伊良部島移動運用メモ
[宮古島市伊良部島]
伊良部島は宮古島市に属します。宮古地区の広域合併前は宮古郡伊良部町でした。
お隣の下地島とは狭い海峡で隔てられており、いくつかの橋で結ばれていますので事実上一体化した島です。両方合わせて7500人ほどが住んでいます。下地島には数十人しか住んでいないそうですから、ほとんどの方は伊良部島に住んでいるようです。
古くから漁業で栄えた島で特にカツオ漁を得意としているようです。宮古島に頼らなくても最低限のことができるようにインフラが整えられており、県立高校も設置されていますが、広域合併後は宮古島への依存度が上がっているようで、伊良部高校の廃校(宮古高校への統合)が検討されているようです。
宮古島に面しない側の海はたいへんきれいで、ダイビングなどの観光業もさかんです。
伊良部町時代は珍しいため移動運用で呼ばれましたが、現在は宮古島市となり、レア度が下がってしまった影響から移動運用はたまにある程度になりました。アクティブな固定局はいない模様で、バンドによっては長期間運用がないケースもあります。
[島内での運用]
島内にはいくつか公園などがありQRVできそうです。
[島へのアクセス]
宮古島の平良港から伊良部島の佐良浜港まで宮古フェリーとはやて海運がフェリーや高速船を運航しています。高速船で15分前後、フェリーで25分前後かかります。両社あわせて高速船が23往復(冬期は21往復)、フェリーが13往復あります。通学利用もあるため本数は多い方だと思います。往復乗船券もありますが、同じ会社で往復する必要があります。宮古フェリーは平良港ターミナルまたは船内で精算、はやて海運は乗り場近くの小屋で乗船券を販売しています。
現在宮古島との間に橋が建設されており、完成すれば便利になると言われています。
下地島には3000m級の滑走路を持つ下地島空港がありますが、国内航空会社の訓練用として使用されており、現在定期航空路線はありません。
[島内でのアクセス]
共和バスが島内の路線バスを運行しています。しかしながら公式サイトがない上にバス停には出発地(佐良浜港・佐和田車庫)の時刻表しか掲示されていません。掲示されている時刻は通過時刻ではないため注意が必要です。運賃も車内掲示しかないなど地元以外の者には分かりにくいため使えないと思います。
宮古島の共栄バス・八千代バスも似たような傾向があり、旅行者には使いにくい存在です。現状では空港アクセスにもなっておらず、石垣島とは大きな差があります。
このほかタクシーが佐良浜港に待機しているようです。
[宿泊施設]
お隣の下地島を含め民宿やホテルがいくつかあります。
[島内の店]
佐良浜港近くにAコープがあるほか何軒かスーパーがあります。特筆すべきは島の中央付近にあるファミリーマートです。この規模の架橋されていない離島としては非常に珍しい存在で、島民も重宝しているそうです。
食事処は佐良浜港のアギヤーなど数カ所ありますし、港をはじめ商店でもお弁当を売っています。
ATMは郵便局にあります。
[おみやげ]
伊良部島が発祥とされるうずまきパン、名酒揃いと言われる泡盛、島でとれたカツオの加工品などが代表的なお土産です。伊良部のカツオはおいしいらしく、カツオの南蛮漬けなど人気の加工品があります。
先ほどのアギヤーや港の待合所にある売店などで販売しています。
[注意点]
島内は比較的平坦ですが、佐良浜港へは急な坂があります。