JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

移動耳より情報

2019-03-20 | シャック便り
[第一交通の沖縄航路が4/13より運航開始へ]
タクシーおよび沖縄で路線バス事業(琉球バス・那覇バス)を行っている第一交通が子会社の第一マリンサービスにより4/13より沖縄で定期旅客航路を開設することになりました。昨年の実証実験により一定の需要が確認できたためで、交通渋滞に巻き込まれないため高速バス並みの所要時間を安定して実現できるとの触れ込みです。

拠点を北谷(フィッシャリーナ)に置き、那覇(那覇埠頭)-北谷-恩納村(サンマリーナ)-本部(渡久地港)で運航されます。那覇-本部が1日2往復で、通しの所要時間は2時間20分・片道運賃は2,500円です。加えて拠点を置く北谷への回航を兼ねた那覇-北谷が1往復設定されます。海の荒れる冬場は休航となります。

使用船舶は49t・航海速力23ノットの旅客船「タクマ2」です。途中残波岬や万座毛の見える沖合で一旦停泊し写真撮影ができるようにするとのことです。

第一交通では今後準備が整った段階で那覇-本部の直航便や那覇-名護-本部便も開設したいとしています。


[石崎汽船が新造船を投入へ]
松山-広島間の航路を運航している石崎汽船が新しいフェリー2隻を投入することになりました。現在就航している旭洋丸は1987年、翔洋丸は1990年の就航でいずれも老朽化が進んでいることから置き換えられる見込みです。

新船は875t・35台の車両を積載可能で、内海造船で建造される予定です。子会社の中島汽船が昨年就航させた「ななしま」に近い船形です。現在のところ2019年10月に1隻、2020年にさらに1隻が就航するとのことです。

また石崎汽船傘下の松山・小倉フェリーは就航している「フェリーくるしま」「フェリーはやとも2」の改装を行っており、今月末から新しい出で立ちで就航の見込みです。


[屋久島空港の滑走路延長の検討を本格化へ]
鹿児島県はプロペラ機しか就航できない屋久島空港にジェット機が発着できるよう滑走路を延長する事業について具体的な検討を行うことになりました。現在の1,500m滑走路を500m延長し2,000mにするもので、あわせて手狭で老朽化も進んだターミナルビルの建て替えも行われる予定です。新年度に島民の意見を集約する見込みで、結果を元に事業着手の判断を行うそうです。

現在の滑走路を延長する場合安房側は300m弱、宮之浦側は150m強の延長が可能ですがいずれもその先が海へ落ち込む崖になっており、500mの延長はギリギリではないかと思われます。この場合でも宮之浦側で県道の付け替えや一部建物の立ち退きが必要になりますので延長を行う場合でも実現は相当先になる可能性があります。


[熊本都市バスが減便を実施へ]
2009年に旧熊本市営バスを引き継いで発足した熊本都市バスが4/1より全体の約5%の便数を減便することになりました。今後数路線の廃止も視野に入れているとのことです。

熊本地震以降運転士が2割減少し労働環境へのしわ寄せが起きており、減便により労働環境を改善したいとしています。利用の特に少ない路線や他社と重複している路線を中心に減便を行うそうです。

熊本市内では熊本都市バスのほか産交バス・熊本電鉄バス・熊本バスが走っており路線網が複雑なものになっています。また「味6」「島1」など外国人はおろか他県の人にも意味が分からない系統番号のため観光で利用しづらい問題点があります。このため市が主導し効率的な運行体系や路線番号への移行を目指しています。
コメント
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