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武四郎の歩いた天塩川 カードに 流域11市町村で無料配布 ゆかりの地やグルメ紹介

2018-11-15 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/14 10:59 更新
 北海道の名付け親として知られ、幕末に天塩川流域を探査した探検家松浦武四郎(1818~1888年)の足跡を紹介するカード「テッシ武四郎カード」が完成した。武四郎の生誕200年と北海道命名150年を記念し、天塩川流域11市町村が発行し、公共施設などで無料配布している。各自治体ごとに1枚あり、武四郎ゆかりの地と、観光やグルメの情報を掲載し、武四郎の業績と天塩川流域の魅力を観光客らにPRする。
 カードは天塩川流域の地域振興を目指し、流域11市町村(上川北部9市町村、豊富、天塩両町)でつくる「テッシ・オ・ペッ賑(にぎ)わい創出協議会」が制作。11市町村と、松浦武四郎の生誕の地・三重県松阪市の計12種類ある。
 カードは縦9センチ、横6センチ。表面には、市町村ごとに武四郎が1857年(安政4年)6月に24日間かけて、天塩川を往復した際、立ち寄った地に設置された案内板や記念碑の写真を掲載。訪れた月日のほか、武四郎が記した「天塩日誌」の記述も引用し、道中やアイヌの人々との出会いなども説明している。
 また、裏面には各市町村の観光と、ご当地グルメの情報を掲載。スマートフォンで読み取り、自治体のホームページにアクセスできる「QRコード」も載せた。
 カードは、全国的人気を誇る各地のマンホールのふたをデザインした「マンホールカード」にヒントを得て、同協議会が発案。作成費は約25万円で、石狩川振興財団(札幌)の助成などを活用した。同協議会事務局の名寄市の田畑次郎・営業戦略課長は「道内外の観光客にカードを通じて武四郎を知ってもらい、天塩川周辺の市町村に足を運んでもらいたい」と話している。
 各自治体ごとに1枚配布している。配布場所は名寄市が駅前交流プラザ「よろーな」の観光案内所、士別市は市立博物館など。カードは各千枚あるが、1人1枚まで。配布場所は同協議会事務局の名寄市のホームページで紹介している。(鈴木宇星)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/248043
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