柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

今年も第九でした。

2007年12月23日 | 音楽など
 最近の私は、起きがけに「BOSE」のスイッチを入れます。

 するとCD「best of MERA(米良 美一)」から、天使のような歌声で「ヴォーカリーズ、オンブラ・マイ・フ」など私の大好きな曲が次々と流れ出します。
朝の着替え、先顔などがさわやかです。
 このCDは、同好のアマチュア無線家のお友達からのプレゼントなのです。
どうして僕の好みがわかるのでしょうか、いつも不思議に思っているのです。

 今日は日曜日でした。
朝の9時から「NHKの日曜討論会」、同じ時間に某民放「題名のない音楽会」です。ついつい音楽会の方のチャンネルになることが多い私です。
今日もそうでした。
以前からCDなどを買ってよく聴いていた「スーザン・オズボーン」さんが「What a wonderful world!」を歌いました。
そして「スミ・ジョー」さんが「美しく青きドナウ、私のお父さん」を歌いました。
いやー、もうしびれました。

 さて、午後2時から年末恒例となっている「2007新潟 第九コンサート」が「りゅーとぴあ」でありました。
今年の指揮者は昨年と同じ「船橋 洋介」さんでした。昨年の指揮ですっかり魅了されて、今年も期待していました。

 「ベートーヴェン 序曲エグモント」でプレコンサートでした。

 さて本番「第九交響曲」がはじまりました。
新潟交響楽団、新潟第九合唱団、いずれもプロの楽団や合唱団に見られないくらいの大人数大規模の編成です。
それが今までにないくらいのハイレベルなそしてダイナミックな演奏となったのでした。

 そのような見事な演奏を引き出したのは、まさに「船橋 洋介」さんの指揮でした。あの細身の体からオーケストラの各パートへ、ソリストたちへ、合唱団の各パートへと全身全霊で送り出されるシグナルは、各メンバーのもてる力量を見事に引き出していました。

 盛り上がりに盛り上がって終了した「第九」、どなたかが「ブラボー」と声を、すかさず私も大声でステージに向かって「ブラボー!」と叫んでしまいました。
なぜか涙があふれてきていました。
 
 今年の「第九」は特別!でした。

 「第九」が終わると、ほんとに年末という実感がわきます。