JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

神奈川県鎌倉市(JCC 1105)移動運用報告

2013-02-12 | 移動運用結果報告

2/11に神奈川県鎌倉市(JCC 1105)六国見山に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

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上京のついでに関東UHFコンテストに参加してみることにしました。このコンテストは例年2/11に開催されており、430MHz以上を対象にしていますので住宅事情から大きなアンテナを立てにくい局でも参加しやすいコンテストです。

一方で2月の開催ですので特に北関東の山では雪の心配もあって移動地選びの難しいコンテストでもあります。

 

昨年は中央区の晴海埠頭からでしたが、今回は久しぶりに鎌倉市の六国見山からにしました。以前にもご紹介した通り私は以前鎌倉市内に住んでいましたので六国見山は勝手知ったる場所です。標高は147mとあまり高くはないものの相模・伊豆・武蔵など六国が見渡せるとされる場所です。UHFの場合、いかに見通しを確保できるかになりますから好都合ではないかと思います。

バンドは430MHz一本に絞りました。アンテナはいつも通りコメットの24KGです。あとはいろいろ秘密道具を持ち込みました。ご紹介できるものはご紹介して行きます。

 
前夜は都内泊だったので東海道線で大船を目指しましょう。以前大船から都内まで通勤していた頃に比べて電車は新しくなりましたが、スピードは変わらないようですね。久々に大船に到着。大船は鎌倉市の一部ですが、横須賀線に加え東海道線も利用できて便利なことから鶴岡八幡宮を中心にした鎌倉市街とは異なった発展をしてきました。このバスターミナル脇の道を1本奥に入ると庶民的な商店街が広がっていたりします。

でも「どこにお住まいですか?」と聞かれて「鎌倉です」と言えるのですHi

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ここから六国見山へは高野台行きの江ノ電バスが便利です。江ノ電バスは前乗り後降りで乗車するときに降りるバス停を申告して料金を払います。西日本の有力なバス会社、例えば阪急・西鉄・神姫なんかはみんな後乗り前降りで、入口で整理券を取って運賃は後払いになります。江ノ電のような乗車方法はほとんど見られません。

この高野台行きは終点までバス停が6つしかない短距離路線です。乗客のほとんどが大船高校への通学生で、みんな大船高校前で降りてゆきました。終点の高野台までは私だけでした。

下車して六国見山へ向かいましょう。階段を上ります。

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高野台のバス停付近はクルドサックという構造になっています。車の折り返しをしやすくするため行き止まりに設けられるロータリー状の道路で、バスは乗客を降ろしたら発車まで時間調整をして道を回って大船駅に向けて出発します。切り返しがいらないので運転手は楽でしょうね。

歩いて僅かで六国見山の登山口です。こんな感じで整備されすぎなほど整備されています。10分かからず山頂に到着します。

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早速展望台のはじっこに陣取って設営しましょう。今日はそれほど視界が開けず伊豆大島はもちろんのこと富士山もぼんやりとしか見えません。

 
伸縮ポールで24KGを上げます。ちょっと一工夫を加えたんですが、この一工夫に悪戦苦闘し、ブサイクな状態ながら設営が終わったのが何とコンテストスタートの3分前。ギリギリでした。こんな状態なのでまだ公開できる域に達していないと判断し一工夫については非公開とさせて頂きますHi

大抵の局はFMでしょうからFMでスタートすることにします。さすがに433.00近辺の周波数は一杯。かなり上まで上がって433.40付近でようやく空きがあったので慌ててランニングして9時を迎えました。

433.00から離れた周波数ですから最初はあまり呼ばれません。それでもいい感じのSで入感しており期待が持てます。数分で各局が上に上がってきてコンスタントに呼ばれるようになりました。

見通しになる横浜や川崎、世田谷などの東京23区西部がメインで、千葉県の東京湾沿岸部からもコールが多いです。六国見山の言われ通りなんでしょうね。さらには越谷や和光、川口といった埼玉県南部からもどんどん呼ばれます。都心のビル群の先にある23区東部も意外とよく聞こえていました。

いつもHFや50MHzでお世話になっている方からもコールを頂きます。「ブログ見てます」と言っていただける方もおられて有り難いです(とっても励みになりますtnx)。あと「鎌倉はなかなかQSOできないんで有り難いです」と言われる方も多かったです。

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こちらが鎌倉市の中心部なんですが、山に囲まれておりUHFには厳しいロケーションです。そのためQSOが難しいのではないかと思われます。

今日は湘南ならではの日差しがあり、それほど寒さは感じません。やっぱり湘南は暮らすにはいいトコです。もうチャンスはないんでしょうけど・・・うーん。

 
10時45分にはQSOsが100局に達しました。ほぼ1分1局ですが、ここに来てペースが鈍ってきたのでSSBに行ってみましょう。SSBはさすがに少なめ。いいモードなのですがSSBのリグをお持ちの方が少ないようですね。ただFMみたいにすぐに「この周波数使ってますか?」が来ないのでお茶を飲んだりおやつを食べるには便利です。

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今回の機材類はこんな感じです。

リグはFT-817単体です。これに秘密道具としてジャンクで買った卓上型の受信アンプをくっつけています。元はリニアだったそうですがファイナルが壊れてしまい、直そうにもトランジスタが生産中止で復活できないことから送信部分を撤去し単なる受信アンプにしたという代物です(その代わり安かったです)。

送受信のキャリアコントロールでリレーを使っており、その分電力を消費しますから補助バッテリも持ち込んでいます(FNB-85だと5W出せないし、そもそもうちのは寿命が来てるので使えない)。もっともリニアとして送信部分が使えたとしても430MHzのFMでは電力消費が大きすぎてうちのバッテリでは2時間前後しか持たないはずですから得策ではないですよね。

受信アンプは非常に良好で、クリアに聞こえます。特にFMはSSBとかと違って信号が弱いと復調できなくなるためアンプがない状態でスケルチが開くか開かないかの弱いSでもきれいに復調ができるようになり効率がいいです。

 
SSBは40分ほどで12局とペースが鈍かったです。おやつも食べ終わったので再びFMに戻りましょう。まだまだ新しい局が見つかります。

調子のよかったFMも午後に入るとペースが鈍ります。CQを出しても空振りが多くなります。加えて雲が少し出てきました。午前中よりも寒い感じです。バッテリの電圧も下がってきました。そろそろ潮時が近いようです。

13時で切り上げて撤収とします。連続してフルパワーを出すFMはバッテリには厳しいようで補助バッテリを使っても4時間が精一杯でした。高野台13時35分発のバスに乗りましょう。

 

大船からはJRと京急を乗り継いで羽田へ。15時30分発のJAL125便ですから鎌倉を見て回ることはできず早々に帰宅です。疲れたので機内では寝てましたHi

 
本日は430MHzで160局でした。昨年より好成績で楽しめました。3エリアのコンテストでは優勝者ですらこんな局数にはなりません。やっぱり局数が多いとコンテストは楽しい訳で、1エリアはうらやましいですね。

コメント (4)
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