ふろしき王子のブログ◎
出前講座開催☆
http://furoshikiouji.asia
メール isamix@gmail.com
 





きょうは、頼まれものの絹布を藍染したり、小ふろしきを数枚縫ったり、レポートの作成などしていました。
色々といっきにこなせたらよいのですが、一つ一つ向き合っているとすぐに一日が過ぎる。
その合間に、ご飯を作ったり、おむつを替えたりするために、にぎやかな我が家です。

明日はふろしきの結び方イラストを描いたり、シュシュを縫う予定ですが、
息子が恐竜の骨を見たいというので、早く用事を了えて、上野の国立博物館に行くことになりそう。
昨日まで彼はセキをしていたので、様子を見てから決めたいと思います。

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河童  




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庭に投げておいた夏みかんの種から発芽した
鉢植えがいくつかありますが、

葉の量も多くないのにアゲハが産卵するので、
何匹もの幼虫が途中で葉を食べ尽くして、足りなくなってしまう。
それで、まだ幼虫のいない鉢に移動させたりして、何とか命をつないでいます。

みかんの樹は、たとえ葉が尽きても枯れることはありません。
ただ、光合成ができなくなるので生長も止まります。
いずれ、沢山のアゲハの幼虫もびくともしない、大きな樹となってほしい。



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ふろしきを「好き」という自覚は未だ持たぬまま、意図する前に
手が先走って日夜むすんでいる15年間。





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シュシュを2こ使います。

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昨夜は久しぶりに、床で寝落ちてしまった。

特に寒くなくて大丈夫でしたが、
座布団数枚を体に乗っけていました。

ざぶとん、厚みがあって暖かいのであります。
ただ、その上から毛布なりタオルケットをかぶせると効果は倍増するでしょう。

皿洗いも入浴もせずにばたんと寝ちゃったお蔭で、翌朝は早く目覚めた。

すると、外はごうごうびゅうびゅうと大嵐。
台風の余波のようです。

僕は、台風は必要悪と思っていて、影響はあっても
一般的なタイフンなら地震ほどの被害には至らない。

地震も台風も、何かバランスを取るための揺り戻しであるなら
後者で済むほうがまだよい。

いずれまた、関東で大地震は起こるでしょう。

そのために備えようとはいっても、運と直観にも左右される。
ビルなら低い階が潰れやすいから上へ登ろうとか、水を備蓄するとか、
笛を携帯するとか、教えは色々あるけれど、

本当は、何も準備しなくても大丈夫なのがよい。

はじめから、海の間際に住宅は建てない、井戸や川の水を美しく保って
いつでも使えるようにしておく、高すぎる建物は造らない、
もっというと、生き埋めになるコンクリートは使わない、
煙を吸って倒れるような建材は許可しない、
どの町にも、避難生活できる、森に守られたキャンプ場がある、そんな風に。

一人一人が我が身を守ることも絶対大切だけど、その後、周りの皆と助け合って
生きていけるための、シンプルで最低限のインフラや協力関係ができていないと
自分や家族だけを守るための暴力だって起こらないとも限らないし、
子どもやお年寄り、ペットには成す術もなくなる。

自宅にどっさりと備蓄があっても、外出や旅先で遭難することもある。

雨水も飲める携帯浄水器や、包んだり防寒にもある風呂敷があれば
だいぶん助かると思う。

堅固なよろいを着て守ろうとしても、その重荷によって続かずに自ら潰えるかもしれない。

身軽でいながら、臨機応変の智恵と工夫と人との協力で
ひとつひとつの問題を解決しながら整え、だんだん楽に適応していけたらいい。



守らなくても守られる、そういう環境、仕組みにしていきたい。

どこの水もきれいだから浄水器もミネラルウォーターも必要ない、
街の樹樹には果物があふれ、川や海には魚介が湧き、
遠くの町から支援を受けずとも、自分の町や周りの町同士の協力でことが済む。

ひとりひとりがいつもよく体を使って歩いたり、家事をしたり、
ひと通りの修繕、設営、ひも仕事などなどできるサバイバル力が
普段の暮らしを通して身についていて、非常時も別段慌てる理由がない、ように。

野生の動物たち、何ひとつ物を持たなくても、毎日健やかに生きていける。
人も、それができる環境と身体能力を得た上で、手ぶらでのんびりしていたい。
鉄壁の守りを構築するのもまた、江戸っ子にはきもちよくない。
いつもさっぱりしていられたら。

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プリン
鯛焼き
甘栗
焼き芋
カスタードクリーム
チーズケーキ
草もち
お汁粉
バナナ
みかん

赤飯
焼き鳥
餃子
ラーメン
白ご飯
カレー

美味しい緑茶

ふりかけ
卵かけご飯
焼きおむすび
海苔の佃煮

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息子と一緒にペットボトルとレジ袋、ヨシの茎、輪ゴム、ガムテープ、
ひもで舟をこさえ、近所の浅川に浮かべてみました。

布ガムテープも水で剥がれるために、柱が倒れるなどして
しょっちゅう転覆しましたが、次に向けて色々と学びになりました。

帰宅後、コピー用紙を引っ張り出して
絵を描きまくり、坂口さん家状態に。




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二番目おてんば長女一歳。
昨夜、彼女が布団から跳び出る瞬間に遇った。

ゆるゆると布団から抜け出る感じではなく、
まるで大砲のようにげんきよく飛び出して
ずどん!と壁に当たっていた。

そうして掛け布団はおろか、畳の上ですやすや。
そんな寝相のよさです。

長男虎之介が座卓で絵を描いていれば、
ペンを取ってかんだり消しゴムをなめたり
紙をぐしゃぐしゃにして大変なので
トラはダイニングテーブルで描くか
勉強机を用意したほうがよいかも。
(何しろ、長女がいたずらしなくなった所で
もう一人小さな子が待っている)

ハイハイ全身移動はかなり速い。
そしてこの頃は立ち上がってしばらく止まっていられる。
足腰安定して走れるようになったらいっしょに相撲をとり、
有りあますエネルギーを発散させよう。

小さいうちから人と触れあっていれば、好き嫌いはあっても、
体の壁が薄くなってコミュニケーションがとりやすくなろう。

生まれつきの性格は変わらないから、
別段あかるく楽しいキャラを演じる必要はない。
暗くてもまごころがあれば吉。

いっさいはいつでも笑顔。
それが、幼稚園、小学校、中学へと進むごとに
微笑みの減ることのないよう、僕はこれからも
おかしくて変なおとっつぁんで居よう。



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学生時代はよく一人旅をしていて、
風呂敷も大いに役立ったのですが、

とてもきれいな海や川と出逢ったとき

男はヒモと手ぬぐいで簡易ふんどしを結べるが

女性の胸隠し用に、ふろしきで何かできないかと考えはじめた。

しかし、あれこれと結んでみても、胸の間が広すぎたり
強い波では心配、などとなかなか決まらなかった。

そんなとき、そこに一本のひもを組み合わせたところ
たちどころにかたちがフィットした。

ここから、何でも風呂敷だけで、と限定せずに
カゴやひも、手ぬぐい、シュシュなど身近で
シンプルなものとのコラボによってレパートリーが広がる。

その後、このふろしき水着は非常用や授乳時の胸あてとしても
布の素材次第で生かせることから、水陸両用ブラという
ネーミングへ至る。

実際これで海で泳いだ友達もいます。
また、ビーパルというアウトドアの雑誌で2007年頃に紹介されて、
モデルさんがプールで着用しました。
ちっちゃい子をパンツ1枚で水遊びさせるようなときも、
ちょっとしたおしゃれによいと考えています。
可愛くしたければ、元々かわいい布を選ぶことが大切。




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うちからは、多摩動物園が近くて、自転車でも15分足らずで着きます。

息子が行きたいというので、ちゃっと行って参りました。

丘陵地にあって、坂道が多く、上野よりもずっと広い。
よい運動になります。

フラミンゴ、昆虫館、ライオン、チーター、アフリカゾウ、キリンなどを見て帰りました。

息子はお土産にうさぎのぬいぐるみ。



基本的に、動物園不要と考えているのですが、それは動物の種類にもよります。
小動物を、自由な環境で飼って、家で飼いたくても飼えない人が
触れ合えるのはよいと思います。

理想は、身近な環境、家の周りなどに、野生のいきものたちがいることです。

子どもにとっては、柵の外からでっかい珍しい動物をただ眺めるよりも、
裏庭のサンショの木のアゲハの幼虫が育っていくのを見ながら、
オレンジの角のシトラスの香りを吸って、五感でいのちに触れていき、
生態系の中に自分もお邪魔していて、できたらみんなのために
貢献できる部分でありたいという感覚が、自然と身についたらって思う。



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今日土曜日は、息子と一緒に出かけていました。

午前中はパン屋まで徒歩往復25分くらい。

午後は、画材の紙(イラストボード)を買いたくてまず聖蹟桜ヶ丘へ行くが
売場が無くなっていて、歩いているうちに息子は眠くなっておんぶ。
本日僕の服装は長袖シャツに、やや丈のある半ズボン(実は海パン)、下駄に斜め風呂敷背負い。

次に八王子へ行ってユザワヤを見るが、小規模店舗で布だけだった。
息子が目覚めて、また一緒にあちこち歩く。
ペットショップで生きものを見てから、画材はあきらめて駅の方へ戻る途中、
裏路地で画材屋と出逢って、めでたく紙を買う。

息子はその前から、沢山歩いたからかお腹がすいて動けないというので
自宅に電話してから、行き着けの台湾料理屋でラーメン一杯たぐりてみようとするが、
何と先月閉店した様子。。。

同じ通りにある、知り合いのきもの屋さんに聞いて分かった。
残念だけど、息子も腹ペコであるので、おすすめのラーメン屋(すぐ向かい)を
教えていただき、のれんをくぐる。息子は4歳ながらラーメン一人前をペロリ、
もっと食べたいというので餃子も注文。家族経営で雰囲氣のよいお店でした。



絵を描いてから氣付きましたが、今日は海パンではなく長ズボンでした。ひざに継ぎ当てのついた。
だんだん涼しくなってきましたね。


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昨日は地元でスペースを借りて、古武術ワークショップをしました。

参加者は女性3人・男性1人とうちの息子、そして僕は
着物にハカマ姿です。

自己紹介のあとは、恒例の、ハイハイしながら
手のひらで床のチリを集める掃除兼ウォーミングアップをし、
そのままハイハイ鬼ごっこ。
次に、反対に仰向けになって、足裏で体を押しすすめる動き。

足腰を中心にうごき、手はつられずに
自由に動ける状態が佳い。

荷物を風呂敷で背負い、両腕を振れなくして、
腰を落としてひざから、下半身だけで歩く感覚をつかむ。

現代生活では日常あまり使っていない足腰をサポートするために、
斜め(バイアス)に折りたたんだ風呂敷を
帯として腰骨の高さに巻いてしっかりと結ぶ。
骨盤を締める筋肉を助けながら、反発でその筋肉もついてくる。
まさに心身の要となる腰の筋。

それからは帯をしたまま実習をつづけますが、
ひざを曲げてがに股の畦道歩き。
重心を落として安定させます。
ガニ股で歩いても、そのせいでO脚になることはありません。
オー脚は、上半身の重さを支えきれなくなり、
やむを得ない防衛策としての体の対応なので、
逆に日頃から腕力に任せず、足腰中心の全身運動を
心がけていれば、難なく上半身を支えられるし、
それでなければ、加えて荷物を持ったり背負うことは適いません。

手は歩いても影響を受けず自由なので、
次に、歩きながら腕を動かしてみますが、
動かすときは、右足を踏み込んだときは右手を伸ばす、
左足を踏み込んだときは左腕を広げる、というようにすれば
お腹が捻られず、上下にぶれないで
疲れにくく、無駄なく凛と動けます。

よく、ナンバ歩きは足と腕の同じ側を出すといわれますが、
それは間違った認識で、もともと腕を動かす必要なく
腰から下のみで歩けます。
ただ、そこに腕の動きが入るときは、
右手(肩・ひじ・手先まで含めて)を開いて伸ばすときは、
右足を踏み込んだときと同時にすることで、腰を捻らないようにします。

講座では、右足を踏むときは右手も右斜め上前方に伸ばし、
左も同様にしながら一歩ずつあゆむ練習をしました。
指先は、肩に力が固まらぬようグーに握らず、
親指と人差し指と中指が外に伸びたままです。

こういう動きになると、いつでも安定しているので
どの瞬間でも決めポーズになります。

上下に揺れないので骨や軟骨にも優しい一生もののうごき方。
お盆に水入りのコップを乗せて、
揺らさずに運ぶのは簡単になり、
動画撮影も、縦揺れなく歩いたり走って撮れます。

その後は、倒れる練習。受け身とも違い、
なるべく最後まで足裏を地面に残し、お尻から落ちるようにする。
そして、相手を倒すときも、投げずに
安全に着地するまで体を添わせる。

やっつける、という意識じゃない。一緒に安全にもつれながら、
敵意や戦意も喪失して、和合する。

毎回、半分は新しいメニューにするので
僕も実験的でわくわくしています。
今回のヒットは、手の指を使わない相撲。
手で相手をつかんでしまうと、力技に行きやすいので
全身で組み合い、安定感の差で落としていく。

腕をつかんでぶん回したりができないので安全性も増し、
子ども相手や男女の試合でも、筋力は問わずにできます。



腕力は本質ではなく、芯のエネルギーが大事。
左右の手それぞれに人がつき、両手でつかまれた状態で
前に歩いていくこともしましたが、
下半身だけで歩ければ問題なく引きずって行けます。

参加者の1人に手裏剣修行中の方がいますので、
重ねた段ボールを的にして、皆で打ちました。
僕は初めは駄目でしたが、安心感と気迫
(肩の力を抜きながらも、一点集中する)によって、
何とか3回連続して刺さるようになりました。
楽しい!



小風呂敷を結んだボールを、木刀で襲ってくる人の顔に投げて
ひるんだ隙に逃げる練習も。

これは、石などを本氣でぶつけてはなりません。
相手を怒らせたり、恨みを抱かせるとは危険を残すことに。

安全な風呂敷ボールを、勢いよく腕を振り上げて威嚇しつつ
ぽい、と優しくなげても、顔をめがけると
たいていはびびるので、逃げやすくなります。

敵をコテンパンにやっつけるのが目的ではなく、
戦闘モードを中和させながら、お互いの問題を解決すればよい。

大変長文になってしまいましたが、
多摩古武術研究会では、そんな感じに
日常生活や護身に役立つからだ使いを、
みんなで体験しながら一人一人自主的に
ポテンシャルを引き出して切磋琢磨していく集まりです。

次回は10/16(木)の14~17時。参加費2000円。持ち物は動きやすい服装です。
参加費を貯めて、時おり遠方からゲスト講師を招き、
新鮮な風や視座を取り入れていきます。

興味ある方は、メール isamix@gmail.com よこやまいさお まで
ご連絡ください。

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最後まで安心し切って生き、そして昇天する。

誰しも何らかの原因(天災・事故・病氣・老衰)でいつか亡くなるが、
いつも不安と戦っていては、どんなにからだが健康で長生きしようとも、
面白くないだろう。

たとえば「早く寝なければならない」理由が、「さもないと寝坊して遅刻して怒られる」であり、
さらに、「怒られたくない」理由は、「自分を否定されるのが嫌、不快だから嫌」
としたときに、怒られることや人に迷惑かけることを不快、よくないと思っているのも
自分自身の思い込みや、これまでに刷り込まれた道徳倫理観念による。

迷惑をかけられた被害者も、殺されでもしない限りは、
ある社会のものさしの上で、迷惑を受けたと思い込んでいるにすぎず、
別世界の住人からすれば被害妄想に見える。

怒るほうも、怒られるほうも、その時代のその社会のルールに準じているからこそ、
怒る権利を行使するし、怒られる不安を覚える。
もしかすると、ある南の島では、約束より1時間遅れても早いほうで、
逆に予定よりも早く来るのは相手の準備を狂わす、迷惑な行為とされるかもしれない。

今いる社会のルールから逸脱し続ければ、いずれ排除されるだろうが、
そういう利己的とみなされる人であっても、問題とされない居場所もあるだろう。
そこを探すのが就職活動のひとつの鍵と思うし、
政治には多様な居場所を用意してほしい。

なりたい自分を演じられる場所を選ぶより、
受け入れたくない自分でもOKな処を探す。
ただ、一所懸命さがす必要もなく、ただそのままで居れば、
合わない所からは淘汰されたり、共鳴するものと自然引かれ合うので決まる。
生来のんびりおっとりしていて愚鈍と蔭口叩かれる人は
それを氣にして、もっと素早くならなきゃと目指すよりも
ゆったりしたままで居さえすれば、それが生きる職場なりに出逢う。



生まれつき手の無い人が、どんなに努力しても手は生えるものではないので、
手が無くてもできることをはじめから坦々と続けたほうがよい。
人には羽がないので、はばたこうとがんばらずに歩いたほうが早い。
直立歩行では、どんなに走る訓練をしても熊にだって勝てはしない。

人々が目標を設定してそれに向けて頑張ろうとするのは、
自分をある限定的な世界の優劣に合わせる行為だ。
だけど、社会を自分に合わせなければ、非常時や、弱い立場に立ったときに生きることが困難になる。

ホームレスの人が寝そべって、善良な一般市民が迷惑するという
正義感によって、間仕切りを付けたり、寒くて背中も痛くなる
金属製のベンチへわざわざ建て直したあとに、
それを行使した権力側の人間は、いま自分は帰る家、暖かい布団があるから
多数の有権者の機嫌を損なわぬよう思ん図ってしたわけだけど、
もしも自分がリストラされて、転職活動で疲れたときに公園の
ベンチに横になりたいと思ってもそれは叶わない。

第一、面倒なことはしないほうがよい。ベンチの例で恐縮だが、
元の木のベンチがそのまま使えるのを壊してまで新造するものかは。
むしろ、木の長ベンチを増やすだけでよいし、
そのぬくもりのベンチ作りにこそ、雇用を見出せばよい。

川にたいそうな護岸工事をして水を止めて、ぎりぎりまでマンションを建てなくても、
川は時にあふれるに任せて、氾濫しやすい川のそばには元々住まなければよい。
面倒なことを、コストをかけて率先すれば、それ以上の収益が見込めるから
人間は、そんな欲のためにいらんことばかりするけれど、
目の前の利益だけ獲っても、その後の終わりなきメンテナンスの苦労を考えたら
何もしないままのほうが、回りまわって、他の利益に与していたことに
後から氣付くこともある。

もしもやるなら、いつでも元通りに戻せる方法をとるべきだ。
そう、風呂敷のように。うまく行かずとも何度でもやり直せる。
用が済んだらほどいてまた一枚の布がそよぐ。

はじめの文に戻るが、何があっても安心して生きるべき。
不安は判断力を鈍らせて、かえって危険。
安心の中で、自然体がとる行動、それこそ、過去数百億年生きてきた
細胞の叡智に基づいた、もっとも安全かつ進化へ向かう
クリエイティブなはたらきとならむ。

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親子で楽しく「ふろしき」講座

大切な風呂敷のむすび方を、親子で身につける実習です。

とき:10/11(土)10:15~11:45
場所:吉祥寺駅徒歩2分 産経学園 南口出て右斜め前方向。武蔵野市御殿山1-1-3クリスタルパークビル5階
参加費:受講料+教材費(小ふろしき付き・復習用むすび方イラスト):2,484円(親子1組で)

持ち物:大風呂敷(幅90~100cm前後)お持ちで無い方には貸し出しします。

こちらのページから申し込みできます
または、吉祥寺産経学園 電話:0422-40-2261 へお申し込みください。

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