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柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

りゅーとぴあワンコインコンサート

2015年09月10日 | 音楽など
 昨日(9日)、台風18号の強風、大雨を心配しながら「りゅーとぴあ」に急ぎました。

 ランチタイムコンサート(1コインコンサート)は、どうしても聴きに行きたかった。
「美空ひばりメロディー”チェロ&ピアノ”」でした。

 初めて知った「アラウ・ヴェーリス(春のそよ風)」のおふたり姉妹。
姉「林 はるか チェロ」、妹「林 そよか 編曲・ピアノ」で姉妹ならではの演奏、しびれました。

 もともと私はピアノ演奏を聴くことは大好きでした。加えてチェロの豊かな音色に魅了されました。
プログラム前半は、「サン・サーンス/白鳥」にはじまり、クラシックの演奏がありました。
後半が「美空ひばりクラシックス」、ピアノとチェロでの演奏、程よい編曲。
私には、すべての演奏が素晴らしいものでしたが、特に美空ひばりの絶唱「みだれ髪」に涙が出ました。
私は、「いわき市塩屋岬」の灯台にも行っていました。岬の記念碑で「みだれ髪」を聴いていました。
震災後の塩屋岬をいつか訪れたいと思いながら、思いを果たしていませんでした。




 帰りに、CD「愛燦燦 チェロとピアノで聴くひばりメロディー」を求めました。
じつは「ひばり」さんと私は同じ齢です。やはり、特別な思いがあるのですね。
そのCDを聴きながら、BLOGの打ち込みです。すべて最高、でも「悲しい酒」が泣かせますね。



 今朝ほどは、「新津川」遊歩道をほんのちょっぴりの散策でした。18号は熱低になりましたが、雨災害が心配です。









錦織健デュオ・リサイタル

2015年05月25日 | 音楽など
 昨日24日(日)は、かねてからたのしみにしていた「りゅーとぴあ」での音楽会。
日曜日のことですから、「りゅーとぴあ」の駐車場も満杯に近い状態でしたが、
早めに出かけたことで運よく駐車できました。

 この日はギターの「荘村 清志」とテノールの「錦織 健」のデュオ・リサイタルということで、
とても期待して出かけました。「りゅーとぴあ」の6階ラウンジで「越後姫のジェラート」などで時間調整。
屋上庭園には「マーガレット」が咲き乱れていました。 




 コンサートが始まりました。
広いコンサートホール。ステージではギター演奏用のいすが一つ。
アコースティックギターの静かな「生音」の響き。「アリアと変奏曲(フレスコバルディ)」「麗しのアマリッリ(カッチーニ)」など。
ギターの伴奏でテノールの歌声がホール一杯に響き渡りました。「オンブラ・マイ・フ(ヘンデル)」や、
日本の歌曲「初恋、箱根八里、この道、砂山」、そして復興ソング「花は咲く」など。
マイクやパワーアンプなしの「ホールトーン」を楽しめる演奏会は久々でした。ほんとに、しびれました。




 第2部はギターの名曲「アルハンブラの想い出」で始まりました。リクエストで「禁じられた遊び」、言うことなし。
また、「エストレリータ、アマポーラ、グラナダ」などホールを揺るがすばかりのテノールの響きでした。
まあ、120%満足できたコンサートでした。このような経験は今後ともありそうには思われませんでした。

 コンサートが終わった「ホワイエ」の雰囲気も、とっても素敵な光線状態でした。「NIKON1 J5」でした。

秋の護摩堂山へ2

2014年11月27日 | 音楽など
 「護摩堂山」の「あじさい茶屋」は野鳥たちの楽園でもありました。
茶屋のご主人が、長年にわたり丹精込められてきた環境でもあるようです。

 小さな餌場、これがまたカラスなどの大型の鳥には利用できない仕組みになっているようです。
「ヤマガラ」が飛んできてはヒマワリの種などを加えて飛び去っていました。




 茶屋のご主人の手から餌をもらう、かわいらしい小鳥たち。


 家内も挑戦してみました。


 私の目の前に、ひまわりの種をいく粒かおいてみました。


 いつも、茶屋のご主人にお付き合いして、おしゃべりを楽しんでから下山となっています。


 さてここで、ちょっと話題を替えますね。
秋は「芸術の秋」でもあります。この時期、わたしども夫婦の共通の趣味「音楽・コンサート」なども盛んになります。

 「新潟市市民吹奏楽団・創立50周年 第87回定期演奏会」が「りゅーとぴあ」で24日でした。
私の高校時代の同級生のご子息がタクトを振るということで、招待状をいただいていました。
いそいそと二人で出かけました。
第1部「市吹」でプロ顔負けの演奏、第2部は「新通ジュニアウィンドアンサンブル」の素敵な演奏が披露されました。
さいご第3部「ポップスステージ」ということで、ゲストのドラマーを迎えての迫力、怒涛の演奏が続きました。

 また、昨夜(26日)は、やはり「りゅーとぴあ」で、「スロヴァキア国立放送交響楽団」のコンサートでした。
少し前までは「チェコスロヴァキア」でしたよね。分離独立しても、互いに祖国なのでしょうね。

 まずは「スメタナ」の「交響詩(我が祖国より)モルダウ」でした。
じつはこの曲の中の一部のメロディーが、私の母校「三条小学校」の校歌のメロディーにもなっているので、
いつも、懐かしく不思議に思いながらも、美しいメロディーに感動しながら聴いています。

 そして、「ショパン」の「ピアノ協奏曲第1番」でした。ピアノは「清塚信也」さんで堂々の演奏でした。
この曲は、いつも一部分の「いいとこ」だけのCDなどで聴いていました。今回の演奏で第3楽章まで通して聴けたことは
とてもうれしいことでした。
演奏に入る前のピアノ演奏者の緊張感を感じました。そして、その指先から、あの切ないまでに美しい「ショパン」の
メロディーが生演奏で流れてきました。もう、これ以上の幸せはなかったのです。

 やはり、最後の曲は「ドヴォルザーク」の「交響曲第9番・新世界より」でした。
このオーケストラにとっては、「スメタナ」も「ドヴォルザーク」も定番の演奏楽曲の作曲者でしょう。うらやましいことです。
洗練された、美しく力強い演奏は見事です。最後は盛り上がりに盛り上がって終わりました。私はもう、忘失状態でした。

 帰りには、年末恒例の「新潟交響楽団、ヴェートーヴェン・第九」のチケットを買って帰路につきました。

冬至に第九

2013年12月22日 | 音楽など
 今日22日(日)は「冬至」です。スーパーで「ゆず」を買ってきました。

 午前中は、とてもよいお天気となり予定外でしたが、日差しの中「ブラシにバケツ」を用意して外に出ました。
水道の水をホースで勢いよく「窓ガラス」にかけて、そのあとをブラシでごしごしと洗いました。
家の周りの窓ガラスが、すべてきれいになり、家の中が明るくなったような気がしました。

 今日はまた午後から、例年の定番行事となっている「第九コンサート」に行ってきました。
すでに日差しもなくなり、荒れ模様となっていましたが、「新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)」が会場でした。










 続々と会場に入っていく人、この日「りゅーとぴあ」は3階席までびっしり満席状態でした。
第14回目になる「第九コンサート」です。年々充実の「新潟交響楽団と合唱団」、今年の指揮者は「諸遊耕史」。
圧倒される合唱のエネルギーと唸りをあげるオーケストラの演奏が、怒涛のようにホールを満たしました。
一瞬の静寂の後、私は思わず「ブラボー!」と絶叫してしまいました。
アンコールに「メサイア/ヘンデル」から「ハレルヤ」でした。
 
 今年も「第九」それも「冬至の日」に聴くことができました。
この後「ゆずのお風呂」に入って、「おやすみ」です。ありがとうございます。

クリスマス近し

2013年12月20日 | 音楽など
 街中では、「クリスマス」が近いので、いずこからともなく「クリスマスのメロディー」が聞こえてきています。

 「クリスマス」が近いということは「冬至」が近いということでもあります。
私などクリスチャンでもないのに「クリスマス」が待たれるのは、むしろ「冬至」を待ち焦がれているからなのでしょうね。
「県立植物園」でのクリスマスデコレーションの様子です。幼稚園児たちがキャーキャーと楽しそうでした。












 18日午後「りゅうとぴあ」で「チェコ少年合唱団」の「クリスマス・コンサート2013」を聴いてきました。
第1部「ヨーロッパのクラシック」
「アヴェ・マリア/カッチーニ」「モルダウ交響詩(わが祖国)より/スメタナ」「ハレルヤ/ヘンデル」など
第2部「「チェコ、モラビア、スロバキアの民謡」
「鐘の音/チェコ民謡」「水の流れ/モラビア民謡」「おお、牧場はみどり/チェコ民謡」など
第3部「ミュージカルとクリスマスソング」
「ブロードウェイ・メドレー」「ホワイトクリスマス/バーリン」そして「花は咲くBELIEVE/日本」などなど。
多くのアンコール曲を歌ってくれました。「ふるさと」や「歓喜の歌」など。
可愛い坊やから大きな少年たち32名によるすばらしいハーモニーとパフォーマンスに、それはもう満足、幸せでした。

 「チェコ」というと、厳しい歴史的な苦難を乗り越えてきている、しかし、素晴らしい国というイメージです。
今回のような、すばらしい「少年合唱団」があるというだけでなく、
「スメタナやドヴォルザーク」のような「祖国を愛する音楽家とその作品」が世界中で演奏されているということ。
 「モルダウや新世界」を聴くたびに、うらやましく思っています。
日本にも、このような「音楽の巨人」がほしいです。

アルストロメリア

2013年06月27日 | 音楽など
 我が家の庭では、ちょっと盛りを過ぎてはいますが「さつき」と「アルストロメリア」の花が、今の主役です。

 「ツツジ」が咲き終わると、やおらポツポツと咲き始める「さつき」です。
数年前、ウォーキングの道すがらに咲いていた「アルストロメリア」の株分けをしていただいて、我が家の庭に
植えておきました。毎年、増えながら、じゃんじゃんと咲いてくれています。










 今日(27日・木)は午前、かかりつけ医院で「胃カメラ」検査でした。ポリープがあり検査に出していただきました。
ちょっと、心配しています。じつは、「人間ドック」でバリウムを飲んでポリープの存在がわかったのでした。

 今日の午後は「にいがた音楽鑑賞会」で「大谷康子」さんのヴァイオリン演奏「クラシック名曲の旅!」でした。
会場は「りゅうとぴあ・コンサートホール」でした。
「大谷康子」さんの演奏会には、何度か出かけていました。また、彼女は「東京交響楽団」のコンサートマスターでもあり、
そちらでの演奏でも、何度か耳にしている彼女の演奏でした。
いつも、素晴らしい演奏とエンターテーナーとしての人柄に惚れ込んでいました。

 じつは「春風亭小朝」さんの音楽小話、ピアノ伴奏の「藤井一興」さんによるピアノソロ「ドビュッシー・月の光」、
いずれも、思わず唸るほど、すてきな「お話と演奏」だったのです。
「大谷康子」さんはまさに名曲の数々(愛の喜び、G線上のアリア、ハンガリア舞曲第5番などなど)を演奏してくれました。
「ツィゴイネルワイゼン」は2000回を超える演奏をされたとか。
その演奏が終わり、私は感極まって「ブラボー!」と叫びました。
あの広いホールに私の声が響きました。さいわい「大谷」さんは右翼席の私に気づいてくれたように思いました。

ラ・フォル・ジュルネ新潟2013

2013年04月29日 | 音楽など
 今年で3回目でしょうか、「ラ・フォル・ジュルネ」。
今年は「オール モーツアルト」でした。それなのにいろいろとありました。
ようやく28日(日)になって、一日を「モーツアルト」のためにすごすことが出来ました。

 「りゅーとぴあ劇場」で「マタン・ポラト」さんのピアノ演奏、最後の曲が「トルコ行進曲」でした。
「コンサートホール」での「フルートとハープのための協奏曲」、それに「クラリネット協奏曲」はすばらしかった。
再び「劇場」で、「鈴木愛美」さんのソプラノ、そして「敬和学園高校混声合唱」による「アヴェ・ヴェルム・コルプス」、
これはモーツアルトも喜んだであろうほどにステキ!でした。










 なにしろ、たくさんプログラムされていて、全ての楽曲を聴くなどと言うことは出来ません。
あらためて、我が家のステレオ装置で「交響曲(39番、40番、41番)」を聴こうと思っています。

 赤いチューリップの写真は「音楽祭 ラ・フォル・ジュルネ」にいかがでしょうか。

秋雨前線

2012年09月11日 | 音楽など
 今日は日本海側に「秋雨前線」が伸びていて、あちこち豪雨のようです。

 私の所では、昨日までの33度くらいから30度以下となり、ずいぶん涼しくなっています。
しかし、蒸し暑さはかなりなものです。夕方から、かなりの降雨が予想されているようです。

 先日、秋を求めて「県立植物園」に遊びました。
まずは、大きな鏡に映っている自分に気づいて「ぱちり」。










 我が家では、このたび長男が新しく「CDプレーヤー」をグレードアップしてくれました。
「ESOTERIC K-05」です。「スーパーオーディオCD」にも対応していて、さすがにすばらしい音質を楽しむことができます。
まあ、一応はシステムのグレードアップは区切りがついたようです。




 SACD録音の「佐渡 裕指揮、ベルリン・ドイツ交響楽団、ドヴォルザーク 交響曲第九番(新世界より)」などを
聴いたりしています。
ドヴォルザークのように祖国を思いをやる、そんな大作曲家が日本にもほしいなあ、うらやましく思いますね。

ピュアーサウンド

2012年02月13日 | 音楽など
先週の連日の大雪も、週末土曜日(11日)には快晴となりました。

 その土曜日、「フォーミュージック」のお二人の方により、我が家のサウンドシステムの納品、セッティングが終了しました。

 スピーカーはビートルズゆかりの「アビーロード(英国)」から「Bowers&Wilkins」のシステムです。
そしてアンプは、もちろん日本の誇る「アキュフェーズ」です。






 かつて、私がオーディオに凝っていた時代とは、大きく変わりました。
LPレコードを聴くためには「オプションボード」が必要でした。
 また、「CDプレーヤー」からは「DA変換」せずに、アンプ側で処理をするオプションボードもつけました。
これにより、パソコンからの「USB経由」でハイビットレートのソースを聴く事も可能となったのです。
以上は、すべてスポンサーは長男です。

 さてさて、待ちかねた試聴タイムとなりました。
ソースはあらかじめ吟味しておいた、録音の優れた「CD」を選びました。
今回のネックとなっているのは「CDプレーヤー」です。
まず、プレーヤーのDA変換を通した、普通の再生です。「うん、まあ、いいか」。
次に、アンプにはデジタル出力でインプットして、アンプ側で処理をしてみました。「ひあー、これって、すごい!」。

 さらに、あらかじめ入手していた「ビートルズのスタンダードナンバー」のハイビット録音のDATAをUSBでアンプに送り込みました。
これぞ、ハイファイの極み、まさに「ピュアーサウンド」のすさまじさを耳にすることができたのです。


 翌日、日曜日のことです。
体調不良の家内を気遣って、次男も我が家にやってきました。
私と二人の息子で、しばし、オーディオルームで試聴を楽しみました。
それは、彼らの若かりし頃のコレクションの「LP盤」でした。
「松田聖子・Pineapple」「AKINA NAKAMORI・FIRST」「喜多郎・シルクロード」「交響組曲・宇宙戦艦ヤマト」であったりでした。
生き生きと爽やかに、あの青春の日々を目の前に再現してくれるサウンドに、すっかりしびれた一時となりました。

サウンドのVer.Up

2011年12月29日 | 音楽など
 我が家では、ちょっとした革命が進行中です。

 私の右耳に「耳鳴りが」発生、耳鼻科での検査結果はかなり「高音低音部の聴力低下」でした。
年齢から考えてもあり得ることかと、受容しています。

 このことを契機に、部屋の中にデーンと構えていた「スピーカーシステム、アンプ類」を一掃していました。
40年ほど前の自作システムでした。どうせ「よい音」などわかりはしないのだから、場所もとらない「ミニコンポ」で十分。
それなりに満足して「音を楽しんで」いました。

 この様子をみた、長男が乗り出してくれました。「音」の専門家である彼には耐えられないことだったようです。
ある日、新潟市中央区の「フォーミュージック」さんまで、みんなで出かけて「スピーカーとアンプ」の試聴をしてきていました。

 そのためでしょうか。2度にわたり我が家に「フォーミュージック」さんから試聴用のシステムが届けられています。
以下の写真が現在の試聴用の「アンプ、CDプレーヤー、スピーカー」です。








  
 最後まで廃棄できなかったのが「レコードプレーヤー」でした。
私の遍歴を示すレコードの数々、子供たちの青春譜でもある「ビートルズ、聖子ちゃん」のレコードなどが聴けなくなるわけです。
ビートルズで育ち音の研究者になったり、また「ニニロッソのトランペット」の音でブラバンに入ったり、子供たちの心のモニュメントです。
しかし、このままでは、間違いなくシステムのネックとなりますが、いつの日にか買い換えることになるでしょう。

 夕べのことでした。「CD」で試聴していた長男が音の異変に気づきました。
なんと「省エネ」で取り替えていた「LEDランプ」のノイズがラインから入り込んでいました。
ランプを消すと、とたんに「ピュアー」なサウンドとなりました。恐るべき彼の耳でした。
夜間の試聴によりランプの照明で気づくことができたようです。

 それにしても「LP盤のニニロッソ」の音は往年の音の再現にまでは至りません。
いつか解決しなければならない課題となっています。
いくつかの課題・問題点を楽しみつつ改善していく、オーディオの深みに足を取られずに!そんなところでしょうか。

ウィンナー・ワルツ

2011年01月14日 | 音楽など
 今朝は、湿り雪ではなく、細かい雪(粉雪)が降っていました。それだけ気温が下がっているのでしょう。
昨日は、夕方にはマイナス3度Cくらいまで下がったようでした。
その寒さ本番の中で、秋葉区金津の「白玉の滝」で恒例の「滝打たれ」の荒行がありました。
スナップを撮ってきました。いずれご紹介できるでしょう。

 さて、一昨日のことです。今年も「ニュイヤー・コンサート」があり「ウィンナーワルツ」を堪能してきました。
「りゅーとぴあ・コンサートホール」で「ウィンナー・ワルツ・オーケストラ」による演奏でした。



 Programは演奏曲目によっては、オーケストラの演奏に「バレエ」があったり、「歌(ソプラノ)」がついたりして、
華やかな「ニューイヤ・コンサート」となりました。

 特に第一部では、
ビゼーの「ファランドール」、シュトラウス2世「芸術家の生涯」、レハールの「金と銀」などポピュラーな曲がとてもよかった。

 さて、第二部は、
やはりオーケストラにバレエや歌唱が組み合わされて、華やかなステージとなった。
なかでも、バイオリンとチェロのヂュオによる超絶技巧「剣の舞 や 熊蜂の飛行」では二つのストラデバリウスの競演でした。
続いて「美しく青きドナウ」とバレエのコラボでした。
そして、何曲かのアンコール曲の〆は、やはりヨハンシュトラウス1世の「ラデツキー行進曲」。

 まるで、「ウィンフィルのニューイヤー・コンサート」と同じでした。手拍子で手が痛くなりましたが、満足!満足!でした。

カザルスホール

2010年04月05日 | 音楽など
 このお話も3月31日のことです。

 夕方、ホテルで私たちと長男家族は落ち合いました。
5人での夕食を「イタリアン・レストラン」で済ませ、「御茶ノ水」に急ぎました。

 今日と言う日は、この「日大カザルスホール」での演奏が最後となるかもしれないコンサートの日でした。
そして、このコンサートは長男から私たちへのプレゼントでした。
すでに「カザルスホール」には、ぞくぞくと「縁(ゆかり)の人たち」がつめかけていました。
    

 コンサートの翌日の「読売新聞」の記事を紹介してみます。
「カザルスホールお別れ」と題しての紙面です。

 日本初の室内楽専用ホールとしてクラシックファンに親しまれてきた、東京・御茶ノ水の日本大学カザルスホールが31日夜、22年の歴史に幕を閉じ、最後のコンサートが開かれた。
スペイン生まれの名チェロ奏者カザルスの名を冠した同ホールは、建築家の磯崎新さんが設計をてがけ、1987年にオープン。
2002年に日本大学に売却され、昨春、同大キャンパスの再開発に伴い閉館が決まった。
                                 (以上、引用)

         

 コンサートの第1部は、「水野 均」さんによる「バッハ」などのオルガン曲の演奏でした。
重厚なオルガンの音色を聴き慣れている耳に、「アーレントオルガン」の素朴な音色は、とても新鮮なものでした。

 第2部は「チェロとピアノ」でした。
チェロの演奏は、我が新潟市出身の若きチェリスト「横坂 源」さんでした。
バッハ、シューマン、ベートーヴェンなどのチェロ曲の演奏は、非凡なものを感じました。

 カーテンコールを何度か繰り返し、アンコール曲の演奏になりました。
会場の全照明が消えて、ステージ両サイドの壁だけが青く照明されました。
暗闇の中から静かに流れ出した曲、グーンと心身が沈みこむような、思わず涙が出そうになってきます。

 これは間違いなく「カザルス」の故郷スペインはカタロニア民謡から「カザルス」が編曲した「鳥の歌」です。
平和を求めて世界各地・場所で「カザルスがチェロで演奏」してきた曲なのです。
なんというすごい演出・コーディネートなのでしょうか。「カザルスホール」での最後の演奏曲目としては、これ以上のものは考えられません。
演奏が終わり万来の拍手、名残惜しみつつ「カザルスホール」ともお別れでした。

 じつは、数年前、このホールでヴァイオリニスト「天満 敦子」さんのヴァイオリン演奏による「鳥の歌」を聴いていました。
また、長男からはカザルスの演奏CD「無伴奏チェロ組曲」や「鳥の歌ーホワイトハウス・コンサート」などをプレゼントされていたのです。

 いやー、それにしても久々にすがすがしい感動をいただきました。
明日のことは、明日考えましょう、そんな気分でみんなで夜の「御茶ノ水」を歩きました。
                               (今回の記事の写真は長男による撮影です)

久しぶりのコンサート

2009年12月12日 | 音楽など
久々の「コンサート」と題しましたが、実はコンサートには結構出かけていたのですが、BLOGに書き込むことがなかったのです。

 先月は忘年会の「月」でした。今月は心せわしいながらも「コンサートの月」のようです。4回ほど予定しています。

 水曜日(9日)は、コンサート前にちょっと寄り道をしました。
「NEXT21」の一階アトリウムにおいて「新潟市花のコンテスト入賞作品の展示会」が開かれていました。

 すでに夕闇となり、私の「ひつじ草一番花」も展示されていましたが、うまく撮れませんでした。
やはり、師走です。街にはきらびやかなイルミレーションですが、見てくれている人はちらほらでした。

     

 わたしたちは、それから「りゅうとぴあ」へと移りました。
今宵は「中村紘子 デビュー50周年記念ピアノリサイタル」でした。
  
 中村紘子」さんの演奏には、いつも圧倒されていました。
ベートーベンのピアノソナタ第8番はじめ定番の演目でした。
私たちの座席は3階左側です。
ショパンの練習曲「黒鍵」はまさに黒鍵だけの演奏だとわかりました。
同じくショパンの「革命」とポローネーズ「英雄」には、身震いするような
高揚感を覚えてしまいました。



 さて、昨晩のことでした。
新発田市民文化会館では、「サイ・イエングアン X'mas チャリティ コンサート」でした。
「サイ」さんは、先日亡くなられた平山郁夫画伯の招聘で、日本に来てはや20年とか。
その「コロラトゥーラソプラノ」の美声で今や世界の「サイ・イエングアン」となっています。
第一部 世界の名曲と題して、
「慕情」「Time to Say Goodbye」に始まり、そして石川啄木の「初恋」、これにはしびれました。
そして更に多くの懐かしい曲があり、一部の最後はコロラトゥラソプラノたっぷりの「愛する小鳥よ」で締めくくりました。

第二部は オペラのアリア集からでした。
彼女を「世界のサイ・イエングアン」にしたのはなんと言っても歌劇「魔笛」よりの「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」でしょう。
これを第二部の最後に歌ってくれました。

 さらにアンコールには心和む何曲かを歌ってくれ、聴衆はなんとも言えない至福のときをもてました。
暖かい余韻を残しながら、コンサートは終了しました。

雪国植物園と音楽会

2009年04月21日 | 音楽など
 「新潟音楽鑑賞会」での私たちのグループ名は「シラネアオイ」という花の名前です。

 長岡市の里山を利用した自然そのものの「雪国植物園」に行って来ました。
家内のお友達から「シラネアオイ」が咲いていたわよ!の情報で飛び出したのです。   
      
         
             
                  
 さて今日は、その音楽鑑賞会の定例コンサートでした。
「森 麻季&横山幸雄デュオリサイタル」でした。

 横山のピアノ伴奏で、森の独唱。
ヘンデルの「オンブラ・マイフ」や「涙の流れるままに」など、彼女のコロラトゥーラの美声が「りゅーとぴあホール」に響き渡りました。
 横山のショパンの「アンダンテ・アスピナートと華麗なる大ポロネーズ」、まさに華麗なピアノ演奏に酔いしれてしまいました。

 後半、第二部も二人の演奏は、それこそ最高でした。
2010年はショパン生誕200年。横山はショパンのシリーズを各地で演奏しているそうです。「ピアノ協奏曲第一番」他のCDを、ついつい買ってしまいました。


    

           

               
             「雪国植物園」では、「イワカガミ」や「ヤマブキ」など、さまざまなお花が咲いていて、まるで夢のような所でした。そして「かえる」まで歓迎してくれて私のそばを離れようとしませんでした。

ニューイヤー

2009年01月02日 | 音楽など
 元旦と今日(2日)、朝のうちは屋根に白いものがうっすらでしたが、すぐに消えてしまっています。

   お正月ですから、福寿草や紅梅の写真を飾ってみています。
    

 忘れないうちに、年末年始のことをちょっとメモしておこうと思います。

 大晦日の夜、8時頃に「りゅーとぴあ」に出かけました。
4年に一度、3回目となる「にいがたジルベスターコンサート2008」です。
家族5人の席はステージサイドの2階席でした。

 大晦日だというのに、ホールは満席となりました。
「東京交響楽団」の演奏となります。
夜10時近くになり、「開幕ファンファーレ」が鳴り響き、「オルガン・プレ・コンサート」がはじまり、いよいよ開演です。

 オペレッタ「軽騎兵序曲」、ポルカ「観光列車」で、まず雰囲気づくりです。
今宵は「ウィーン風大晦日(ジルベスター)」というお膳立てのようです。
ウィーンでの大晦日は「オペレッタ・こうもり」が定番なのだそうです。

 J.シュトラウスIIのオペレッタ「こうもり」ハイライトがメインです。
「序曲」に始まり、アリア、合唱などで人間模様のドタバタ(浮気、疑い、恋心など)が表現されます。典型的なオペレッタということでしょうか。

 オペレッタの第二幕、舞踏会でのゲストによる
「夜明けの歌(郡 愛子)」、「チゴイネルワイゼン(大谷 康子)」などはさすがに圧巻でした。

 今宵のもうひとつのメインは、夜中の零時ジャストに演奏が終わる「カウントダウン」でした。
「秋山 和慶」指揮で「ラヴェルのボレロ」でした。
 11時45分ちょっと前から静かに静かに「小太鼓」がリズムを刻み始め、次々と楽器が変わり、加わり、ダイナミックな音響となって行きます。
最後は大太鼓が加わりました。もう終りです。ちょっと時間が早いか!
さっと指揮者が振り終わりました。
2秒前でした。
そして、2009年!クラッカーの音、ブラボーの叫びが会場に響き渡りました。

 さあ、ここからは「ニューイヤーコンサート」です。
「ファンファーレ新潟」、ポルカ「憂いもなく」、そして定番「美しき青きドナウ」の演奏でした。
「こうもり」も第三幕で、めでたしめでたし、となりました。

 最後はあの曲「ラディツキー行進曲」です。
私たちもこの曲には、拍手で参加、でも時ならぬときにも拍手したりしていました。やがて最高潮に達してコンサートも終わりでした。

 帰り際に、お土産のお酒「八海山」、抽選で当たったワイン「ロゼ」を大事に抱えて、帰宅できたのは元旦の朝、3時近くでした。


 我が家では、元旦の夜NHK TV「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート」も視聴の定番です。そのあとすぐに「名曲アルバム」でした。
実際に「ウィーン学友協会ホール」でのコンサートを聴いている長男家族は、ウィーンの様子を懐かしく見ていました。
かくして、「ウィーン風」を満喫したお正月でした。


 なお、先ほど無線の「QSOパーティー」に参加して、多くのハムのみなさんと「年賀のあいさつ」ができました。
いよいよ、2009年もスタートした、という実感がわいて来ました。