名古屋季節だより

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そして尾張名古屋からの季節だより

704 「新宿御苑の陰影の妙」

2016-01-21 07:42:16 | 日記

 



 桜の落ち葉が辺り一面を覆う、

 冬枯れの寂しさの中、

 木の影が、

 静かに動く、



 



 弱い陽の光が木漏れ陽となり、

 銀色を射る、




 



 椿の濃い緑の葉が辺りを闇とする、、

 その奥に薄緋色の一輪、



      



 モミジバスズカケノキの幹の顔が、

 人恋しく微笑む、



      



 一本の木、

 音の無い空に向かって立つ、



 さらに一本、

 その向こうにも一本、

 気づかないと過ぎ去ってしまう、



      








  


 
 椿の林を抜けると、

 池に出る、

 ガラスのような水面に空が映り、

 木々が彩を添える、



 



 



 池畔に、

 スイセン“ペーパーホワイト”が群生する、

 冷気に揺れる、



 



      



      



      



 白い可憐なスイセンに、

 日本水仙がアクセントとなる、



      



 メタセコイヤが枯れ葉を残して立っている、



      



 シルエットの妙、 



      



 ユリノキ、



      



 黒をバックに、

 その花がら、



 



 その木の下には、

 ツワブキの種が、

 風に乗り旅立ちを待つ、



 



      



 プラタナスの陰影、

 青い空に黒い枝、



      



      



       



 フランス式整形庭園、

 誰もいないベンチを冬の陽が温める、



 



 新宿門に近づくと、

 陰影の冬景色から彩りの街に戻り来る、



      



      



 



 



 新宿門の傍らに、

 一本のヒマラヤスギが立つ、

 新芽を宿す、


 一枚のメイプルリーフが枯葉となって杉の木に休む、



      


      



      



 



 

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