先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ「象徴空間」開設へ2年

2018-04-25 | アイヌ民族関連
読売新聞2018年04月24日
 白老町で建設が進むアイヌ民族に関する国立施設「民族共生象徴空間」の開設まで24日で2年となる。現地では慰霊施設に高さ約30メートルの巨大モニュメントが完成し、運営団体も設立された。一方、多くの来場者を集めるための仕掛け作りなどに課題もあがっている。
 象徴空間は、国立民族共生公園と国立アイヌ民族博物館で構成。公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌市、アイヌ文化財団)と、3月に閉館したポロトコタンの一般財団法人アイヌ民族博物館(白老町)が今月1日に合併して発足した「アイヌ民族文化財団」が運営する。
 新たに研究員9人を採用し、アイヌ語やアイヌ文化の研究成果を発信する。国立博物館では閉館したアイヌ民族博物館が所蔵していた約8000点の資料に加え、新たに購入した民具などから約500点を選び、入れ替えながら展示する。
 アイヌ政策を担う内閣官房アイヌ政策推進会議は年間来場者100万人を目標に掲げる。会議の作業部会委員たちは、視察した米ハワイの先住民施設を参考に「アトラクションの要素を取り入れてはどうか」「巨額の税金をテーマパーク的な施設づくりに投じて理解が得られるか」など議論を重ねた。多くの来場者を呼び込むため、現在、施設の設計変更も検討している。
 北海道アイヌ協会の加藤忠理事長(79)は「多くの人がアイヌ文化や歴史を正しく理解できる施設にしてほしい」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20180424-OYTNT50070.html
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アイヌの味、駅弁に…札幌駅 | トップ | BeautifulName ... »
最新の画像もっと見る

アイヌ民族関連」カテゴリの最新記事