現在制作中のふろしきの本、ようやく本文を
ほぼ書きおえました。
あとは、実際のむすび方のイラストを30種ほど
墨と筆で描く予定。
それと、モデルさんによる
(ふろしきにちなんでいるかもしれない)
詩を、数編入れます。
本のページ数は96。結構ぎりぎりのため、
結び方のイラストは、あきらかに写真をみればわかる
やさしいものは省こうかと考えています。
また、いま抱えている問題の一つに、
すばらしいロケーションで撮った写真のうち、
諸事情でまだ掲載できないものが一部あります。
取り越し苦労にすぎない話なので、一応交渉して
歩を早めたいものですが、それが難しければ、
僕がその1枚分だけでも、写真の代わりに
絵を描いて載せるのもよいかと思っています。
ふろしきの本でありながら、
東京のまち案内、
カメラマンの作品集、
モデルさんの写真集、そして画集と、(1,2枚ですが)
ふろしきらしく、あらゆる見立ての可能な本へと。
絵を入れるなら3枚は描こう。
・不忍池のほとりで、風呂敷しょってぼーっとしてる姿。
・風呂敷で変身した怪人が三ノ輪にあらわる。
・銀座でふろしきハイファッション。
これらを入れるなら、数枚分の写真スペースの調整が要る。
しかし逆にインパクトとしては、一枚だけでよいかも。
考えこむ前に、どんどん描いていこう。
世界は通常、器や環境が揃ってから、中身を現すものだ。
池があるから蛙が来る、のように。
ふろしきは、器がなかみに合わせて
かたちを変えていくという姿勢なので、
どんな体裁の本になるかは、一つひとつの
写真やむすび方や言葉といった、内容次第。
モデルさんの写真の、目のひらき具合ひとつから、
本のデザインがまるで変わるかもしれない。
中身にうつわが合わせる
風呂敷の思想?は、
蛙がいるから
池が出現するというもので、
僕はそういう在り方が、このましき未来を
築いていくと信じている。
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