名古屋季節だより

京都・静岡・宝塚・東京・横浜、
そして尾張名古屋からの季節だより

消せない日

2013-03-11 08:31:46 | 日記
多くの人にとって、1.17そして3.11は消せない日となった。
昨日、
北海道には寒波が、一方関東・西日本は夏日となった所もある
東京は、一瞬、辺りは黄砂が降り注いだかのように、視界が消え、
風の音だけとなる、煙霧。
北海道そして東京と、どこに住んでもいても情報はたちどころに伝わる。
しかし、
そこに住まなければわからないことも多くある。
移り住んで初めて、ほんの少しだけ「そこが」分かってくる。

繋がっていても関係があっても、夜には、ひしひしと孤独感が迫ってくると言う。
後ろのものを忘れ、前のものに向かってひたすら走っても、消えない悲しみがある。

大きな学校があり、小さな学校がある。都会があり、地方がある。
互いが互いを理解しようとしても分からないこともある。
どうすればよいのか。
言葉に出すと空しくなる、背負って歩くしかない。

生きているが故に、背負わなければならない悲しみと辛さがある。
生きていることを痛いほど感じる。


   

園芸種のガザニヤ、種が飛んで都会の路に根を下ろし、咲く。


あと十数日で4月となり、新しい年度が始まる。
2013年度という回数ではなく、
それぞれにとっての大きなターニングポイントとなる年度としたい。
時代が問うている、その時代を生み出したわたくしたちが問われている。
身近には、
「キリスト教学校教育同盟のこれからの在り方」が問われている。
加盟校にとって何だったのか。
このことに真摯に応えていくことから新しい時代が始まる気がしてならない。



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啓蟄の日々

2013-03-07 13:45:50 | 日記
寒波が一転、4月の陽気となる。
自然の大いなるちからに、驚きを身近に感じる。
街を歩いていると、何処からともなく漂ってくる匂い、
いつもの懐かしい匂いに、めぐりくる年を思う。
この沈丁花の香りは、通り過ぎてから匂う所が奥ゆかしい。
帰宅する夜道では、なおさらとなる。
何処からか薫る沈丁花に通り過ぎてから気づき、
しばし立ち止まり、振り返るが、見つけられないまま、
しかし、心は満たされながら、いつもの地下鉄の駅に向かう。

啓蟄、暦によれば、
冬籠りの虫が出て来て、
桃の花が咲き始め、
山里で鶯が鳴き始めるとか。
春を待つこの時期、待つ気持ちに期待がこもる。
朝の頬をなでる空気にはまだ冷気を感じても、歩みは軽やかになる。


   

   見つけた路地の奥の沈丁花



   

   事務局のある7階の窓から下を見るとビルの隙間に、
   紅白の梅がこれから咲き出そうとしていた。



付けたり

キリスト教学校で教職を志す皆さん、
「いのり」
児童・生徒は、教師によって(自分を見つけて)変わり、
教師は校長(の品格と実績)によって(自ずと高く)変えられていく。
学校のベクトルは、学校のミッションステートメントを実践しようとするトップによって変わる。
とも言えるけれども、要はそれぞれ自身の「いのり」にあると思う。



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上巳の節句

2013-03-04 12:46:55 | 日記
上巳の節句と言うよりも、桃の節句と言えば誰もが懐かしく思い出す。
花生けには、桃の花そしてやはり菜の花が、お雛様に優しく似合う。
五節句も、まだまだ生活の中で生きている。
1月7日の人日は七草粥(春の七草)、
上巳の節句は桃の花、
端午の節句は菖蒲(湯)、
七夕、
重陽の節句は菊の花(菊酒)、

はて七夕にちなむ花がないことにあらためて気づく。


別儀2 いのちのしずく白山菊酒。

    

     
             早春に残る月

   
     春とともに早く巣から出てきたのか山鳩が2羽枝に

     
             春はあけぼの

   
             あたたかな春の朝陽


梅は咲いたか 桜はまだか 繋ぎの桃も見当たらぬ
しばし待たれよ



付けたり

キリスト教学校に勤める皆さん、
「あなたの聖書の言葉」
自分の務める学校のもっとも大切にしている「創立の精神」、
言うなればその学校のミッションステートメント。
その依り所となっているのが聖書。
その聖書の中から、あなたの拠り所となる言葉を見つけてください。

「 為(せん)方(かた)尽くれども、希望(のぞみ)を失わず。 (文語聖書 コリントⅡ4:8) 」


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