28MHz用軽量ダイポールの製作の続きです。
できあがった28MHz用のダイポールを調整しましょう。場所はいつもの猪名川調整場です。ここはコンクリートの土場にフェンスがあり、伸縮ポールの固定に便利なのです。
アンテナを固定します。伸縮ポールのステーリングにS字フックで引っかけるようにしました。これだとワンタッチで設営でき非常に便利です(18MHzのDPもこれに交換しました)。
アンテナアナライザーなんて高級な物は持っていませんので手持ちのSWR計が頼りです。「しっぽ」を1~2cmずつ切って合わせてゆきます。
今回調整点を28.6MHz付近にしました。メーカー製ですと28.4MHz付近に調整点を持ってきているようですが、私はコンテスト用に最適化しました。最終的には28.6MHzでSWRが1.2となりました。これで十分でしょう。
エレメントが細いのでSWRが1.5以下となる帯域はそれほど広くありません。FMの29.3MHzでは2.5前後でした。FMはコンテストでは使わないから問題ないでしょう。あとは給電部をビニールテープで巻いて簡易防水加工をしたら完成です。
JS3OMH局にNR22Lと聞き比べテストをお願いしました。OMH局はHA750BLですので適度にSが弱くなり、テストには都合が良かったみたいです。レポートはNR22Lで53、ダイポールが55とのことでした。
重量も同軸ケーブル込みで缶ジュース1缶分に近い重量となり、かなり軽くなりました。コンテストでの実戦投入が楽しみです。