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【白老】ネパール先住民族の一行がアイヌ民族博物館を訪問

2011-05-26 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2011年 5/25)

 伝統音楽の継承に取り組むネパールの先住民族グループが24日、白老町のアイヌ民族博物館を訪問し、文化の伝承方法などについて理解を深めた。
 メンバーは、ネパール東部のグルン族の2人とマガル族の1人。いずれも40代で、伝統音楽の分野では国内トップクラスのミュージシャン。約3週間の日程で今月19日に来日し、北海道でアイヌ文化、東京で歌舞伎を学ぶ予定だ。
 100を超える民族がひしめくネパールでは、英語教育の拡大や多数民族との生活格差などが担い手の不足を招き、民族固有の音楽や踊りが消滅の危機にひんしているという。
 一行は1997年に制定された「アイヌ文化振興法」を知ったことがきっかけで、今回の来日。この日はユネスコ無形文化遺産「アイヌ古式舞踊」の公演などを見学した。同館関係者らにお礼の気持ちを込め、太鼓や竹笛を使ったネパール伝統音楽のコンサートを開催。ヒマラヤ山脈に抱かれた風景を連想させる壮大な音色を奏で、聴衆を魅了した。
 グルン族のゴビンダ・グルンさん(42)は「アイヌの人々は差別の長い歴史を歩みながらも結束し、文化を伝える努力をやめなかった。われわれはその姿勢を見習うべきであり、政府に支援を求める上でも今後、仲間の輪を広げていきたい」と話していた。
http://www.tomamin.co.jp/2011s/s11052502.html

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観光シーズン到来告げる 美幌

2011-05-26 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 05/25 15:00)

 【美幌】本格的な観光シーズンの到来を告げる第57回美幌峠まつり(美幌観光物産協会)が22日、道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」で開かれ、観光客の交通安全などを祈願した。
 美幌峠一帯を濃い霧が包むあいにく天気の中、道の駅のレストハウスに関係者約100人が集まった。
 冒頭、全員で東日本大震災の犠牲者らを追悼して黙とう。同協会の三坂重弘会長が「(震災で)道内観光も厳しい状況だが、事故が1件もなく1年を過ごせるよう祈っています」とあいさつした。
 交通安全祈願に続き、アイヌ民族の伝統儀式のカムイノミが行われ、北海道アイヌ協会副理事長の豊岡征則さん(66)=釧路市阿寒町=が祭司となり、自然の神々への祈りをささげた。(中原洋之輔)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/294828.html

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