柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

第30回ハムフェアー

2006年08月21日 | アマチュア無線
 今年は例年以上に暑さが身に堪えるようだ。
 今日は、8月21日(月)です。久しぶりの書き込みとなりました。

 今年も恒例の「夏の祭典・ハムフェアー」に行って来た。
初日8月19日(土)のことでした。
 最近、体力的な面だけでなく、諸々の資金面で不安を抱える年頃となったので、超ケチケチ予算で行って来た。
要は、衝動買いで何やかやと買わないことに徹することなのだが、例年だとついつい、ということが多い。また、楽しみの一つでもあったのである。
しかし、最近、買ってきたジャンク品などは一年たってもそのまま、ということが多くなってきていた。

 例年のパターンそのもので、新潟から新幹線「とき」で9時半には東京駅着。
京葉線、りんかい線で「国際展示場」。
チケット販売の行列で30分。ようやく入場できる。

 帰りは、会場から「東京駅八重洲口」まで、バスで臨海地区の変わりゆく様子を眺めるのが好きである。
ここ何年かは、日帰りで、このようなパターンとなっている。

 さて、まず予習してきたとおり「JARLコーナー」で「ハムフェアー開催30回記念イベント」の一つ「アイボール30アワード」の台紙をゲット。

 30回の歴史が展示物で見れた。
実は、冬眠からさめた私が、一念発起して「電信級」に挑戦したのが、第10回のときで「晴海会場」であった。ちょうど「JAS-1」という日本のアマチュア人工衛星が打ち上げられて、その通信デモンストレーションが外のテントのなかで行われていた。とても印象に残っていた。
 たぶん、あれから会場はいくつか替わったりしたが毎年ハムフェアーにやってきていた。

 まず、「Cブロックのクラブコーナー」で「KCJブース」でリュックサックを預かっていただいて、それからクラブ関係のブースを一通り見て回った。
ほとんどは、目の前を通り過ぎるだけのブースが多かった。
毎年、変わり映えのない展示のブースが多い。何か「主張」のようなものが感じられないブースが多い。
とても使えものにならないがらくたや、ハムとは関係ないものの展示には、いささか工夫というものがほしところである。

 「アイボール30アワード」の台紙には、アイボールしていただいた局長さんの「コールサインとお名前」を互いに交換していく。
 心臓を強くして「QRPの里」コーナーでは「JA1AA」さんにアイボルQSOをお願いした。また私の所属する「KCJのブース」には、何度もQSOしていただいている私の憧れの「CWマン」が大勢集まってきていた。どんどんアイボールをお願いした。

 さらに、JA0ADさんなどの局長さんたちが「SEA NET」のブースを出している。そこでも多くの方に声をかけて、いつのまにか「30局アイボール」が完成した。
急いで「JARLブース」に駆けつけて、その場で「ハムフェアーアイボール30 アワード」を発行していただいた。これはすばらしい記念になることだろう。
 アイボールいただいた局長さんのリストは提出すると手元に残らない。そこで携帯のカメラでパチリ。実はカメラを持ってくるのを忘れていたのです。情けないことでした。

 午後には、AブロックのJARLコーナーで「工作教室」での教材のいくつかを譲っていただいた。いつもお世話になっているOMさんへのおみやげである。

 Bブロックのビジネスコーナーでは、「GHDキー」のところで、いくつもの製品を操作してその感触を楽しんだ。「うーん、ほしい!」のだが、我慢我慢!

 DブロックのJAIAコーナーでは、ICOMの「X3」なるプロトタイプのトランシーバーが怪しげに輝いていた。

 ハムフェアーにやってくること20回ほど仁なると、さすがに「見学の要領」なども心得てきたようであり、一通りを見て歩いても十分に時間に余裕がある。
 実を言うと、多くの時間は「KCJブース」でどっかりと休んでいたのである。

 今年は、期待したほどには新製品の発表・展示も少なかった。しかし、それでいいのでは無かろうか。
 外見的には変化が無くても、ファームウェアーのバージョンアップ、時には内部ハードの追加や交換などという、息の長い製品作りに努力を傾注してほしいと思っている。
 
 私は、ようやく涼しくなりかけた会場を後にバスに乗った。
もうすでに、来年も行こうと思っている。そこには、いつも何か期待を裏切らないものがあるから。