[フェリーさんふらわあが小豆島航路を休止]
大阪-小豆島間で繁忙期のみ運航していたフェリーさんふらわあが当面運休することを決めたようです。
これはジャンボフェリーが神戸-小豆島-高松の航路を今年開設したため、季節運航では利用が見込めないためとみられます。今後はジャンボフェリーをご利用ください。
[羊蹄丸は愛媛へ]
東京の「船の科学館」で展示されていた元青函連絡船の羊蹄丸は科学館の休館により引き取り手を探していましたが、このほど愛媛県新居浜市の「えひめ東予シップリサイクル研究会」に譲渡されることが決まったそうです。
研究会では当面展示した上で解体し、高効率で環境に優しい船舶のリサイクルを目指すそうですが、他にも活用を希望する申し込みがあった中で解体前提の団体に譲渡することには疑問の声もあるようです。
ちなみに日本の船は多くはまだ使えるためフィリピンやインドネシアなどに売られ、現地で活躍しています。現地で活躍後はバングラデシュなどの賃金が安い国に送られ半ば手作業で解体されているそうです。ヘルメットもかぶらず作業するなど危険と隣り合わせであり、廃棄物の管理も適正に行われていないなど問題点もあるみたいです。
[東海汽船 かめりあ丸後継船の建造スケジュール正式決定]
老朽化が著しかった東海汽船の「かめりあ丸」を置き換えるための後継船について建造スケジュール等が固まったようです。
新しい船は5,700トンと4,992トンのさるびあ丸よりやや大きくなり、2014年7月就航予定だそうです。年明け早々に建造する造船所を決め、4月から設計に入るそうです。ちなみに建造費は53億円を見込んでいます。
ちなみにさるびあ丸の4,992トンという中途半端な数字は、建造当時東京港にあった5,000トン以上の船に対する入港制限(入港・出港できる時間帯が決まっていた)を受けないようにするためでした。現在この制限は緩和されています。
[石垣島で航空運賃値下げの署名を展開中]
スカイマークの那覇-宮古線参入でこの区間の航空運賃が下がったことに影響されて石垣島でも同様の値下げを求める活動が起きているようです。竹富町にも呼びかけて共闘態勢を作ろうとする動きもあるみたいです。
しかしながら滑走路の短い現在の石垣空港を使う限り、乗客を定員一杯乗せられないなど運航コストがかかることから、現実には難しいだろうと思います。
石垣島の場合、2013年に新空港に移転し乗客の搭載制限が解除され、スカイマークの乗り入れも予定されています。運賃が下がるとすればこのタイミングではないかと思います。ただ、現在運航しているJTA・ANAの2社は新空港へ移転すると輸送力が過剰になりますので便数を集約して削減する可能性もあると思います。運賃引き下げと引換に利便性が下がる可能性もゼロではないです。