今日も横濱の山手へ、メンテナンスの依頼で。
山手の示す通り、小高き丘の上の地域で、高級住宅街ともいえる。
中華街も隣り町なので、時間に余裕あればお昼に寄りたいものだが、
今日は朝焼いたホットケーキを持参してある。
中華街はお店が多いから、どこがよいか迷うところだが、
私はほとんどお肉を食べないので、行くなら
萬和樓「味味香」という台湾素食(菜食)のお店かな。
それと、紅棉というお店の、マーラーカオ(蒸しケーキ)や
エッグタルトを食べながら
歩くのも乙なもの。
せっかく好きな中華街なので、食用油の垂れ流しも
要因となる、横濱の川の汚れを何とかしたい。
中華街地域専用の浄化槽を設けて、大量の廃油を処理するか、
あるいは廃油を逆に買い取って、浄化したものを発電燃料に使うとか。
川の自浄力を高めるために、岸辺にヨシを植えて、
着物の似合う江戸情緒のさんぽ道にするのもよい。
できることを何か一つだけでも。どこかが変わると、
バランスで、ガラガラと他もつられて変わってきて、
佳き連鎖を生む。
そういえば、東京湾のオイルボール(下水の油が救状に固まったもの)は、
下水道に網のフェンスを設置したことで、海に流出しなくなった。
根本解決ではないが、ありがたい進歩。
環境への取り組みって、数字的な省エネだけだと、我慢のエコに
なるけれど、見える化して、実際に川が綺麗になったり
泳げたり、生き物の種類が増えたりすれば、
こんな楽しくてやり甲斐のあることはない。
ただし、見える化の結果を急いで、ただ石をモルタルで固めて
自然風の護岸にしたり、電力を使って濾過や循環させても、
本来の土地が持つ、めくるめくシステムは発揮できないから、
5年、10年計画で、自然に環境が再生するための、
基盤造りや手助け、周りから1人1人の思いと行ないが
ジワ~っと表れてくるペースがよい。
要するに、棲みつく、居着く微生物が入れ替わる所から、
だんだんとふくらんでくる。
ふるさとの川をきれいにしようと、地元の住人や子どもたちが立ち上がり、
ごみを拾ったり、石を積んだり、水性植物を植えたりと、
手作りによる環境再生が盛り上がって成果を出してきた所に、
ついに行政も協力する!となって、結果的にコンクリートで
「自然風」に造り込んで台無しにするケースがある。
水は澄んでも、生きものが棲みにくくては意味がない。
十全たる対話や調査が必要です。
話が変わりますが、このブログに来てくださる方は、
「タニシの死する理由」という記事がきっかけの人も多い。
金魚やメダカを飼うときにタニシも入れることがあるが、
いつの間にかタニシが死んで、空になっていることは少なくない。
実は、タニシだけ飼い、あとは砂利と水草がある環境では
死ぬ確率がぐんと減る。
金魚がタニシをつついていじめたり食べるのかは分からないが、
おそらく酸素不足が原因だろう。
金魚の糞や食べ残しや枯れた水草などの窒素分、有機物が
底に溜まると、微生物が分解するにあたって水中の酸素が消費されるから、
底のヘドロの中は酸欠状態となり、そこにいたタニシが命を落とす。
以前の記事で書いた通り、他にも原因はあるだろうが、
やはり、水に有機物が多いと生きものが棲めなくなる道理で、
だから、肥料のやり過ぎや油を流すことは大きな環境破壊となる。
食べ過ぎにも同じことがいえる。どきっ…
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