夏休みのサンタさん（井沢 満）

井沢作品、あまり世に出てこないのですが、大・大・大好きなんですよね。
今回 は、題名と本の薄さからして　すわ、児童文学か？？？
と思いきや、 見事に予想を裏切られる 内容となっており、さすが 脚本家ならではのご手腕だと
改めて感じさせる イイ話でした。

都内在住 吾川家の当主・朝雄と、実母のきゑ＋愛犬ラッシーが挑んだ キャンピングカーでの長旅は、
実は、きゑを小樽の老人ホームに送り届ける目的で始まったという 重いテーマ。
しかし、この旅に付随することになる 6歳の少年・健太＋亀の金田一、
さらに、一歩と栗子の 失職中ヘンテコカップル・・・
達が相成って、いろいろなことが巻き起こる…　というストーリーでした。

いかにも、井沢巨匠！
ユーモアと ちょっぴり涙…っぽいカラーが織り成す展開と変化は、さすがです～。
（いよっ！　有森冴子！！ ← どうしても大ファンなもので… (~∇~;）hahaha）

そして 最後には、吾川家の嫁・萌子サンの 気風のいい姑への想いと行動が待っていたのも、
脚本家さんらしい 盛り上げ方と言えましょう。

朝雄さんと きゑさんのハートを射止めてしまった 健太にも、幸せになってもらいたいなぁ…。
ただ、最後は 若干 「盛り過ぎ…？！」という気がしなくもないので、“まぁまぁ” のカテゴリーに
させていただきました。

ラッシーU^ェ^U　飼いたい！　（我が家で飼いたいのは、ゴルだけど…）