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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ文化 楽しく体験 白老・ウポポイで「キッズデイ」

2023-08-22 | アイヌ民族関連
会員限定記事
北海道新聞2023年8月21日 21:20(8月21日 21:22更新)

トゥレッポんやそらさん(中央)と一緒に、アイヌ語を使いながら楽しく踊ったイベント(斎藤雅史撮影)
 【白老】「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の体験学習館3号館で、子どもたち向けにアイヌ民族の暮らしを紹介する紙芝居や体験ステージが行われた。約150人が参加し、体を動かしながらアイヌ文化について楽しく理解を深めた。
 アイヌ文化を親子で楽しむイベント「キッズデイ」(11~13日)の一環で、12日に実施。ウポポイのPRキャラクター「トゥレッポん」の作者で、札幌の絵本作家そらさんを招いた。
 紙芝居は、トゥレッポんが夢の中でアイヌ民族の暮らしを学ぶ内容。狩りに行く前に安全を願ってカムイにお祈りをしたり、木の皮から糸を作ったりする場面が紹介された。そらさんが物語を読み、会場のスクリーンに絵が映し出された。
 ・・・・・
(武内敦貴)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/896065/

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伝統の舟下ろし楽しむ 平取でアイヌ民族の儀式

2023-08-22 | アイヌ民族関連
会員限定記事
北海道新聞2023年8月21日 18:56

チプ(丸木舟)での川下りを楽しむ参加者
 【平取】アイヌ民族の伝統的な舟下ろしの儀式「第54回チプサンケ」(実行委主催)が20日、町二風谷地区で行われ、道内外から来た参加者がチプ(丸木舟)で川下りなどを楽しんだ。
 新しく作るチプに魂を入れる儀式。今年は新造の舟はなかったが、儀式の伝承やアイヌ文化を知ってもらおうと実施した。
 川下りは二風谷ダム付近の沙流川流域で行われ、町内外から約250人が参加した。川沿いで神への祈りの儀式「カムイノミ」が行われた後、ヘルメットとライフジャケットを身に着けた参加者は5人ずつぐらいに分かれて長さ約5メートルのチプに乗り込んだ。チプは全5隻で、約1キロの川を15分ほどかけて下った。
 ・・・・
(杉崎萌)
※「チプ」のプは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/895949/

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平取町でアイヌの舟おろしの儀式「チプサンケ」(動画)

2023-08-22 | アイヌ民族関連
NHK08月21日 08時43分

日高の平取町で20日、手作りの丸木舟に魂を入れて安全などを祈願するアイヌ民族の伝統的な儀式「チプサンケ」が行われました。
「チプサンケ」は、アイヌ語で「舟おろし」の意味があり、人や物資を運ぶのに使った「チプ」と呼ばれる丸木舟に魂を入れて、安全などを祈願する伝統的な儀式です。
この儀式は、アイヌの伝統文化を広く知ってもらおうと、二風谷観光振興組合などが毎年8月に行っているものです。
儀式でははじめに、「カムイノミ」と呼ばれるお祈りを関係者で行い安全を祈願したあと、長さ約5メートルの5隻の舟にヘルメットや救命胴衣を身につけた観光客が次々と乗り込んで、約1キロ川を下りました。
舟に乗った10歳の男の子は、「バランスを取るのが難しかった」と話していました。また、札幌から来た50代女性は「博物館に飾ってあるような舟に、実際に乗る事ができて、感動しました」と話していました。
※「チプサンケ」の「プ」は小文字。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20230821/7000060104.html

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アイヌ民族の伝統儀式が開催 古式舞踊も披露 平取町二風谷(動画)

2023-08-22 | アイヌ民族関連
STV2023年8月20日 19:19

日高の平取町では新しい舟を水に浮かべるアイヌ民族の伝統儀式、「チプサンケ」が行われました。
アイヌ文化を継承しようと平取町の二風谷地区で毎年行われている、アイヌ民族の伝統儀式「チプサンケ」。
道内外から多くの観光客が参加し、伝統の丸木舟に乗って川下りを楽しんでいました。
(祭主 門別徳司さん)「アイヌの文化が生き続けているってことを知ってもらえればいい」
神への祈り「カムイノミ」が捧げられたほか、古式舞踊も披露されました。
(※チプサンケの“プ”は小文字)
https://news.ntv.co.jp/nnn/1134ls7nh7rp3wqvgn9

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アイヌ民族の壮絶な歴史描く映画「カムイのうた」公開、主演は吉田美月喜

2023-08-22 | アイヌ民族関連
映画ナタリー8/21(月) 12:00配信

映画「カムイのうた」キャスト陣。上段左から吉田美月喜、望月歩。下段左から島田歌穂、清水美砂、加藤雅也。
アイヌ民族の壮絶な歴史を描いた映画「カムイのうた」の劇場公開が決定。Netfilixシリーズ「今際の国のアリス」や映画「あつい胸さわぎ」で知られる吉田美月喜が主演を務めた。文字を持たないアイヌに口伝えで伝承されてきた叙事詩・ユーカラを日本語に翻訳し「アイヌ神謡集」として後世に残した実在の人物・知里幸恵の実話を紡ぐ。
北海道をはじめとした日本列島北部周辺の先住民族として、厳しくも豊かな自然と共存し、独自の文化を築いてきたアイヌ。やがて和人(大和民族)によって差別と迫害の日々を余儀なくされ、生活の糧であった狩猟・サケ漁が禁止された。住んでいた土地を奪われ、アイヌ語が禁止され、「土人」と呼ばれ差別された歴史がある。
「カムイのうた」は、大正時代を舞台に、知里をモデルにした女性・北里テルを主人公にした物語だ。学業優秀なテルは女学校への進学を希望するが、アイヌというだけで結果は不合格。やがてアイヌとして初めて女子職業学校に入学するが、そこでも理不尽な差別といじめが待ち受けていた。ある日、東京から列車を乗り継ぎ、アイヌ語研究の第一人者である教授・兼田がテルの叔母イヌイェマツを訪ねて来る。叔母のユーカラに熱心に耳を傾ける兼田の「アイヌ民族であることを誇りに思ってください。あなた方は世界に類をみない唯一無二の民族だ」という言葉に心を強く打たれたテル。兼田はテルに自分の言葉でアイヌの文化を後世に伝えることを勧め、彼女はユーカラを文字に残すことに没頭する。やがて本格的な研究のため東京へ向かうが、再び北海道の地を踏むことが叶わない運命だった。
テルを演じた吉田は「辛い差別や迫害の中、素晴らしく尊いアイヌの文化が消えてしまうことがないように生涯をかけてユーカラを書き残したその姿は、私達が生きていく上で大きな希望となることだと思います。実際に日本で起きていた決して忘れてはいけない歴史の事実を、この映画を通して知っていただけるように精一杯演じさせていただきました」とコメント。またテルに思いを寄せるアイヌの青年・一三四(ひさし)に望月歩、叔母のイヌイェマツに島田歌穂、教授の兼田に加藤雅也、兼田の妻に清水美砂が扮している。各キャストによるコメントは下記の通り。
「ぼくらの七日間戦争」「写真甲子園 0.5秒の夏」の菅原浩志が監督を務めた「カムイのうた」は、11月に北海道で先行公開。トリプルアップが配給を担当する。
■ 吉田美月喜 コメント
私が演じたテルは実在された知里幸恵さんをモデルとしたアイヌ民族の女性です。
辛い差別や迫害の中、素晴らしく尊いアイヌの文化が消えてしまうことがないように生涯をかけてユーカラを書き残したその姿は、私達が生きていく上で大きな希望となることだと思います。
実際に日本で起きていた決して忘れてはいけない歴史の事実を、この映画を通して知っていただけるように精一杯演じさせていただきました。
■ 望月歩 コメント
一三四を演じさせていただきました望月歩です。
最初お話をいただいたときは、アイヌという言葉は知ってるけど詳しくはわからないという状態で、台本でこんなことがあったんだと驚きました。そこから色んなところに行ったり色んな方からお話を聞いたり、取材を通して作品への熱を高めていきました。この作品に関わる方々一人一人が熱量を出し合い出来上がった作品だと思います。是非、劇場で観ていただきたいです。
■ 島田歌穂 コメント
私の父は北海道出身ですが、今回初めてアイヌの方々の悲惨な歴史に触れ、その中で大切に伝えられてきたユーカラを歌わせていただくことの重みに心が震える思いになりながらも精一杯歌わせていただきました。
アイヌ民族としての誇りを胸に、まさに生命を削りながら偉業を成し遂げた知里幸恵さんのことを一人でも多くの方に知っていただけますようにと願っています。
■ 清水美砂 コメント
何故アイヌ民族の映画が出来ないの? 長年思っていた私のもとにまるで“必然の出会い”の様にこのお話を頂きました。
決して押しつけることなく実話を基に静かに語るこの作品はアイヌそのもの! 作品に参加出来たことを誇りに思います!
“守るべき民族” 今こそ気付きの時だと思うのです。皆さんはどう感じますでしょうか?
■ 加藤雅也 コメント
私が演じた兼田教授という人物は、どんなことが起ころうとも、自分が信じたことは正しいという信念があり、物事をどんどん進めていく強烈なキャラクターです。私はこれまで冷静でクールなキャラクターを演じることが多かったのですが、本作では自分のペースに周りを巻き込んでいくという情熱的な人物をとても楽しく演じることができました。
※「ユーカラ」の「ラ」は小文字が正式表記
https://news.yahoo.co.jp/articles/91404a4b59df4fa753ba459ee7d510fc886d511b

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全国で続々開業中の、星野リゾートの温泉旅館「界」。最新4施設を旅行ジャーナリストがレポート

2023-08-22 | アイヌ民族関連
All About2023年8月21日(月)21時50分 
全国に22施設を有する、星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」。「星のや」に続く星野リゾート“第2のブランド”として、2011年に4軒からスタート。ブランド立ち上げの会見で星野佳路代表が掲げた「全国に30施設を目指す」という目標も、達成が視野に入ってきました。
今最も勢いに乗る温泉旅館「界」。今回は2022年に開業した4つの「界」を紹介し、その魅力に迫ります。館内にいながらご当地の魅力を感じられるユニークで個性的な施設ばかり。あなたはどの「界」がお好みですか?
ポロト湖畔の、とんがり湯小屋の宿で過ごす~界 ポロト(北海道:2022年1月開業)
アイヌ民族の文化継承の拠点でもある白老町、民族共生象徴空間「ウポポイ」に隣接し、館内デザインやサービスに、アイヌ文化を感じることができる「界 ポロト」。
象徴的なのが、アイヌ建築の特徴である「ケトゥンニ」構造に着想を得て作ったという、とんがり屋根の温泉施設「△湯(さんかくのゆ)」。かわいらしく個性的なデザインの建物がポロト湖畔に佇む様子は、アイヌ民族が現代に継承する世界観を彷彿とさせます。
露天風呂はポロト湖に続くように配されたインフィニティ温泉(お風呂と景色が一体化した温泉)。露天風呂へのアプローチは暗く、一層外の明るさを引き立てます。
立ち寄り湯として外来も利用できる「〇湯(まるのゆ)」は、天井にぽっかりと穴が開いており、時間や天気によって、その様子が変わるのが特徴。
自然との一体感を感じつつ、自分とゆっくりと対話をするのにいい空間です。泉質はいずれも、太古の植物由来の有機物を含有した「モール温泉」。茶褐色でぬめりのある温泉は、美肌の湯とも知られています。
ご当地楽(それぞれの地域の伝統工芸、芸能、食などが体験できる「界」ならではのプログラム)は、アイヌ民族が魔除けとして身につけるイケマを使ったお守り「イケマと花香(かこう)の魔除けづくり」。お食事に使われている地元の窯元とのコラボした器の数々もかわいらしく、目でも楽しめます。
続きあり
https://news.biglobe.ne.jp/trend/0821/aab_230821_5801609798.html

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アマゾン奥地でもネット接続 スターリンク設置

2023-08-22 | 先住民族関連
時事通信2023-08-21 16:33
【ノウ?ァエスペランサ(ブラジル)AFP=時事】南米アマゾンの奥地で、ジャガー模様のようなタトゥーを施した先住民族マツェの男性が、動画投稿アプリ「ティックトック」に初めて接続した。男性は「もし私がお金持ちだったら」と題された動画を見て大笑いした。≪写真は資料写真≫
 この村には電気が通じていなかった。しかし、実業家イーロン・マスク氏率いる米宇宙開発企業スペースXが提供する衛星インターネットサービス「スターリンク」が村に設置され、ネットを使えるようになった。
 ペルーとコロンビアの国境に近い北部アマゾナス州バレドジャバリのノバエスペランサ村は、人口約200人。最寄りの町から500キロ以上離れており、カヌーで3日かかる。
 だが、村唯一の学校の屋根に設置された大きな太陽光発電アンテナのおかげで、外の世界とすぐにつながることができるようになった。
 ジャバリ先住民保護区(面積850万ヘクタール)では、19集団のうちマツェを含む7集団がネットに接続された。
 マツェは遊牧的な生活を送る戦闘民族で、1970年代に近代社会と接するようになった。西洋風の服装をするようになったいまも、顔の周りに骨や象牙製の装飾品を着け、狩猟や漁をして暮らしている。顔にタトゥーを入れている高齢者もいる。
 しかし、変化は起きている。
 アンテナが設置された日、携帯電話を持つ人はティックトックやユーチューブに接続したり、ワッツアップで音声メッセージを送ったりした。その多くが10代の若者だ。
 最寄りの町、アタライアドノルテを拠点とするマツェの団体の代表ベネ・マユルナさんは、ネットのおかげでモーターボートに乗らなくても、他の村々と連絡を取り合えるようになったと、AFPに語った。
 ■教育の改善
 ノバエスペランサへのネット開通の資金は、遠隔地でネットを提供するイニシアチブの一環として、アタライアドノルテが負担した。
 受信料も町が払っており、今後はネットの提供を約60の村に拡大する計画だ。これにより、約6000人がネットを利用できると見込んでいる。
 アタライアドノルテで先住民唯一の議員を務めるセザール・マユルナ氏は、ネット開通の目的は教育の改善だと説明した。「将来は、土木技師や地質学者、建築家、弁護士、看護師などの訓練をするのが夢だ」と言う。
 ネットの開通によって住民の暮らしが激変し、伝統文化が変わるとの懸念もある。
 ノバエスペランサでは、高齢者を中心にネットを不安視する見方が広がっている。アンテナ設置後、高齢者らは緊急会合を開き、日没後はネットを遮断することが決まった。教師や医療従事者、首長は例外となる。また狩猟や漁、儀式の日にも遮断される。【翻訳編集AFPBBNews】
https://sp.m.jiji.com/article/show/3025819

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Carlos Niño & Friends─LAシーンのキイパースン、カルロス・ニーニョの新作にアンドレ3000やカマシ・ワシントン、ララージが参加

2023-08-22 | 先住民族関連
ele-king Aug 21,2023 UP

 ジャズ、ヒップホップ、ニューエイジなどを横断するLAシーンのキイパースン、カルロス・ニーニョ。9月20日に新作『(I'm just) Chillin', on Fire』がリリースされるのだけれど、ゲストがかなり大変なことになっている。ララージ、アンドレ3000、カマシ・ワシントン、これは豪華だ。80分を超す2枚組の大作とのことで、期待しましょう。
Carlos Niño & Friends 『(I'm just) Chillin', on Fire』
2023.09.20 2CD Release
カルロス・ニーニョ&フレンズの最新作は、カマシ・ワシントンやジョシュ・ジョンソン、アウトキャストのアンドレ・3000等、カルロスが築き上げてきた表現に共鳴する、強力なミュージシャンが集結した80分を超えるCD2枚組の大作!!
カルロス・ニーニョの「エナジェティック・スペース・ミュージック」は留まることを知らない。LAジャズのメッカでありヒップホップとの結節点でもあったラマート・パークを皮切りに、ウッドストックやベニス・ビーチで録音されたライヴやセッションには、カマシ・ワシントンらLAのフレンズに加えて、南アフリカのズールー音楽を継承するシブシレ・シャバやメキシコの先住民族の音楽を探求するルイス・ペレス、そして路上でフルートを吹き始めたアウトキャストのアンドレ・3000までを招いている。一つのアイデアからシームレスな音楽が生まれること、そのシンプルで大切な事実をこのアルバムは伝えている。(原 雅明 ringsプロデューサー)
[リリース情報]
アーティスト名:Carlos Niño & Friends
アルバム名: (I’m just) Chillin’, on Fire
リリース日:2023年09月20日
フォーマット:2CD
レーベル:rings / International Anthem
品番:RINC109
JAN: 4988044091092
価格: ¥3,300(tax in)
ライナーノーツ: CHEE SHIMIZU
Tracklist :
1.Venice 100720, Hands In Soil (feat. Josh Johnson, Nate Mercereau, Jamire Williams)
2.Mighty Stillness (feat. V.C.R, Josh Johnson, Nate Mercereau, Jamire Williams)
3.Love Dedication (for Annelise) [feat. Surya Botofasina]
4.Flutestargate (feat. Deantoni Parks, Nate Mercereau)
5.Maha Rose North 102021, Breathwork (feat. Laraaji, Photay)
6.Transcendental Bounce, Run to it (feat. Maia, Deantoni Parks, Nate Mercereau)
7.Taaaud (feat. Sibusile Xaba, Jamael Dean, Nate Mercereau)
8.Spacial (feat. Sibusile Xaba, Jamael Dean)
9.Am I Dreaming? (feat. Surya Botofasina, Luis Perez Ixoneztli)
10.Etheric Windsurfing, flips and twirls (feat. Adam Rudolph, Jesse Peterson)
11.Boom Bap Spiritual (feat. Surya Botofasina)
12.Woo, Acknowledgement (feat. Surya Botofasina, Nate Mercereau)
13.Sandra’s Willows (feat. Surya Botofasina, Aaron Shaw)
14.One For Derf (feat. Surya Botofasina, Aaron Shaw)
15.Conversations (feat. Andre 3000, Nate Mercereau, Cavana Lee, Mia Doi Todd)
16.Essence, The Mermaids Call (feat. Woo, Nate Mercereau)
17.Eightspace 082222 (feat. Kamasi Washington, Surya Botofasina, Aaron Shaw)
18.Credits and Thank Yous for DSP Listening (Instrumental Score by Nate Mercereau) (Japan Bonus Track)
販売リンク:
https://ringstokyo.lnk.to/VxLKy8
オフィシャル URL :
http://www.ringstokyo.com/carlos-nino-friends-im-just-chillin-on-fire/
https://www.ele-king.net/news/009489/

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日本女子サッカーは世界的ブームに乗り遅れた 追いつくカギは男女平等の環境づくり

2023-08-22 | 先住民族関連
Sportiva2023年08月21日 10:10 公開
* 石井和裕●取材・文 text by Ishii Kazuhiro
* photo by Getty Images
FIFA女子ワールドカップが開催されたオーストラリアでは、女子代表が男子代表の人気を上回る盛り上がりを見せている。一方でなでしこジャパンがベスト8進出の日本は、WEリーグが苦戦中だ。長年女子サッカーを取材してきたライターに、ブームに乗る強豪国と日本の差をレポートしてもらった。
前編「W杯優勝のスペイン女子国内リーグが盛り上がる理由」>>

W杯5得点で得点王の宮澤ひなたは、WEリーグのマイナビ仙台レディース所属
【注目度で男子を超えたオーストラリア女子代表】
 マチルダズ(オーストラリア女子代表の愛称)は今回のW杯でベスト4と躍進した。準決勝の入場者数は75,784人。欧州王者のイングランド女子代表に真っ向勝負を挑み、ファン・サポーターを最後まで沸かせた。
 オーストラリア国内で、女子サッカーは「プレーするスポーツ」として人気があった。女性の登録選手数が10万人を超えている国は世界中に9カ国しかない(アメリカ、カナダ、ドイツ、スウェーデン、オランダ、フランス、イングランド、オーストラリア、ノルウェー/2019年FIFA発表)。
 ところが、女性の人口が日本の1/5でしかないオーストラリアには、日本の約2倍にあたる11.3万人の女子選手がいる。そのベースがなぜ生まれ、なぜ今大会で「見るスポーツ」としての魅力まで急上昇したのだろうか。
 オーストラリアでは街クラブからトップクラスのクラブまで、ほとんどが男女チームを有し、平等に施設を使用できる。福岡J・アンクラス(なでしこリーグ)で猶本光(現・三菱重工浦和レッズレディース)と6年間プレーした花田亜衣子は、現在、FQPL1ウィメン (Aリーグ・ウィメンから数えて3部に相当)のロビーナ・シティ・サッカークラブでプレーしている。
 彼女によると、オーストラリアでは小さな街クラブでも芝生のグラウンドが4面くらいあるのは当たり前。U-6から大人の年代まで、そして、あらゆる人種のあらゆる層が男女それぞれのチームでプレーできるという。
 大会招致の際に謳われたテーマ「As One」(ひとつになって)を目指し、オーストラリアの女子サッカーは歩んできた。オーストラリアは移民国家。1950年代、第二次世界大戦で荒廃した欧州から移住してきた人々が民族別コミュニティを作り、各地でフットボール(サッカー)クラブが誕生した。
 そして、Jリーグの誕生から遅れること11年、2004年にAリーグが誕生。先住民族も含め、多民族を融和した、地域に密着する新たなクラブを育てた。そして、そこに男女平等が加わるのだ。
 2021年に女子のトップリーグだったWリーグが組織改変しAリーグ・ウィメンと改称。同時に男子もAリーグ・メンとなり、プロリーグは男女が横並びとなった。
 オーストラリア女子代表は早くから男女賃金の平等を実現(男女チーム全体のシーズンにおける総収入の24%ずつを男女チームでシェアする契約)。さらに、今大会開幕直前には、FIFAに対し男女代表チームの賞金格差是正を求める動画を公開している。こうした動きについて、国際プロサッカー選手会(FIFPRO)渉外担当の辻翔子氏は自らの経験からこう話す。
「問題意識の強い国というのもあると思いますが、オーストラリアPFA(プロ選手会)が人権問題や社会問題に対してかなり積極的に働きかけており、それに選手たちが賛同しているのではないかと思います」
 FIFPROは女子サッカー選手の待遇改善のためにFIFAにレター(要望書)を提出する際、早い段階でオーストラリアPFA(プロ選手会)の署名協力を得ている。
 Aリーグ・ウィメンでのプレー経験があり、現在はNPLヴィクトリア・ウィメン(Aリーグ・ウィメンから数えて2部リーグに相当)のハイデルベルク・ユナイテッドFCに所属する大宮玲央奈は、2020年からオーストラリアでプレーしている。その大宮は、女子サッカーの置かれた環境をこのように話す。
「男子も女子も同じAリーグになると聞いた時はすごいと思いました。なぜなら、男女のリーグを管轄するところが一つになるということだから。日本では考えられないです。例えば、男女のダブルヘッダーはメンが第1試合の時もウィメンが第1試合の時もあります」
 女子サッカー界が強く主張し続けた上にマチルダズの快進撃が加わり、今や男女の代表チームの注目度が逆転。オーストラリアのサッカー界はスピーディに変化し続け、これからも変わるだろう。
【変わるきっかけは「グローバル化」と「外圧」】
 そこで気になるのが日本の状況だ。上野千鶴子氏(ジェンダー研究の第一人者・社会学者)をはじめ多くの学者や識者らが以前から指摘する「日本の女子の自己肯定感の低さ問題」が重たい。
 この問題はWEリーグが開催するWE ACTION MEETINGでも取り上げられている。日本の女子選手はオーストラリアやスペインとは全く逆の発想に陥りがちで、「男子の施設を使わせてもらっています」と言葉を発することもある。
 ただ、2つの国の女子サッカー事情を知ると、これを「日本の女子特有の問題」と片づけてしまうのはあまりに酷だ。WEリーグの髙田春奈チェアはヨコハマ・フットボール映画祭2023のトークステージで問題提起した。
「なぜJリーグのチームは『トップチーム』と呼ばれ、同じクラブ内のWEリーグのチームは『女子チーム』と呼ばれるのだろう」
 スペインの「『2つのトップチームを持つ』意識」、オーストラリアの「Aリーグ・ウィメンとAリーグ・メン」とはあまりに違う。プロであっても「アカデミー(育成組織)と同じ一群に見られてしまう」というWEリーグでプレーするプロ選手からの声もあるそうだ。
 勝てなければ2011年の世界一と比較され、試合のレベルが男子よりも低いと揶揄される。声を挙げれば「勝ってから言え」と反発を受ける。批判と隣り合わせで閉塞感から抜け出すことができなかった。
 プロ選手であることに、絶対的な自信を持ちにくい環境だったのだ。それでは選手の魅力やストーリーはファンに伝わらない。根深い「日本の女子の自己肯定感が低すぎる問題」を解決しなければ、日本の女子サッカーに明るい未来は拓けない。
 WEリーグ開幕以前に行なった「2014プレナスなでしこリーグスタジアム調査」によると、観戦者の男女比は男性約70%、女性約30%。年齢は40歳以上が約75%を占めており、Jリーグよりも若年層の来場が少ないことが特徴となっていた。
 そのため、プロ化から2年を費やし各チームが新規来場者の開拓に努力。女性やファミリーが思う存分に一日を過ごせる工夫を凝らしてきた。ちふれASエルフェン埼玉の昨シーズンのホーム最終戦の来場者の約6割が親子観戦となったように、多くのスタジアムでファミリー層や女性が増加傾向にある。
 選手が自信に満ちたプレーを続け、発言し、プロサッカー選手としての輝きを増せば増すほど、その姿を見に行きたいファン・サポーターは増えるに違いない。それは、選手の自己肯定につながっていく。
 前後編を通してスペインとオーストラリアの女子サッカー事情を紹介したが、共通項があったことにお気づきだろうか。いずれも自力だけで発展したわけではない。そこには「グローバル化」と「外圧」があった。スペインはEU加盟が、オーストラリアは女子ワールドカップが大きく影響したのだ。
 日本の女子サッカーは「グローバル化」と「外圧」で変わる絶好の機会を逸したのではないだろうか。多くの人は忘れているが、日本は今回の女子ワールドカップの招致を目指していた。最終の票読み段階で辞退したのだ。
 日本はできるだけ早いタイミングで、再びFIFA女子ワールドカップの招致に挑戦すべきではないだろうか。これも忘れられがちだが、東京五輪の女子サッカーの前売り券は国立競技場も横浜国際競技場も完売していた。
 招致に成功すれば、多くの観客が生き生きとして希望に満ち溢れた世界の女子サッカー選手たちを目の当たりにする。その時日本が、女子のフットボールカルチャーでも世界に追いつく新たなスタートを切れるはずだ。
プロフィール
石井和裕 (いしい・かずひろ)
1967年、東京都生まれ。WE Love 女子サッカーマガジン主筆。2006~2007年モックなでしこリーグ冠スポンサー等スポンサー担当者。FIFA女子W杯は2007、2011、2019、2023年を現地観戦。著書『横浜F・マリノスあるある』『サポーター席からスポンサー席から: 女子サッカー 僕の反省と情熱』『日本のサポーター史』等。なでしこリーグ公式サイト『日本全国なでしこリーグの街を訪ねて』『なでしこリーグのSDGs もう一つのゴール』連載。PRSJ認定㏚プランナー。
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jfootball/2023/08/21/post_78/

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米博物館、人間の脳255個収集 白人優位の主張、裏付ける目的

2023-08-22 | 先住民族関連
東京新聞2023年8月21日 17時17分 (共同通信)
 【ワシントン共同】20日付の米紙ワシントン・ポストは、ワシントンでスミソニアン協会が運営する自然史博物館が、人間の脳255個を含む3万700以上の人体の部位を保管していると報じた。脳の大半は黒人や先住民など有色人種のもので、白人が優れているとの主張を裏付ける研究目的で収集され、遺族らへの返還は進んでいないという。
 首都近郊の東部メリーランド州にある自然史博物館の施設で保管されている。人体の部位は80カ国以上から収集され、多くは1940年代以前に本人や家族の同意がないまま研究者らによって集められたとみられる。入院患者や貧困層、身寄りのない人たちが対象となったほか、墓から盗み出されたものもある。
 脳の収集は1900年代初め、人類の進化に関する研究部門の責任者の下で大々的に進められた。この責任者は白人の優越性を公言し「特に先住民と黒人の脳研究のため、脳の収集が必要だ」と訴えていたという。
 人体の部位の保管については自然史博物館幹部が把握していたが、脳の収集の全容は最近まで不明だった。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/271627

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[時代の証言者]グレートジャーニー 関野吉晴<15>旅先で知った同志の死

2023-08-22 | 先住民族関連
読売新聞2023/08/22 05:00
グレートジャーニー 関野吉晴
 グレートジャーニーは北米大陸に入り、1996年8月に南東アラスカに到達しました。太平洋側のフィヨルドをカヤックで北上する途中に立ち寄った町で、僕は悲しい知らせを受け取りました。友人の星野道夫さんの 訃報でした。
 《星野さんは70年代初頭に初めてアラスカに渡り、その後定住して自然や動物、人々の暮らしを撮り続けた写真家。みずみずしい筆致のエッセーも定評があった。96年8月8日、極東ロシアのカムチャツカ半島で、民放テレビの動物番組の取材同行中、ヒグマに襲われ亡くなった。43歳だった》
 クマの生態について誰より知っているはずの星野さんが、クマに襲われて死ぬなんて到底信じられません。驚きと悲しみで体から力が抜けていくような感じでした。
 亡くなる1週間ほど前に電話で話したばかりでした。星野さんとは、アラスカのブルックス山脈を、1、2か月かけて一緒に歩く約束をしていたのです。そこは彼の代表作の一つである「カリブーの季節移動」が見られる場所。グレートジャーニーの寄り道編に位置づけられる旅になるはずでした。
 「関野さん、シベリアは間に合いましたよ」
 最後に話した時、星野さんが興奮気味に話していたのを覚えています。星野さんはロシア最東端のチュコト半島での取材から戻ったばかりでした。アラスカでは、星野さんが好きな伝統的な先住民の暮らしが姿を消しつつあった。それがシベリアにはまだ残っていたというのです。新天地を見つけた直後の死。残念で仕方ありませんでした。
残り:527文字
https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20230821-OYT8T50133/

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国際NGOワールド・ビジョン、気候変動対策「中米乾燥回廊の再緑化イニシアチブ」を発表。脆弱層1,000万人を対象に「この地域を希望と機会の回廊へ」

2023-08-22 | 先住民族関連
特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン2023年8月21日 14時10分
・中米乾燥回廊はエルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグアにまたがる一帯の土地で、長期の干ばつなど異常気象に対して脆弱なため、人々の生計を脅かしています
・ 人口の60%以上が貧困ライン以下で生活し、700万人以上が食料不安に直面しています
・ 深刻な干ばつと異常な豪雨により農作物が損なわれ、飢餓と避難民を増加させています
・ワールド・ビジョンは、1,000万人の脆弱な人々を支援するために1億USドル(約1億4500万円)を動員することを目指します
世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョンは、2023年8月17日、人道支援と能力強化に重点を置き、地域の自然資源を回復しつつ持続可能な生活を確保するための新たな気候変動対策「中米乾燥回廊の再緑化イニシアチブ」の開始を発表しました。

グアテマラの少女
中米乾燥回廊はエルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグアにまたがり、長期にわたる干ばつなどの異常気象に対して脆弱な地帯です。ワールド・ビジョンの「中米乾燥回廊再緑化イニシアチブ」は、1億USドル(約1億4500万円)を動員し、この長さ1,600キロメートルにわたる地域で、貧困ライン未満で暮らす1,000万人(同地域の人口2,200万人の60%)の人々の生活を向上しようとするものです。活動は、援助機関、民間セクター、信仰に基づく組織、地域社会との連携のもと、①環境の再緑化と保護 ②水資源の管理 ③リスク管理 ④レジリエンスと食料安全保障、という4つの主要分野で実施します。
FAO(国際連合食糧農業機関)によると、長引く干ばつや異常な豪雨、ハリケーンなどの異常気象が食料不安を著しく加速しており、この地域ではすでに700万人以上が影響を受けています。継続的な農作物の収量減、長期化する干ばつ、森林火災、人口密集、増加する移住者、水資源への限られたアクセス等により状況は悪化しています。
ワールド・ビジョンの中米地域(ホンジュラス、グアテマラ、ニカラグア、エルサルバドルを含む)の責任者であるホルヘ・ガレアノは、このイニシアチブは、中米とメキシコの最も脆弱な子どもたちに対する情熱と愛を表すものだと述べます。「個人の力をはるかに超えた大きなイニシアチブの達成に向けて、神を信頼しながら挑戦します。力を合わせることでより大きな成果を出せることも証明したいと思っています」
ガレアノは、この構造的変革を環境的にも社会的にも遂げるべく、民間セクター、援助機関、アカデミア、地方自治体、政府などに新たな支援と協力を呼びかけました。
ワールド・ビジョンは、ホンジュラス、グアテマラ、エルサルバドル、ニカラグアの子どもたち1,200人に、気候変動が子どもたちに与えている影響とその解決策について聞きました。
ミゲルくん(14歳): 「最近では農作物を植えるのにたくさんのお金が必要です。ぼくの両親は土地を持っていないので、土地を借りなければなりませんが、収穫が少ないので費やしたお金を回収することも難しいです」
アナさん(14歳): 「わたしの家では、祖父が農業に従事しています。食事は1日に1回か2回、食べるのは豆かトルティーヤかお米だけです」
グアテマラは、乾燥回廊に位置する国の中で、子どもの栄養不良率が最も高い国のひとつで、その割合は49%を超えています。先住民が暮らす地域では80%に達するところもあります。
また、ホンジュラスでは、子どもの4人に1人が栄養不良で、気候の変動、失業、資源の劣化が貧困と人々の移動の増加につながっています。
ワールド・ビジョンの世界全体の事業責任者であるジャン・バプティスト・カマテは、次のように述べています。「ワールド・ビジョンの『乾燥回廊の再緑化イニシアチブ』は、希望を取り戻すことを目指しています。このイニシアチブへ投資することで、中米の子どもたちとその家族に『希望と機会の回廊』を与えることができるはずです。ただし、そのためには乾燥回廊の再緑化に向けた協力体制が必要不可欠です。私たちは、専門知識、リソース、能力、才能を結集するために、すべての人に参加を呼びかけます。中米の子どもたちとその家族に『希望と機会の回廊』を実現するため、力を合わせましょう」
<ワールド・ビジョンとは>
キリスト教精神に基づき、貧困、紛争、災害等により困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録され、約100カ国で活動しています。
詳しくはこちら: https://www.worldvision.jp  
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000256.000005096.html

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パタゴニアが訴える海の危機とその回復に向けた行動 「海を守れば海が私たちを守ってくれる」

2023-08-22 | 先住民族関連
ELEMINIST2023.08.21

Photo by Andrew Watson
「海を守れば海が私たちを守ってくれる」――パタゴニアは7月13日、海が気候変動の解決策として、海洋を保護する区域を増やすためにグローバルキャンペーン「Protected Oceans」を開始した。具体的な課題と解決策、地域コミュニティでできることを訴えている。
地球の未来が海と結びついている理由
なぜ海なのか。「海が解決策にあふれているからです。2018年末にミッションステートメントを『私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む』に更新しています。背景には、気候変動があります。地球の環境は危機的で人間の生活や経済活動にも厳しい状況です。ビジネス課題として捉え事業のなかで二酸化炭素削減に努めていますが、それでも十分ではありません。私たちは自然保護、そのポテンシャルを最大化することが問題解決に寄与すると考えています。海は大気の50倍、陸上の植物や土壌の20倍炭素を蓄えています。そして、森林や農業など陸域に比べて、海域は気候変動の解決策の一部を担っているにも関わらず、あまり目が向けられていません。海洋保護・保全に取り組むプレイヤー自体も陸域に比べて少ないのが現状です。いきなり海に目を向けるといわれても戸惑うかもしれません。それでも、この機会に、それぞれが食、文化、スポーツ、レクリエーション、思い入れのある海、や自分が暮らす地域の海に関心を持つことが自然環境の保護・保全につながると考えています」と中西悦子・環境社会部シニアマネージャーは語る。
パタゴニアは1970年代から自然環境の保護に向けたアクションを起こしてきた。自社のビジネスに関しても技術革新やビジネスモデルを再構築することで、温室効果ガス排出量や水使用量を削減し、有害物質使用の廃絶などにも取り組んできた。二酸化炭素を固定するとしてリジェネラティブ・オーガニック農業を推進するなど先駆的な方法を取り入れている。
海洋の保護・保全のためのグローバルキャンペーン「Protected Oceans」
このキャンペーンでパタゴニアはグローバルで海洋保護が必要な理由を、地球、人々、文化の3つの観点で伝えている。地球の観点では「海は人間が生み出すCO2の約25%を吸収し、私たちが呼吸する酸素の少なくとも半分を供給してくれる。豊かで多様な魚群を支え、また洋上風力発電など化石燃料への依存を終わらせ、再生可能エネルギー源となるポテンシャルを秘めている」点を強調。
人々の視点では「世界人口の3分の1以上が沿岸地域に暮らし、海面上昇や海洋生物の生息地の劣化の影響を受けるのも沿岸部の人々。海洋保護区の指定や漁業による生態系への影響を軽減することにより、生態系を回復することができる」という。
文化的視点では「海は薬。喜びを与えてくれる波、栄養を与えてくれる植物、そして何千年もこの資源を崇めてきた沿岸地域の共同体にとって中心的で神聖な場所。海を健全に保つことで共生関係はより強固になる。海を守れば、海が私たちに恩恵を与え続けてくれる」と伝える。
「海を健全に保つことで、その共生関係はより強固になります。海を守れば、海が私たちに恩恵を与えつづけてくれます」Protected Oceansキャンペーンページより引用
暮らしのなかにある海を次世代につなぐために
今回のキャンペーンで具体的な課題と解決策を示す3つのショートフィルムや関連ストーリーを公開している。例えばショートフィルム『コラソン・サラド』では、チリ南部のカウェスカル国立保護区で、先住民コミュニティが祖先から受け継ぐ領土と水域を守る活動に、チリの活動家でパタゴニアのサーフィンアンバサダーを務めるラモン・ナバロが参加する様子を描いている。陸域は厳しい規制によって守られている一方、水域では規制が適応されず、サーモン養殖産業によって海底が汚染され、生態系が壊れているという。
その結果、先住民による伝統の漁業が難しくなっている現状や、サーモンの養殖自体が持続不可能であるという課題も浮き彫りにしている。ショートフィルムの最後には「カウェスカル族の領土を永遠に守り、国立保護区の水域を国立公園として宣言するために行動を起こそう」とコミュニティの参加を呼びかけている。日本のスーパーでもチリ産の養殖サーモンを目にすることは多い。
日本では、奄美大島にフォーカスする。奄美大島は、パタゴニアのサーフィンアンバサダーで、奄美大島で生まれ育ったプロサーファーの碇山勇生の活動を支援する。碇山は、奄美大島の護岸整備計画の見直しを求め、全国から署名を集め、対話を実現し工事中止を成功させるなど活動家としての側面を持つ。よりシンプルに自然と向き合う生活を送りながら、奄美の伝統と文化、そして自然を後世に残すために精力的に活動している。
中西シニアマネージャーは「奄美大島が世界自然遺産であることはよく知られていますが、世界遺産に認定されたのは陸域の一部。奄美の自然を構成する重要な要素は陸と海のつながりですが、現在も、さまざまな開発が進んでいます。私たちは、勇生さんや仲間とともに奄美の海と自然を一体として守り、次世代につないでいくことを目指して立ち上げた一般社団法人NEDIとともに、それぞれの立場や状況は異なる島の人たちが、島をどう次の世代につなげていくのかといった対話や経験を重ねて、奄美の文化を大切に、自然に根差した社会や経済を模索していきたいと思います」という。
「地元にいる人しかできないことがあります。暮らしている人が主体、まずはどのように考えどのようにすすめられてきたか学びながら、一緒に行動したいと考えています」と加える。今後、島の海洋環境調査やモニタリングなどをすすめていき、これまで長く海をみてきた漁師や集落のみなさんと、回復力のある海を目指していく。この様子は、ショートフィルム化し、来年夏頃に公開する予定だ。
「対立ではなく、対話することで、一次産業の方々、地域住民の方々、自治体の方々と、一緒になって奄美の海域や自然環境、伝統文化を次世代へ残す活動を行っていきたい」(碇山勇生さん)
パタゴニアは1986年から売り上げの1%を自然保護に寄付を始め、2002年には創業者のイヴォン・シュイナードが中心となって非営利団体「1% for the Planet」設立。多くの企業を巻き込みながらグローバルに活動する。日本でも日本支社の売り上げの一部を国内の団体に寄付する環境助成金プログラムを行っている。支援先の選定は、パタゴニア日本支社の社員が行い、2年に一度選定スタッフを公募している。選定のポイントは「問題の根本的原因に焦点を当てているか」「行動志向であること」「市民を巻き込み、支持を得ている」「ターゲットと目標において戦略的に活動しているか」に加えて、「多様性、公平性、かつ包括性のある環境ムーブメントを構築しているか」なども加味される。昨年度日本では59団体を支援した。
 最後に、私たちにできることは何かを中西シニアマネージャーに尋ねた。「例えば好きな魚や海藻はどこからやってくるのか、どんな環境で育っているかなどその背景を知ることは大きな一歩になります。背景を知り、課題があれば仕組みを変えることに働きかけることができるからです。また、海とのつながりに思いをはせてみたり、海に出かけてみたりするのもいいですね。その地域で活動する団体に出合い、応援したいと思ったら寄付するのもいいでしょう。何より、知りたいという好奇心を持つことが第一歩です。現在、国立科学博物館で開催している特別展『海 ―生命のみなもと―』もおすすめです」。
世界の海を海洋保護区へ | パタゴニア | Patagonia
執筆/廣田悠子 編集/後藤未央(ELEMINIST編集部)
※掲載している情報は、2023年8月21日時点のものです。
https://eleminist.com/article/2885

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「今はハワイに来ないで!」先住民女性が観光客に呼びかけ、山火事の被害や水不足の深刻さを語る

2023-08-22 | 先住民族関連
BuzzFeed Japan 2023/08/21
ハワイに住むアンティさんが、TikTokで観光客向けてメッセージを発信。「今はハワイに来ないでほしい」と呼びかけ、話題を呼んでいます。

Patrick T. Fallon / AFP via Getty Images
© BuzzFeed Japan
米ハワイ州のマウイ島で8月8日、大規模な山火事が発生しました。確認された死者は計114人に上っています。
国連の太平洋災害センター(PDC)と米連邦緊急事態管理庁(FEMA)の発表 によると、壊滅的被害を受けた島西部のラハイナでは2200棟以上が 損壊 し、4500人以上が家を失ったといいます。TikTokで280万回以上再生された動画で、アンティさんは観光客に向けてメッセージを発信。マウイ島に来ないよう呼びかけました。
現在は削除された動画で、アンティさんはその理由をこう説明します。
「ハワイは天然資源が少ない島です。ここに観光に来る人たちは、水を飲んだり、シャワーを浴びたり、食事を作ったりしますよね」
「レストランでも料理や水を頼みますよね?この島を訪れるすべての人が、私たちの貴重な水を使用しているのです」
アンティさんによると、被災者のなかには、治療のためにオアフ島に運ばれる人もいるそう。マウイ島以外の島を観光する予定だったとしても、「今は訪れるのを控えてほしい」と訴えました。
「マウイ島やハワイに来る予定がある人、やめてください。今は自分を優先するのではなく、家にいてください。マウイ島は危機に直面しています。住民の言うことを聞いてください」
BuzzFeedの取材に対し、アンティさんは「打ちのめされている」と心の内を明かしてくれました。
またアンティさんは、観光客がハワイで寝泊まりすることによって、水などの資源だけではなく、被災者のために提供されたAirbnbなどの 宿泊場所をも奪うことになると指摘します。
「今の状況で観光客が来てしまうと、被災者が使えるはずだった限られた資源を使うことになるのです」
「ハワイにはお願いだから来ないでください。私たちの島は夢の国ではありません。観光客の遊び場でもないんです」
「私たちの陸、海、そして私たち自身が立ち直る時間をください」
アンティさんのSNSはこちら👇
TikTok:@sweet.t.808.2
日本からの支援方法はこちら👇
・ハワイ マウイ島山火事 緊急支援(ピースウィンズ・ジャパン)
・株式会社セブン‐イレブン・ジャパン
この記事は英語 から翻訳・編集しました。 翻訳:アシュウェル英玲奈
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/今はハワイに来ないで-先住民女性が観光客に呼びかけ-山火事の被害や水不足の深刻さを語る/ar-AA1fxZvS#image=2

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