されるようになった。

Img_0633_6  1987年に刊行された「ノルウェイの森」で一躍人気作家になったが、「1Q84」は早くも145万部が発行され、すごい勢いで売り続けているようである。書店にはないものと思っていたが、店頭に並んでいたので、早速購読した。

 本代もばかにならないが、いつの間にやら本棚に書籍がいっぱい並び、小さな図書室のようになっている。