JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

宮城移動運用報告③

2019-09-19 | 移動運用結果報告
9/15(日)仙台市内→石巻→網地島→石巻→仙台市内
今日は5月に行けなかった網地島です。もしダメな場合は女川町の江島に行けますから江島にするつもりです。

7時24分発の仙石東北ラインで石巻を目指します。

石巻に行くには「Wきっぷ」という2枚組の割引切符が安いです。JR東日本の東北地区では近距離高速バスの攻勢に晒されており、仙台-山形、仙台-石巻、仙台-福島、郡山-会津若松などでは高速バスが優位に立っています。特に仙台-山形は1日80往復、朝ラッシュ時には4分毎という高速バスとしては考えられない頻度です。運転本数ではどうやっても勝てないのでせめて値段だけでも、ということなのでしょう。

国鉄時代から首都圏ばかりに投資し東北の高速化や複線化などの投資を怠ってきたツケだと言えます。投資しても見合う採算が取れない、株主に突き上げられるという理由かも知れませんが、仙台空港アクセス線や仙石東北ラインなどは需要に見合う車両数を確保できてない状態で、みすみす乗客を逃しているようにしか思えません。


8時19分に石巻到着。網地島ラインの乗り場に行きましょう。とにかく乗船券売り場に急いで並ばないと断られたらそれでおしまいです。中央発着所への最短コースは分かっています。

今日は・・・お客少なめです。乗せてもらえるようです。

そういや韓国語が聞こえないので韓国人観光客がいないのでしょう。網地島は田代島より遠くになるため帰りは満員で断られることがありません。以下のスケジュールで確定です。
石巻港 09:00発→網地島 09:54着 網地島在島時間3時間51分
網地島 13:45発→石巻港 14:40着 


乗船券を買いましょう。網地島は長渡と網地の2港がありますが、石巻に近い網地港で下船することにします。ちなみに長渡は「ふたわたし」と読むそうです。絶対読めませんhi

船は「シーキャット」です。

今年常石で建造されたばかりの旅客船で109t・航海速力26ノットです。18.2ノットだったブルーライナーより大幅に船速が上がり、網地島まで1時間を切っています。

よく見ると猫の目。

乗船開始になるとさすがにお客さんが多くなりました。引退した「ブルーライナー」は階下に座敷がありましたので探してみたら階段があります。

やっぱりありました。船会社や地域によってクセがあり、前の船と同じレイアウトを好む傾向があるようです。目立たず人が来ませんからここにします。次の門脇で十数人が来ましたが、まだ横になれるだけのスペースが確保できます。上の座席は一杯のはずで、たぶん満員になっているはずです。

門脇を出ると結構揺れます。格好悪くても横になっているのが一番の船酔い対策なのです。寝てりゃいいので有り難いです。


45分で田代島の仁斗田港に到着。ここで多くのお客さんが下船します。網地港へは仁斗田からさらに18分かかります。

田代島での下船に時間を取られ14分遅れ10時18分に網地島の網地港到着。

人魚の絵があります。そういえば網地島ラインのもう1隻は「マーメイド」。これはロシアの命を受けて航路開拓を行っていたデンマーク人のスパンベアの船が1739年に網地島に来航したことが由来だそうです。デンマークのシンボルである人魚をモチーフにしています。

網地港のすぐそばが海水浴場です。「東北のハワイ」「宮城のハワイ」と呼ばれるだけあってまだ夏の雰囲気で海水浴客もいます。ここからQRVすれば時間を有効に使えます。アンテナを展開しましょう。

10時30分にスタート。あーっ全然聞こえない。昨日より良くないです。2エリアが強く、たまに3や9エリアが聞こえますがQSBが激しいです。30分でたったの6局という少なさです。

それでも「網地島ファーストです」という方が多いです。ほとんど移動運用のない島なのでこうなるのでしょうね。

鮎川まで行っていたシーキャットが11時前に戻ってきました。通常ダイヤでは13時45分までお昼休みとなりますが今日は積み残しが出たため11時45分発の臨時石巻行きとなります。臨時便については船内放送や島の有線放送で案内されます。聞き逃さないようにしましょう。

呼ばれないので途中でお昼。今日もニューデイズで買った「鳥弁当」です。こっちはNRE(日本レストランエンタプライズ)の品だそうです。NREは国鉄時代の日本食堂を発祥としており、民営化でJR東日本の傘下になったのでグループ会社で完結している形です。

後半も今ひとつ。1エリアすらほとんど聞こえず2か8エリアばかりです。

13時15分で終了し、急いで片付けます。シーキャットの出航に間に合いました。網地島も「隠れ猫の島」なんですが見に行く時間がなかったですね。網地島からは45局でした。


帰りも船底の座敷で寝ておきます。仁斗田でたくさん乗ってきますが、こっちに来る客は非常に少ないです。

14時44分に石巻到着。14時59分発の仙石東北ラインに乗れば仙台には15時59分に到着できます。1kmほどなので歩いても間に合います。


帰りは先日の高松に引き続き杏里さんの1987年のアルバム「SUMMER FAREWELLS」です。

角松敏生さんがプロデュースした「Bi・Ki・Ni(1983年)」から「Wave(1985年)」までの4枚のアルバムにより「夏向きのポップな曲」というイメージが固まりブレイクしますが、杏里さんは「いつまでも角松さんに頼れない」として自らプロデュースする道を選びます。その第1弾が「SUMMER FAREWELLS」です。

「DANCE WITH NOSTALGIA」から始まるいわば「杏里さんの定番」とも言えるスタイルのアルバムです。タイトルからして夏を意識しており角松さん時代から大きく変えることなく仕上げていますが、完成度は高く自身の集大成とも言える「16th Summer Breeze」には「SUMMER FAREWELLS」に収録された10曲中4曲が選ばれています。

「SUMMER FAREWELLS」で確立したスタイルは長らく続き、
1期目:オリビアを出したけど全然売れず迷走した時代(1978~1982)
2期目:角松さんのプロデュースで地位を確立した時代(1983~1985)
に続く
3期目:セルフプロデュースによる全盛期(1987~1993)
が始まることになります。この3期目のアルバムはCDへ移行した時期であり、人気が高かったことからセールスも良かったようで中古CD店の100円コーナーで常連になっています。2期目のCDは僅かしか出回っておらず(のちの再販は除く)、アルバムとしての評価も高いためほとんど出回らないようです。

いま聴いても全然色褪せませんし、歌唱力の高さが際立つ仕上がりです。


仙台駅に到着。宿に引き上げましょう。

皆さんから「牛タン食べましたか?」と言われますのでたまには行ってみましょう。

「利休」の牛タン定食にしました。寿司まで付いてました!!

すぐ近くにもつ焼きの「大国」があります。少し飲んでみましょう。もつ焼き自体は京成沿線とは比べものにはなりませんが色々飲めるのでいいでしょう。


本日は45局でした。どうもこうもなりませんね。
コメント
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