北海道新聞 02/03 05:00
アイヌ語の発音などについて説明する藤村さん=2日
釧路アイヌ協会は1、2の両日、アイヌ民族に重宝される有用植物についての学習会を釧路市春採生活館(春採1)で開き、北海学園大名誉教授の藤村久和さん=札幌市=が講演した。
藤村さんはアイヌ学が専門で、アイヌ料理の本の監修も行っている。
学習会には両日それぞれ約20人が参加した。藤村さんは1日目、アイヌ民族がミズナラの果実を食べていたことや、ヤマブドウで手提げ袋や夏用の履物を作ったことなどを紹介した。
2日目にはアイヌ語の発音や表記法などを解説。藤村さんは太陽を意味する「チュプ」がかつては「ズプ」と発音されていたことを例に、「アイヌ語も時代とともに変化している」と話した。アイヌ民族の先祖供養についても解説し「アイヌの人たちは自分たちでごちそうを作って、先祖とつながっている。これが本当の供養だと考えている」と述べた。(今井裕紀)
★チュプ、ズプのプは小文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/389267

釧路アイヌ協会は1、2の両日、アイヌ民族に重宝される有用植物についての学習会を釧路市春採生活館(春採1)で開き、北海学園大名誉教授の藤村久和さん=札幌市=が講演した。
藤村さんはアイヌ学が専門で、アイヌ料理の本の監修も行っている。
学習会には両日それぞれ約20人が参加した。藤村さんは1日目、アイヌ民族がミズナラの果実を食べていたことや、ヤマブドウで手提げ袋や夏用の履物を作ったことなどを紹介した。
2日目にはアイヌ語の発音や表記法などを解説。藤村さんは太陽を意味する「チュプ」がかつては「ズプ」と発音されていたことを例に、「アイヌ語も時代とともに変化している」と話した。アイヌ民族の先祖供養についても解説し「アイヌの人たちは自分たちでごちそうを作って、先祖とつながっている。これが本当の供養だと考えている」と述べた。(今井裕紀)
★チュプ、ズプのプは小文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/389267