先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

5月24日付 編集手帳

2011-05-24 | アイヌ民族関連
(読売新聞 2011年5月24日01時40分 )

〈この吉里吉里(きりきり)という言葉はアイヌ語の「砂浜」からきたらしゅうございます〉とある。東北地方の独立国を舞台にした井上ひさしさんの長編小説『吉里吉里人』(新潮文庫)である。浜辺を歩くときに砂がきしむ音、キリキリから生まれた言葉である、と◆「鳴き砂」という。石英の奏でる音はキュッキュッともクックッとも聞こえる。不純物が混じると音がしなくなるため、自然環境が守られているかどうかのバロメーターといわれている◆宮城県気仙沼市の「十八鳴(くぐなり)浜」と「九九(くく)鳴き浜」が天然記念物に指定されるという◆震災で津波に襲われながら、鳴き砂の海岸は奇跡のようにほぼ無傷で残った。地元の中学校では校歌にも歌われる郷土の誇りである。歩けば復興の槌音(つちおと)ならぬ“砂音(すなおと)”が聞こえるだろう◆小説では、東北の海や川のそばに吉里吉里、木里木里などの地名が幾つもあることを挙げて登場人物が言う。同じ地名の場所に住む人は皆、遠い縁つづきではないのか――〈つまり東北人(とーほぐづん)は誰も彼もが皆親戚。もひとつ言(ゆ)えば日本人(ぬっぽんづん)はみな仲間〉だろう、と。そのセリフがいまほど胸にしみる時もない。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20110524-OYT1T00080.htm

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NHK:台湾で10月「のど自慢」 06年以来の海外開催

2011-05-24 | 先住民族関連
毎日新聞 2011年5月23日 19時32分

 NHKは23日、毎週日曜日に放送している「のど自慢」の台湾大会を10月2日に実施すると発表した。放送は同月下旬の予定。
 海外での開催は、06年以降途絶えていた。NHKによると、日本と交流の盛んな台湾を選んだという。在日台湾人らが開催をNHKに要望する署名運動を展開していた。
 台湾をめぐっては、09年4月放送のNHKスペシャル「シリーズ・JAPANデビュー 第1回アジアの“一等国”」で、事実と違う内容を放送されたなどとして、取材を受けた台湾の先住民らがNHKを相手取って東京地裁に提訴するなど、トラブルが起きていた。
http://mainichi.jp/enta/music/news/20110524k0000m040060000c.html


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タイから観光視察団が新千歳空港に到着

2011-05-24 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2011年 5/23)

 東日本大震災と福島第1原発事故の風評被害で激減したタイ王国から観光客回復を図ろうと、同国のマスコミや旅行業者の視察ツアーが21日、新千歳空港に到着した。
 ツアーは、北海道ツアーに実績のある同国の旅行会社プロアジアトラベルと、海外からの健康診断ツアーなどを受け入れている札幌のNPO法人健康保養ネットワークが企画した。タイの全国紙や全国ネットのテレビ局などから21人が参加した。
 空港では、同ネットワークのほか、アイヌ民族博物館(白老町)や登別江戸時代村(登別市)、びらとり温泉(平取町)など観光関係者が出迎えた。アイヌの民族衣装や忍者姿での歓迎にツアー参加者も大喜び。企画したプロアジアトラベルのルンナパ・カンパヤ副社長は「自然や食が素晴らしい北海道には大きなお世話になっている。放射能の影響がなく安心、安全な正しい情報をタイの人たちに伝えたい」と話していた。
 一行は25日までの日程で登別や札幌、小樽、層雲峡などを訪問する。
http://www.tomamin.co.jp/2011c/c11052303.html

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