ふろしき王子のブログ◎
出前講座開催☆
http://furoshikiouji.asia
メール isamix@gmail.com
 



友達のあみちゃんが、ブログでふろしき本を
紹介してくださいました。
以前、風呂敷講座にも参加してくださいました。
今は京都に住んでいますが、とてもすてきな女性です。
あみちゃんのブログ

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好きな海に、やって来た。
不意に海を見たくなり、地元の河を夜通し下って下って
たまにコンビニで立ち読み休憩しつつ、
足の指先は痛けれど、静けさ切なさを越え、
雀起床のチュンチュンワールドに笑みをもらって
憧れの夜明け、暖かな陽に頬を射抜かれながら
ようやくここは、潮の香漂う アー 海なり!

隅の欠けた堤防に風呂敷リュックを置き、
頑張った靴と湿った靴下をぽんと脱ぎすて
お日さまにやられて火照った身体に潮風を当てるべく
私はえい!ままよと
Tシャツをかっさらいて、上は水着の胸覆いのみとなりました。
オフレコでは、この乳隠しさえもまた
藍色の風呂敷といっぽんのひもを結わいたものなのです。

ますますぶっちゃけるように、腰に大風呂敷を巻いてから
ジーパンと下着を下ろし、これでいっちょう
私の南半身は腰巻のみという
ふた昔以上前の乙女っちに変身したんです。

髪は既に頂上で結んであるので、
いよいよいよっと私は海へと進み、躊躇なく
ちゃぱんちゃぱんと潮水を踏み鳴らしはじめました。
この時間に海水に浸かっている日本人は
何人いるだろう。
私は、みんなの足やふくらはぎが
温かく一つに繋がってる感覚に酔ってみました。

胸は半分濡れていないし万全と包まれているが、
幅の足らない腰巻のスリットが動いて
生のお尻が見えてるだろう。
周りにひと氣はないけど、もうちょっとだけ沖へ歩みて
腰骨までは浸かった。
波のたびにお尻はメーテルだろうが、
温かな潮水に不安は走らず
ゴンズイ玉とトモカヅキだけを注意してる。

肩まで浸りたくなって
私はゆっくりと膝を曲げていった。
無限な波のゆらぎを眺めつつ、かかとを砂に埋ずめていたら、
自分のからだの境界が曖昧になっている。
もう明るいのに星々の燦然ときらめき、動いているのはユッフォーみたい。
すぐそこにゃイルカがぽんぽん跳ねてて、
いつの間にか浜辺には人々の立ってて、よく見ると懐かしい顔ばかり。
私は今どうなってんのかな。
いつまでもここに沈んでいられない、
いつかは腰巻を整えて岸へ上がり
服を着て現実に戻らなきゃ。

ジャパンと立ってみたら、私はみなぎっていた。
リセットなんかじゃない。時間を忘れたこの間、
言葉にできない方々から色々と教えてもらった確信がある。
この体も進化を得て、夜通し来た道は10分で戻れそうだ。

光る肌を手拭いでぬぐい、
暖まったパンツとズボンをするすると履き、
胸当てはそのままにシャツをかぶった。
改めて見上げるこの空も、道もトンビも靴も車もみんな
「つながっている」
私は大きくそれを感じ、水筒の水をひとくちふくむと、
地球に添い遂げようと決心したのです。

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浅草寺に雷門、水上バス、はとバスツアー、
そしてこの頃は新東京タワーてふことで
毎度のごとく観光客集える地・浅草。
震災以降、海外からの客が全国的に減ったと聞くが
国内客、修学旅行、校外学習、そして
一見似てそうでも服装と雰囲氣の違う中国人で
新宿や渋谷とは種を異にした賑わいを見せている。

そんな中に、私服修学旅行生でもなさそうな、
首からカメラを提げた女子が歩いている。
何か写すによい素材を探しているのかな。
彼女にとって、観光名所や仏像、石灯籠、昼寝野良猫などは
ありふれていてピント来ない。昼寝七面鳥なら撮ったかも。
人波には一定の流れがあって、流れる氣も無い彼女は
多勢の中 孤高に浮き出されている。
鳩豆屋はとっくに閉店しているが、ハトは変わらず砂利道を歩く
・・・と思いきや、境内はフラットに舗装されていた。

その地面を紅い鼻緒の草履サンダルで踏みしめるカメラ女子は
富士野さんという。同じ東京都でも武蔵野育ちで、
高校の頃から使い捨てカメラを携帯していた。
当時はもっぱら友達を撮り、プリント倶楽部全盛の中で
彼女のL判写真は一目置かれていた。
ただし女子高生にとってカメラ代現像代は馬鹿にならず、
自らの微笑と指に任せるという方法論で一発撮りをしていた。
作品ととらえて焼き増しもせず、
しっかり目のアルバムに貼って丁寧に披露した。
今もきちんと20冊以上保管されているという。

彼女は尊敬していた塾講師から
「絵を描くのが好きな子が美大に行き、
 そして絵を描かなくなる」
と聴いたのが残っていて、
写真が好きだからこそ写真の学科や学校へは
行かないでおこう、と決めた。
結論としては文学部に進む。

「写真とは、撮る人の大自然的な直観と、
出逢いの集合である思想の結び合いであり、
観る人もそれは同じ。
私は比較的自然の光や風とともに歩いてきたが、
勝手醸さるる思想が偏らないために
書を存分と読まねばならない」と選択したという。
進学後、19才からはポラロイドカメラに挑戦とわくわくしていたが、
ちょうどデジタルカメラの目立ってきたころで
色々考え後者を選ぶ。

さて、被写体に逢えぬまま 富士野吉春(よしはる:彼女の名)は
ごった返す仲見世の裏道を行き雷門へ戻った。
隅田川に桜びらのたゆたっている季節といえでも
ふいに寒風もよぎる。
吉春嬢は愛用の風呂敷バッグから
季節に合った桜色の羽織を抜き出し腕を通した。
下はブラウスにゆったりタイパンツだが、どれも彼女の肌に合っている。
ついでに、下ろしていた黒髪をてっぺんに束ねた。
運動部の女子中学生がごとスタイルになりそうでいて、
彼女の髪は頭頂ほど長くなるように切っているから
上で結ぶと爽やかな女剣士のようでもある。

するといつからか徐々に、吉春は人々に囲まれ
かえって自分が格好の被写体と化していた。
確かに、羽織に草履、風呂敷バッグでは髪もちょんまげに見えて
外国人客でもそうでなくとも
雷門写すついでに収めておきたくなって然るべき。
吉春自身もようやく、逆にこの光景を撮ってみたいと思ったが
むしろカメラをしまい、期待される和風に徹した。

その件以来、来し方ずうとすっぴんだった彼女も
目尻、唇、頬にかすかながらも色鮮やかな
本紅を乗せて外出するようになる。
それでも一般的な化粧はおろか、泡泡な洗顔もしないのが
プラスと出ているのか、彼女の肌は白く細やかでつやがあり
実年齢より五才は若く見られるのが常だった。
その習慣は面倒がりではなく
舞妓さんが小桶の水だけで100回顔を洗うという情報に胸を打ち
自分なりに杉香る桶で日なた水をつくって丁寧に洗い、
残りを庭木にやるという別の手間をかけている。

本紅以降、街行く彼女は誰かから撮られる機会が増えてきた一方
撮りたい対象には今もなかなかに逢えず。
自分を写したカメラ小僧さんやおじさまからは
丁寧に、プリントした写真やデータを入れたCDが郵送されてくる。
確かによく撮れている感のある写真たちだが
自分の風呂上がりのホットな表情や
おトイレ後のすっきりした顔を鏡で見るにつけ
「ここを撮ってもらえたらずっとよきよきに違いないのに」っていたく思った。
セルフポートレートもよいが嘘くさくなりそうで、
吉春はついに決断を下す。

「へへ、いつか愛する人に私を撮ってもらおう。撮りっ子しよう!
それまでカメラは冬眠だあ」
こうして、富士野吉春嬢21才は 今後の学生生活を
読書と料理と裁縫と卒論準備にあて、
カメラあっての世界を手放した。

すると、風呂敷バッグも、桜色の羽織も、
ちょんまげに巻いたタケナガ(和紙リボン)も、草履も、
するすると脱げて天に昇っていく。
今ここに、裸の自分がある。
ああ、私はいまこのときに第二次性徴を終えて、
いちからはじまるみたい。

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5/12(土)根津 みのりCafe
ご縁と出逢いにあふれた、とっても大好きな「みのりCafe」にて
世にも楽しき風呂敷講座を開催いたします。

19:00~20:30
参加費3200円(飲み物付き)
先着8名
申し込みは、みのりCafe メール info@minori-cafe.com までお願いします。

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近況~ ~♪ BGMはァぁ - っ河内音頭~~♪っ!!!☆どんどん。

今日は、ぴっちりんな新刊『ふろしきで遊ぼう』を持って実家浅草へ。
父と祖母と弟に見てもらう。愛媛に住んでいる母には既に送ってある。

祖母のこさえし昼げをいただいてから
日暮里の谷中銀座入り口にあるイラン・トルコ・ウズベキスタン料理屋
「ザクロ」の店頭でデーツ(なつめやし)を買う。
そこから根津まで歩き、「みのりCafe」へ。

普段コーヒーの習慣はないが、このお店に来たときに飲む。
たまにだから効き目も大きく、コーヒーする日は
人生の変わり目ととらえてる。
とってもすてきなカフェで、過去に数回風呂敷講座をさせていただいた。
ありがたきことに、5/12(土)19時から マタマタ開催!

居心地がよくてずうっと居たいが、そこをあっさり切り上げるのが
江戸っ子の意氣で、瞳孔をふくらませつつお別れ。
暖色の隠れ家から一歩出たら、外は青空に変わっていた。
すくすくと歩き、はるかな多摩丘陵へ帰る。

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心配事があっても、凛と氣を張って生きているうちは大丈夫。
氣が緩んでのっぺりしているある日突然、
アクシデントは発生するもんだ。

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春が来ると、ふろしきの出張講習の脚もはずみます。
直接習ってみたいという方はぜひメッセージをください。

メール isamix@gmail.com まで。

講習費は、予算やご都合に合わせて相談させていただいています。
主催してくだされば、場所代やお茶代を支払います。



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本日3/22(木)より書店で発売ですが、
本屋に見当たらず、そして購入を希望される方は
インターネット書店からもお求めができます。
3月中は送料無料です。


→『ふろしきで遊ぼう』(いかだ社)


一家にいっさつ☆
読んだ方は、今日から忍者、くノ一として機能的にご活躍できます。

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初の著書となる
『ふろしきで遊ぼう』(いかだ社)は、
明日3/22(木)に全国の書店で発売予定です。

1万年間の叡智がたたみ込まれた
「ふろしき」の真髄を身に付け、
日常生活の便利と
非常時に身を助ける生命の布として
子孫代々へ受け継いでいただけたらと思います。

書店では、育児や保育のコーナーに置かれているかもしれません。

たくさんの使い方を載せていますが、
きっと、お氣に入りの必殺技が見つかるでしょう。

いつも当ブログをご覧くださり本当にありがとうございます。
頼りない与太郎ですが
今後もよろしくお願いします。

2012年3月21日 横山功

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縄文時代、日本列島にすむ人の半数は
現在の東京湾周辺に暮らしていた。
広大な干潟と浅瀬では無数の貝が簡単に採れる。
あとは栗やシイの実。
江戸川三角州(現ディズニーランド)埋め立てで
産卵場所のヨシ原を失い
東京湾では絶滅した本ハマグリが貝塚からたくさん見つかる。
大昔は団栗や蛤(どちらもクリ)が主食で
一説では人の発情期も6月と10月。
栗の花咲く頃、栗実る頃です。


風呂敷ではありませんが、youtubeに動画を追加しました。

忍者歩き?

忍者走り?

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昨日の風呂敷講座の参加者の方に
手ぬぐいとひもをふんどしにする方法を伝えるため、
動画を撮りました。
こちらから

さて、お水の話。
川は上流と下流どちらがきれいかと人の問はば、
現在は惑いなく上流と答える人あまたならめど
本来、川の水は石に磨かれながらますます輝きを増し
最終的にきらんきらんの海につながるんだ。
もちろん、地質や氣候環境、生態系によっても水質は変わるが。

今の川は、大雨時に下水(トイレの他に食用油、シャンプー、入浴剤、
歯磨き、毛染め、パーマ液など家庭排水が主)が流れこむのと、
汚れをエサとして分解する生物の棲家が護岸や浚渫、干拓によって
失われていることなどが重なり、下流に行くほど汚れている。

何しろ江戸っ子は酔った翌朝に江戸前(東京湾)の潮水で
うがいをして目を覚ましたというし、
神田生まれの祖父も
底の見える隅田川を泳いでいたと聞く。

それでもなお、もまれにもまれて疲れきりながらも
そこに流るる、現代の汚れた下流の水は
強くいとおしい。世の風が変われば
そのポテンシャルが再発見されるはず。


お菓子な話。
台湾のパイナップルケーキ
その黄色い響きに長年憧れていたが、
友人宅に実物が!!!
・・・しかし既に嫁ぎ先が決まっていた。
とにかく記念撮影っ☆ いつか僕の体の材料にしたい。



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今日からお彼岸。
幾分暖かく、遅い春もようやく
準備が調ってきたようです。

今日はこれから、国分寺で風呂敷講座。
スイス在住で来日中の知り合いもご参加のため
外国での暮らしについても生の声を聴けたらと思います。

うち横山家のお墓は台東区の谷中にあるので
来週あたり墓参と一緒に
隣町根津にある、だい好きな「みのりカフェ」に行きたいと思います。
頭も心身もすきりと冴えわたるおすすめのカフェ。
僕は普段コーヒーをしませんが、
みのりカフェに来たときは飲みます。
たまに飲むので効き目も大きく、
人生における変容のタイミングともなる☆

こちらでも過去に数回の風呂敷講座をさせていただきました。
この春にも開催できたらと思います。

風呂敷つかい方講座は
どこへでも出張に参りますので、
お氣軽にお問い合わせください。
主催者の都合や予算に応じて
時間や内容、参加費、お茶代などを
ふろしきのように、臨機応変にご相談させていただいています。

初著者『ふろしきで遊ぼう』は
3/20くらいから書店に並ぶ予定。
まさに、春とともに発表です!
子どもや育児、保育のコーナーに置かれると思います。
こちらもどうぞ、よろしくお願いします。

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久しぶりに、携帯電話(PHS)からの書き込みです。

今日はこれから
代々木上原の友人宅にてふろしき講座。
毎回、人との出逢いを嬉しく思います。
本当は世間話や世界のこれからの
真面目な話も語り合いたいところですが
風呂敷結びを通して
大切な何かを共有結合できたらと思います。

人体の磁氣は1億分の1ガウス、
電圧は1億分の1ボルトという
微細なステージで生きている。
その体にとって、現代の
電化製品に溢れ溺れた生活は
不調になるのも当たり前。
たまには、ふるさとのような野山や砂浜を
散歩して
小鳥の歌で心身を洗いたいもの。

今年も色々な地へ旅し
細胞に任せた真の判断力を磨きつつ
人々と 本当の結び合いを深め広げていきたい。
それは日本のみならず 世界へ。

どこへ行っても変化なく、
人に合わせながらも中心は自分にあり
水のようにかたち無くも
わが道を進み、
自分のためとみんなのためが一致した
ハーモニーの響きを
より美しく歌っていけるように♪

みなから無限に湧きつづく
たくさんの愛を注ぐべき器としての
社会の仕組みを
まずは1人1人の心や家庭の中に
表していこう。

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「又聞き」で悪口や批判を聞き、
反感を抱いて疎遠になる、という傾向はありがちだが、
もったいないことだ。
語尾のちょっとした違いだけでも印象はひっくり返るし
直接逢って談話をすれば、95%は誤解として解け
心が結ばれるものなのに。


女性の車内化粧は、堂々とやっていても
ほんの0.1%くらいは人目を氣にしているはずで、
その緊張による顔の筋肉のひきつりが
日々の反復で固定化され、ひどい言い方だが
人相が悪くなると思う。

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