見もの・読みもの日記

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中国映画『無極』がお披露目

2005-05-14 22:05:53 | 見たもの(Webサイト・TV)
○陳凱歌(チェン・カイコー)監督 映画『無極』

■真田広之最新作カンヌでお披露目(goo映画 2005/05/14)
http://movie.goo.ne.jp/contents/news/NFPkfuln20050514052/

 中国映画『無極』(英語名:The Promise)のお披露目イベントが、カンヌ郊外で行われたらしい。5月12日夜、『スター・ウォーズ』や『ラスト・エンペラー』のパーティに使われたこともあるラ・ナプール城(Chateau de la Napoule)で、11分間の映像が初公開された。

 私は、ときどき中国語の芸能サイトを斜め読みしている程度で、中国映画にも韓流ドラマにも、さほど熱い関心は持っていない。最近、映画ニュースに《無極》というタイトルが頻繁に載るなあ、と思っていたが、誰のどんな作品か、全く分かっていなかった。そうしたら先日、「新浪網」のTOPに、弓を引き絞る美々しい武人の写真が出ていたので、しばらく見とれてしまったら、実は真田広之だったという次第。

■《無極》劇照独家曝光-真田広之扮相俊美(中国語)
http://ent.sina.com.cn/m/2005-05-13/0317722437.html

 ところで、張東健って誰?って首をかしげていたら、今日の日本語ニュースで、これが韓流スターのチャン・ドンゴンであるとやっと分かった。あと、ヒロインの張柏芝が、セシリア・チャンという香港のスターであることも。

 下記によれば、《無極》のストーリーは秘密に保たれていて、出演者は台本を持ち出すことが禁じられているそうだ。推測によれば、模糊とした時代設定だが、歴史上の人物も多少出てくるらしい(一説では3000年前とも。歴史上の人物って、三皇五帝か?)。ひとことで言うなら、”中国版『ロード・オブ・ザ・リング』”という表現があって、なるほど、と膝を打ってしまった。

 しかし、中国の大衆文芸・演劇・映画は、つかず離れず、歴史に寄り添うのが伝統である。もし本当に『ロード・オブ・ザ・リング』のような純正ファンタジーが構想さあれているとしたら、これは一国の文芸の伝統に対する挑戦であるとも言える。興味深い。

 また別の情報では冒頭はこうである。死体のころがる戦場で、食べ物を探していた少女に、ひとりの美しい巫女が声をかける。「お前は世界中の男に追い求められる姫君になりたくないか? その代わり、お前は永遠に真実の愛と快楽を体験しなければいけない(但代価是ni将永遠無法体験到真愛和快楽)」。 少女は「はい」と答える。あ~だから“3000 years ago”であって、かつ“in the future”なのか。なんか『火の鳥』みたいでもあるな。

■《無極》総合サイト(新浪網):劇情(あらすじ)簡介あり(中国語)
http://ent.sina.com.cn/m/c/f/wuji/index.html
コメント
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