風呂敷講座で、ちょこちょこ小学校へおじゃましているが、
僕の時代と違うのは、校内にビオトープがあること。
根っからの生きもの好きなので、ビオトープもスキスキスーだけど、
なんとなくピンとこない感覚もあった。
それは、たいていのビオトープが、人の暮らしや周囲の自然との
密接なつながりはなく、その場の箱庭世界にとどまっていることだ。
睡蓮鉢ひとつでも、中に微生物→植物→動物の
食物連鎖的な循環があればビオトープと呼ぶので、
ただスケールの問題なのかもしれないが。
それでも、周囲の暮らしや環境との融合と循環がなければ、
金魚池の表面的なアレンジにすぎない。
大切なのは仕組み。
たとえば、学校の手洗い場からの排水を引いて水場をつくり、
そこにアシが生えていて、メダカが泳ぎ、
底は防水シートで遮断しておらず、水は大地にしみこみ
地下水になる、という大きな環が結ばれていてこそ
真の環境教育になり得る。
自分が流したものが、巡りめぐりてくる法則が、見える化する。
僕も元々、豊かな生態系をとり戻したくて風呂敷をはじめたので、
こういう思いを、たとえばブログだけでなくたまに小冊子に
まとめて、講座後に結び方のレジュメと合わせて配るとか、
それを半年や1年ごとに更新して、過去の参加者へ
レターを送るなどの
「融合と循環」を取り入れるべきだな。
家庭でビオトープを作るなら、台所の下の管にもう1本分岐させ、
バルブによって庭への排水にも切り替えられるようにする。
眠くなってきたので、つづきはまた今度。
実際にやってみよう、やっているという志ある方は
教えてくださいね。
現代においてよりよいあり方へと、智恵を出し合い
つながっていきたい。
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