○NHK金曜時代劇 柳生十兵衛七番勝負(1)「闇の剣」
http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/index.html
嵐の年度末が終わって、久々に早く帰れたので、テレビをつけたら時代劇をやっていた。しかもチャンバラである。ほう、珍しいなと思いながら、引き込まれて最後まで見てしまった。
むかし、私が子供の頃は、毎日どこかのチャンネルで必ず時代劇をやっていたと思う。もっとも内容はマンネリで、あまり面白いと感じたことはなかった。いつの間にか、テレビ時代劇は、すっかりすたれてしまった感がある。
その一方、私は最近、中国の古装劇にハマっている。これは面白い。武侠もの、人情喜劇、シリアスな歴史ドラマ、どれも好きだが、常になくてはならないのがチャンバラである。ただし、中国の場合、基本は剣劇でなくて功夫(カンフー)アクションだ。特殊効果を用いた劇画テイストの演出で、美男美女のヒーロー/ヒロイン(武侠もののヒロインは強い)をさらにカッコよく見せてくれる。
日本のテレビ時代劇も、この路線でいけば、再び若い視聴者を獲得できるのではないか、と思っていた。たぶん製作者も気づいているのだろう。『義経』のタッキーを見ていると、このまま、台湾や中国で放映しても違和感なくいけるなあ、と思う。
この『柳生十兵衛』は、もう少し大人の視聴者を狙っているだろうか。出演者はオヤジばっかりだが、なかなかいい。まず台詞がきれいだ。現代語しかしゃべったことのない若手俳優に時代劇の台詞をしゃべらせると、抑揚がヘンで、下手な外国語のように聞こえるが、そういう不快感がない。また、立ったり座ったり歩いたりの挙措動作も、隅々まで時代劇らしい。さすが手錬れの役者さんたちである。
その一方、BGMや演出のカメラワークは現代的、時に実験的で(中国のアクション古装劇に比べれれば抑え目であるけれど)カッコよさに溢れている。今後に期待。来週も見るぞ!
http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/index.html
嵐の年度末が終わって、久々に早く帰れたので、テレビをつけたら時代劇をやっていた。しかもチャンバラである。ほう、珍しいなと思いながら、引き込まれて最後まで見てしまった。
むかし、私が子供の頃は、毎日どこかのチャンネルで必ず時代劇をやっていたと思う。もっとも内容はマンネリで、あまり面白いと感じたことはなかった。いつの間にか、テレビ時代劇は、すっかりすたれてしまった感がある。
その一方、私は最近、中国の古装劇にハマっている。これは面白い。武侠もの、人情喜劇、シリアスな歴史ドラマ、どれも好きだが、常になくてはならないのがチャンバラである。ただし、中国の場合、基本は剣劇でなくて功夫(カンフー)アクションだ。特殊効果を用いた劇画テイストの演出で、美男美女のヒーロー/ヒロイン(武侠もののヒロインは強い)をさらにカッコよく見せてくれる。
日本のテレビ時代劇も、この路線でいけば、再び若い視聴者を獲得できるのではないか、と思っていた。たぶん製作者も気づいているのだろう。『義経』のタッキーを見ていると、このまま、台湾や中国で放映しても違和感なくいけるなあ、と思う。
この『柳生十兵衛』は、もう少し大人の視聴者を狙っているだろうか。出演者はオヤジばっかりだが、なかなかいい。まず台詞がきれいだ。現代語しかしゃべったことのない若手俳優に時代劇の台詞をしゃべらせると、抑揚がヘンで、下手な外国語のように聞こえるが、そういう不快感がない。また、立ったり座ったり歩いたりの挙措動作も、隅々まで時代劇らしい。さすが手錬れの役者さんたちである。
その一方、BGMや演出のカメラワークは現代的、時に実験的で(中国のアクション古装劇に比べれれば抑え目であるけれど)カッコよさに溢れている。今後に期待。来週も見るぞ!