28MHz用軽量ダイポールの製作の続きです。
部品はこの画像の通りです。
コアとラグ板は日本橋のパーツ店で購入しました。2.5D-2Vは秋葉原の九州電気で購入した大雄電線製です。2.5D-2Vは3D-2Vの2/3の重量であり、50MHzまではケーブルロスも低いので軽量化にはもってこいのケーブルです。
残る部品はコーナンで調達。エレメントはスピーカー用コード(3m)、ロープ、プラスチックチェーンの連結ジョイント(絶縁碍子がわり)、取り付け用のS字フックです。いずれも安く手に入ります。しかも軽いのでFBです。
最初にバラン部を作ります。よくポリウレタン線とかをトリファイラ巻きにして強制バランを作っていますが、私は同軸ケーブルを直接コアに巻き付けるフロートバランにしています。これは構造が簡単で工作が容易なこと(=断線等のトラブルが少ない)、設営環境によっては非対称になることがあり、無理に強制バランを使うこともないだろうという判断によります。
コアにケーブルを巻き付けます。2.5D-2Vは細いので大きなコアでなくてもそのまま巻くことができます。この点でも有利です。
2Pのラグ板は同軸とエレメントとの中継用です。ベーク板にある穴にエレメントを通し結びコブを作っておくことですっこ抜け防止になります。これで張力をかけても大丈夫です。エレメントの反対側は「しっぽ」を残す形で連結ジョイントに結びつけます。絶縁碍子の代用品ですがQRPなら全然大丈夫です。あとは取り付け用のロープを結んだらほぼ完成です。
あとは調整です。これは次回ご紹介します。