JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

桜島が噴火したらどうすればよいか?

2015-08-17 | シャック便り
鹿児島市の桜島で大規模な噴火が起こる恐れがあるとして桜島の3地区の住民に対し避難勧告が出されるなど緊張した状態となっています。

桜島は国道224号線や県道26号線が周回道路となっており、鹿児島市内から大隅半島への最短ルートとなっています。このため桜島フェリーは24時間運航を行っています。今のところ桜島フェリーは「よりみちクルーズ」と納涼船を除き定期ダイヤ通り運航しており、2本の周回道路も通行できる状態です。


万一これらの道路を通行中に桜島が大噴火した場合はどうすればいいでしょうか?

(1)桜島には避難用の港が整備されています
桜島には合計20カ所の避難港が整備されています。これらは桜島フェリーが接岸できるようになっており、船で避難できます。また桜島フェリーは万一の際に避難船として活用できるよう、通常ダイヤで必要な数以上の船を保有しています。


(2)最寄りの退避壕または退避舎へ逃げる
国道224号や県道26号にはほぼ一定距離ごとに分厚いコンクリートでできた防空壕のような待避壕が計32カ所あります。まずはここに逃げ込んでください。車の屋根は薄い鉄板ですので噴石が突き破ってくる可能性もあります。安全が確認できるまでは車での移動は危険だと思ってください。

同様に桜島には20カ所に退避舎があります。これらはほぼ避難港に併設されており、退避壕とは異なり部屋やトイレなどが用意されており一見すると公民館のような作りになっています。こちらに直接逃げ込んでもいいと思います。退避壕に一時避難したのち安全が確認できれば退避舎への二次避難を検討してください。


(3)安否を届けましょう
退避舎に逃げ込んだ場合は責任者(区長など)を通じて安否を鹿児島市に届けてください。あとは指示に従い桜島を脱出してください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする