いつものように、この初夏にもメダカが卵を産んだ。
例年はもっと早かった氣もするが、今年は春が遅かったせいか。
睡蓮にまとわる藻(サヤミドロか)に産みつけるが、
よほど隠れ場に恵まれないと
孵化した稚魚は大人なメダカに喰われてしまう。
このたびも、卵の量の割に赤ちゃんが少ないので
飲み込まれたと見、
まだ卵のありそうな藻を他へ移した。
するとさっそく、翌日にはその小鉢に稚魚が5,6匹つんつんと泳いどる。
藻だらけなので、竹ひしゃくですくって
稲の苗床に移した。
まだ幼い苗と、2~3cmと浅く張られた水。
メダカは稲と相性がよい。
藻にはからまっても、
イネの茎の間なら軽快にひゅんひゅんと進める。
さあ、今年は総勢何匹くらいの子が生まれるかな。
苗床には、ヒル、アカムシ、イトミミズ、ミジンコ、オナガウジなどが
妖しくうごめいているが、
彼/女らの一部は、田植え後に
メダカのエサになってしまうかもない。
どこへ引っ越しても、うちの庭は
生きものが豊かなになる。
それはエサがある(野菜くずを撒いているのでそれを食べに虫がくる)のと、
薬を撒かないこと、自然に生えてきた草をある程度生かすこと、
水がよいこと(安定した水)
そして何より、僕が生きものたちを誰よりも愛しているから、かな。
今日は、いつものカナヘビに加えて、
シジュウカラらしき親子がきた。
巣立ったばかりのヒナが餌をねだり
親鳥を追い回してきゃあきゃあと
騒いでいました。
震災以降、全国的に虫の数が減り
それに伴って鳥の姿も減ったようなので
こんな出逢いは感激です。
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