新月譚（貫井 徳郎）

ズバリ言いましょう。
これ は、よかった　　＼(*T▽T*)／　

もともと貫井先生のファンではありますが、改めて　期待を裏切らない作家さんだと
感服させられました。
読み応えある恋愛小説で、実に 『骨太』！

そもそも、ワタシにとっては ラブストーリーって、ちっとも好みのジャンルでなく
この本も貫井作品だからと予約をして、読み始めたら、
“え、え、え・・・　これって恋愛ものだったの？？？” という始末…（汗）

いんや～～（唸）
これは、すごい。
どうして、こんな風に書けるんだろう…　(゜-゜;)
もしや、咲良怜花 ＝ 貫井徳郎の側面？…だったりしたのかな…？！ とも思わずにはいられない　深さ！

いえいえ…
そんなことはないですね。
ましてや、奥さま（加納朋子さん）は、ご闘病中だし・・・
（とゆーか、加納朋子さん → AML（驚!） → 移植までされた（驚×２!!） → 貫井徳郎さんと夫婦だったのーーー？！（驚×４!!!!）という、衝撃に次ぐ衝撃の事実を知ったのでした…。）

っとっとっと・・・
話がそれましたが、こちら にも 貫井センセイのお顔入りで詳しい記事がありましたので。
（想像していたより、若っ！（驚）
　お名前からして、てっきりロマンスグレーのご壮年のおかたと思っていたので…。
　むしろ、当該作品中の木ノ内徹 氏を連想しておりました。）

そもそも、ワタシが 貫井先生のミステリーを好きになった理由は、登場人物の心情に切り込んでくる作風でして、
ミステリーならではの“陰”や“憐”色の描写に、読んでいて心が揺さぶられるからです。
だからこそ、こーゆーテクニックは 人生経験豊富でないと とても無理だと思い、
勝手に 貫井先生のご年齢を、かなり上の世代と想像していた所以なのですが…（汗）。

この持ち味はそのままで、主人公が同性ということもあり、今回、後藤和子の 頑ななまでの
心情に共感しつつ、なんだか ミョーに引き込まれてしまったワタシです。

早くも、今年の自分の中の順位付けを意識した作品になってしまった…。

【つぶやき】 日傘放浪記

ようやく、怒りが治まってまいりました…。
やっぱり、落胆と 軽蔑と 不信感と・・・ (▼皿▼#)ユルサン!!

だって、だって…
フツー 人の名前シールが貼ってある持ち物を、持ち去りますーーー？！
もしも、自分の妻や 友人や 姉妹が そーゆー事を、何食わぬ顔で しれっと
してたとしたら、ど・う・よ　？？！
L(゜皿゜メ)」（怒）（怒）（怒）

ったく、　人様の持ち物を 持ち去り、平然と使用している　そこの あーーた。
その日傘はねぇ～～
ふっふっふっふっふ…
呪いの日傘なのですぞ！
あーたの身に、次々と悪いことが起こり、あたしゃの 持病の激痛を味わうことに なろうぞよ～～～（恐）
けーーーーケッケッケッケ…　（怨）
~~^m川゜Д川m~~~~

と、思わずにはいられない…　　落ち込みを切り替えられないのじゃぁーーーーーあーーーあぁ～～（泣）。
だって、だって、
買ってまだ２回目の日傘だったんですもの（悔）。
しかも、自分で「傘を紛失しやすい質」＝ なくすからと、高いのを買わないからだ！
＝ 思い切って高いのを買えば、気を付けて置き忘れたりしないだろう。
＝ しかし、本質的な自分のうっかり度に この仮定に全く自信が持てず…
→ 名前シールまで、ばっちり目立つ持ち手のカーブの部分に 貼っただよ！
(▽□▽)

なのになのに…
なんで、ここは多国籍な土地柄でもなく、都会でもなく、
いたって 地味ーーーーな、住宅地ですよ。
それが、唯一の駅ビルのフードコートで、
我が家から 目と鼻の先で、
家に帰ってから 気付いて、すぐに電話したのに、
なんで ないのよーーーーー！
。:゜(。ノω＼。)゜・。 うわわぁーーーん！

しかも、わたしゃ、
諦め切れなくて、　駅ビルのインフォメーション → 図書館 → 駅前交番 → 駅 →
反対口（自宅のある方側）のセブンイレブン…　と、捜索しましたとも。
が・・・
我が家の神さま（お札）にお神酒も差し上げて、拝んだのに…
なぜ、　なぜ、　なぜ　消えてしまったのかーーーーー（叫）？？！

ということで、普段は 肝心な事まで失念する
良く言えば、さっぱり気質（悪く言えば、ただのバカ）のワタシが、ここまで執着するんですもの、
そりゃー、　上記のとおり　“呪い” とでも発想の転換を図らなくっちゃぁ
立ち直れまへんて。（怨）　　あーた。　(っエ`o)エグエグ

うちの犬顔ダンナも、最初のうちこそ（私の呪いパワーに対して）
「あんたねぇ…、そーゆーこと言うと 性格が歪んじゃうから、止めなさいね…。
　ボクが 日傘買ってあげるから。」
と申しておりましたが、
人の（しかも記名までしてある私物を）持ち去るなんて、これは、立派な犯罪！
→ 罪を犯したならば、相当の 罰を受けにゃぁ ならんのだよ！
→ だば、 自分が苦しみを受けて → こりゃ、ひょっとして あの日傘を持ってきたからか？！
と気付く。 → 日傘を持ってきてから、自分の身に次々と起こる不幸は、もしや、自分が
人の物をドロボーしたから？ → ごめんなさい！ 私が悪うございました（悔）。
→ 今後、このような悪事をはたらかないことを誓います！ → 犯罪減少 → めでたし めでたし。
となれば、正当な道理だろうて！
o(｀Θ´)○☆パンチ!
　
と、ワタシが 説き 問うたところ、
→ 夫 「うーーん…、 確かに キミの言うとおりだす…（汗）」
という結論に達しました。

おりゃーー、　うりゃ～～～ 　 (#｀Д´)ノゴルァァァァァ!!

それにひきかえ、
何度も 忘れ物リストを見直して、倉庫にも見に行って下さった、駅ビルinfoのお姉さん、
セブンイレブンのお姉さん、JRのお兄さん、
3人がかりで対応してくださった 交番のおまわりさん、
帰ろうとした私を引き留め、遺失物届けを作成してくださった 新人の爽やかなおまわりさん、
などなど・・・
みなさん、お忙しい中 こんなおばちゃんの、 しかも たかだか日傘１本に対して、
（しかも、元はと言えば この おばちゃんが 31アイスを食べたい一心で、犯した過失なのに…（痛！））
ここまで親身にご対応くださり、　本当に 本当に ありがとうございました。（涙）
m(__)m

－ 結 －

トッカンvs勤労商工会（高殿 円）

はい　はい、
どんどん 行っちゃっております・・・。
ズバリ、申し上げましょう。

こっち も、よかった～～！
すごく　すごーーく よかった！
∃ヨヨョョ。+゜(ノД`)゜+。ョョヨヨ∃

やっぱり、 うまいです。 高殿さんの 演出。
特に、ワタシは、清里おやじさん（署長）のキャラと 容姿に 惚れたっ (-ω-*)ポッ
普段は、のほほんとした おとぼけキャラなのに、この 温かい目で
実は 部下たちのことをよーーーく見ていて、 ぐー子のピンチを 救ってくれた
かっこいい ドラえもん。
（ドラえもんの魔法は、１回限りとゆーところも 実に愛らしいですな。）

しかし、エリートのおやじさんは、ぐーちゃんに同行した 銀行や裁判所に於いて
ちゃんと力を発揮される かっこよさ！（惚）
あーーーー、　たまらん　　゜+.゜(´▽`人)゜+.゜ィィ!!

と、…
だいぶ おやじさん（署長）寄りになってしまったが、
木綿子サンは、やっぱりイイ女でかっこいいし、
鏡トッカンの幼馴染＝エリート栃木県民２人組やら、春じぃやら、登場人物たちが
映画のように １人１人印象に残るキャラとして、イイ おシゴトしてます。

ぐーちゃんも 一生懸命な いい子だから、どんどん成長してしまっているけど、
このメンバーをいつまでも見ていたいから、ゆっくり進んでもらいたいなぁ・・・ (´∀｀)

トッカン―特別国税徴収官―（高殿 円）

ふーーん・・・ ドラマ になるんだ～
と、最初は、ほーーんのデキゴコロで 読んでみたところ、
ｗ(＾○＾)ｗ 　 おもしろいではないか～！

いやぁ～、 これ は もうけものでした。
高殿 円さん、初めて読んだけど う・ま・い !!
税務署って、イメージとして　全然ピンとこないのですが… （おいおい… (゜ー゜;Aアセアセ）
滞納者からの徴収や差し押さえ業務の 一筋縄では行かない税務署員のご苦労が、
よぉ～く わかる。

ちょっと不謹慎ですが、警察ものよりも 遥かにドラマチックで、駆け引きも手が込んでて
客観的に楽しめます。

何と言っても、キャラの多彩なこと。
新人ぐー子の 純真さや迷いや戸惑いが、よぉーーーく描かれています。
通称「死神」のトッカン鏡も、仕事がデキルだけでなく、実によく ぐー子のことを見ていて
ぶっきらぼうで 容赦ないけど、読み進めるうちに いろんな人への“愛” が伝わってくる
いや～、　実にいい人なんです。

それに、ぐー子と宿敵のライバル同期・千紗との やっかみも面白い。
まぁ、 最後は結構 心に沁みる場面も用意されていたりして、本当に「あっ!　(゜∇゜ ;)」
という間に読めます。

ということで、続編もゲットしてあるのです。
ふっふっふ…♪
さぁて、　このままハマりますかな ?!
楽しみ　　楽しみ。

【アイス】 ハーゲンダッツ（クリーミーミント）

気になっていた 期間限定のフレーバー。
ミント好きのワタシとしては、外せません～♪

ハーゲンダッツさんのHPによりますと、
　　コクのあるミルクの味わいとさわやかなミントの香りが溶け合った、夏にぴったりのアイスクリームです。
　　真っ白な色合いも特徴です。

しかも、＜開発者のこだわり＞ として
　　ミントは、お客様からのご要望が多かったフレーバーのため、ハーゲンダッツにしかできないミントアイスクリームを目指して開発をスタート。
　　ミントアイスクリームのいろいろなパターンを試作した結果、たどり着いたのは、ミントとミルクの素材そのものを楽しめる、シンプルなアイスクリームでした。

(*＞∇＜)ノ にゃるほど♪

んで、実際 食してみての感想はというと・・・
(-⊥-。三。-⊥-)フルフル
　　　　↓
開発ご担当者さまへ
　　乞う！　サーティーワンか 北見市での修行 および 再考。
　　よろしくです。

夏休みのサンタさん（井沢 満）

井沢作品、あまり世に出てこないのですが、大・大・大好きなんですよね。
今回 は、題名と本の薄さからして　すわ、児童文学か？？？
と思いきや、 見事に予想を裏切られる 内容となっており、さすが 脚本家ならではのご手腕だと
改めて感じさせる イイ話でした。

都内在住 吾川家の当主・朝雄と、実母のきゑ＋愛犬ラッシーが挑んだ キャンピングカーでの長旅は、
実は、きゑを小樽の老人ホームに送り届ける目的で始まったという 重いテーマ。
しかし、この旅に付随することになる 6歳の少年・健太＋亀の金田一、
さらに、一歩と栗子の 失職中ヘンテコカップル・・・
達が相成って、いろいろなことが巻き起こる…　というストーリーでした。

いかにも、井沢巨匠！
ユーモアと ちょっぴり涙…っぽいカラーが織り成す展開と変化は、さすがです～。
（いよっ！　有森冴子！！ ← どうしても大ファンなもので… (~∇~;）hahaha）

そして 最後には、吾川家の嫁・萌子サンの 気風のいい姑への想いと行動が待っていたのも、
脚本家さんらしい 盛り上げ方と言えましょう。

朝雄さんと きゑさんのハートを射止めてしまった 健太にも、幸せになってもらいたいなぁ…。
ただ、最後は 若干 「盛り過ぎ…？！」という気がしなくもないので、“まぁまぁ” のカテゴリーに
させていただきました。

ラッシーU^ェ^U　飼いたい！　（我が家で飼いたいのは、ゴルだけど…）

僕らのごはんは明日で待ってる （瀬尾 まいこ）

大好きな瀬尾まいこさん、
実に久しぶりだなぁ・・・と思って、新刊を待ち望んでいたら、
おーーっと ビックリ　( ゜ロ゜)
昨年で 学校は退職されたんですね～。
そっかぁ～　　今後は 作家業に腰を据えられるのですね。　　よかよか (^^)

ということで、ファン待望の こちら。
やっぱり、青少年の心理描写が 何とも言えず、ゼツミョ～ d(￣◇￣)b　なんです。

決して、押し付けがましくなく 読み手の心に すーーっと入ってくるのに、印象的。
それでいて、読み進めるにつれて どんどん魅力的に思えてくる人物像、
このようなところは、小説家の中では トップクラスの お上手さ！ だと思っています。
今回、瀬尾作品を 久々に読んで、再認識させられましたがな。

中学時代からの同級生だけど、結婚がゴールインではなさそーな
葉山亮太＆小春 夫妻 の幸せを祈りつつ、続編を読んでみたいなぁ～。

イイヤツ 塚原のその後も、何か発展性があってもいいと思うし、
えみりちゃんも、ちょっと… このままじゃ、かわいそすぎるし。
ねぇ…。