柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

大山祇神社へ

2015年12月15日 | 旅行など
 せっかく、ここまで来ているのだからと「大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)」まで走りました。

 この神社は、その名前からして「山の神」には違いありません。私たちが訪れたのは「下宮」でした。
「御本社」は、さらに一時間ほどの山中にあります。

 私たちが訪れたときは、ほとんど参拝客もなく静かなものでした。
しかし、 6月の「大山まつり」には、とんでもないほどの参拝客が押し寄せるようです。
少し前までは、私たちの「新津駅」から参拝のための団体臨時列車が出たりしていました。
それは、五穀豊穣を願う農家の人たちにとっては「農耕の神」でもあるからでしょうか。








 たくさんの「お札」や「千羽鶴」が、皆さんの切なる願いを表しているようでした。神さまもお忙しく大変ですよね。

いつも思うのですが、日本人は素晴らしいなあ。「一神教で原理主義」的な宗教でなくってよかった。
たしか「廃仏毀釈」などもありましたが、古来から「山々や偉人など」を祀り、心のよりどころとして敬ってきています。
また、伝来の仏教も、さらに鎌倉仏教と言われる日本の仏教を生み出してきました。
「しなやかな」生き方は、日本の自然と関係あるものと思っています。
おなじ「自然」といっても、不毛の砂漠を中心とした荒々しい克服すべき自然の中からは、
「厳しい一神教」しか生まれなったのではないでしょうか。

 なにか、心身ともに清々しさを感じながら、いよいよ今宵の宿に向け出発です。
遠く白くなった峰々は「飯豊連峰」でしょうか。49号線を快適に走りました。


 やがて「鳥井峠」を超えました。もう新潟県です。