JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

鹿児島移動運用報告③

2016-03-28 | 移動運用結果報告
3/20(日) 鹿児島市内→西之表→鹿児島市内
いよいよ種子島に出かけます。今日は一日天気が良さそうです。

セントコスモ名物の朝食を食べて行きたいところですが、朝食のスタートは6時30分なので船の出航に間に合うためには15分で食べる必要があります。時間に追われながら食べるのは惜しいので今日は買っておいたパンで我慢です。


宿からは歩いて鹿児島港の高速船ターミナルに向かいます。徒歩約20分。

以前「いづろ」という鹿児島の珍地名をご紹介しましたが、今回ご紹介するのは「ボサド通り」。鹿児島市内には姉妹都市縁組を結んでいる都市の名前を付けた「ナポリ通り」などがあり、この「ボサド通り」もそんな風に思えます(南米とかにありそうな名前ですね)。

が・・・これは「菩薩堂」が訛ったものだそうです。仰天。しかもこの看板自体なんか怪しい感じですよね。「り」はあとで付け足してませんか?


7時30分発の朝一番の種子島行きに乗ります。この便は鹿児島港から西之表に直航する最速便です。

この便の予約とカード決済はネットで済ませていますが座席指定は当日窓口で頼むことになります。相変わらず搭乗券にマジックで座席番号を書いてくれるアナログなシステムです。

運航する種子屋久高速船は鹿児島-種子島・屋久島航路で高速船を運航していた岩崎グループ市丸グループが共同出資してできた運航会社です。岩崎の単独運航で運賃が高止まりしていたことから種子島が発祥の市丸が参入、激しい競争を繰り広げてきました。

岩崎が5隻、市丸が3隻のジェット船を投入して無理な競争を繰り広げた結果共倒れ寸前に至り鹿児島県などが仲介に入り共同運航化されました。この際両者3隻ずつのジェット船を使用するよう定められたため岩崎側が2隻を放出し隠岐汽船と東海汽船に1隻ずつを譲渡しています。このような経緯から地元では形の上では両者引き分け、実質は市丸の勝利と見ているようです。

岩崎は山林事業で財をなし、鹿児島銀行や鹿児島交通などを次々と傘下に加えた鹿児島県下最大の企業グループです。ただ近年は投資の失敗が相次ぎ、ホテルや離島のバス事業など不採算事業からの撤退を行って態勢の建て直しを図っています。一方で市丸グループや徳之島がルーツの西川グループなど離島出身組が積極的に事業を展開しており非常に興味深いです。


船はいわさきの「トッピー7」です。種子屋久高速船はあくまで運航会社であって船は岩崎と市丸が所有しており、岩崎のトッピーと市丸のロケットは元の船名のままで活躍しています。ちなみにこの「トッピー7」は1979年にボーイングの11番船として建造されており、現在国内で活躍するジェット船では最も古い船です。

船は定刻に鹿児島を出航しました。錦江湾は元々穏やかですし、ジェット船は海面から船体が浮き上がるためほとんど揺れません。

種子屋久高速船のお楽しみはアテンダントのお姉さん。かなりの美人揃いで毎回ドキドキします。東海汽船にも女性が乗り組むようになりましたが、彼女たちはあくまで航海士であり、アテンダントではないので男性とほぼ同じ制服です。種子屋久高速船は美人揃いで明らかに選んできてますよね~


と楽しいひとときを過ごしていると95分で西之表港に到着。まだ9時を回ったところですから7MHzも飛びそうですね。

今回は宿泊しませんから港近くの公園でQRVです。いい具合に東屋と岸壁に柵があります。まずは7MHzのアンテナを上げて9時30分にスタートです。

お待ちいただいていた方がいたようで早速パイルになります。また6エリアの各局にも連絡が行っているようでどんどんコールが集まってきました。3エリアより西が中心でスタート30分で32局です。こちらもフルサイズダイポールを使っているとはいえ2エリア・1エリアになるとアンテナのいい局に限られるみたいですね。

10時台に入っても15分で20局のペースが続きます。快調です。

西之表港のすぐそばなので様々な船が出入りする様子が見えます。こちらは共同フェリー運輸の「新種子島丸」。1993年に大分の佐伯にある本田造船所で建造された999tの貨物フェリーです。航海速力は18ノット。なかなかユニークなデザインですね。


11時を回ると次第に近距離のみしか聞こえなくなりました。こうなると呼んでくる局数はぐっと減ってきます。7MHzが呼ばれなくなったので18MHzにQSYしてみます。

1エリアから北が聞こえるもののQSBを伴っておりかなり苦しいです。昨日のような力強さはなく、かなり苦労しました。呼ばれているのは分かってもQSOできない局もいました。取りきれず申し訳ありませんでした。

18MHzも呼ばれなくなりましたので12時過ぎに一旦片付けて市内で昼食とします。アンテナを撤収しましょう。ここまでで約130局です。


西之表の市街は西之表港に沿って扇形に広がっています。海岸線に並行する形で何本かの道路があり、通り沿いに商店街があります。その中にあるのが「あやの食堂」という食堂。

チャンポンが名物らしいのでチャンポンを頼んでいます。

一見したところ何の変哲もない島の食堂に見えますが、壁に飾られているのは「ももいろクローバーZ」のポスターやグッズです。それもそのはず、なんとお店を切り盛りしているおばあちゃんのお孫さんはももクロの玉井詩織さんなのだそうです。・・・この辺はJN4VOXさんとかの方が詳しいでしょうから説明はここまでにしますね。

確かにおばあちゃんですね。顔立ちがよく似てました。

あやの食堂のチャンポン、麺やスープは鹿児島ラーメンのものです。塩味をきかせたタンメンに近い味でしょうか。おいしかったです。ももクロファンの人もぜひ種子島に行ってみてください。


食後にスーパー「サンシード」でお買い物をしてみます。

種子島で最初にエスカレーターが設置された建物だそうです。西之表では「だいわ」の2店舗とサンシードが大きなスーパーになります。

前にもご紹介しましたが、種子島のスーパーでは屋久島の「三岳」がプレミアの付かない普通の値段で売られています。「礎」のマスターによると種子島は「三岳が手に入りやすい場所」とのことです。ブームになる以前から種子島で販売チャネルがあったようですし、種子島の人は種子島の焼酎を好む傾向があり、三岳を選んで買う人が少ないため買いやすいようです。

うちの親が「それなら買っておいて」と言っていたので親の分だけ購入。私は種子島産の焼酎を買っておきました。種子島はサツマイモの栽培が盛んで、島焼酎はどこも旨いんですよ。


西之表の市街をあとに港に戻りましょう。後半に続きます。
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