本田技研工業(ホンダ)が家庭用カセットガスを燃料とする発電機「エネポ」を来春発売するそうです。正式リリースはこちら。
ホンダでは今年3月にコンロ等に使用する家庭用カセットガスを燃料とした小型耕耘機を発売しており、はやくも年間販売予定数の6,000台を突破するヒット商品となったことから、カセットガスを利用した機器の第2弾として発電機を開発したとのことです。原理は簡単で、カセットガスでエンジンを回し、直結された発電機で発電するという次第。エンジンもガソリンエンジンとほぼ同じで、気化器がいらない分わずかですがコンパクトになるでしょうね。
正弦波インバータによる900VA(100V 9A相当)の電力が得られるそうで、50Wのリグでも十分使えそうです。写真を見る限りキャスター付きですから持ち運びも比較的楽ではないかと思います。
カセットガスはスーパーやホームセンターで手軽に入手できますし、ガソリンと違って管理が楽ですので取り扱いの利便性が大きくアップすると思われます。ただしカセットガスは航空機への持ち込みが禁止されていますし(預け荷物としても禁止)、船への持ち込みも船会社によっては禁止されている場合があります。発々のガソリン同様危険物に該当しますので、交通機関へは必ず確認をとってから持ち込んでください。
気になる価格や発電可能時間等は未発表です。今後のリリースを待ちたいと思います。
個人的にはカセットガスを燃料電池の燃料にできないかな、と思っています。燃料電池の方が発電効率が高いはずですので、画期的な電源ができるのではないでしょうか。