めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

いつか陽のあたる場所で(乃南 アサ)

2013-03-01 22:36:41 | 本(よかった!) た・な・は行の作者

ふと、ドラマ の原作本が、大好きな乃南センセイの作品だと知り、喜び勇んで借りてまいりました。
こちら

やはり、乃南センセイは ファンを裏切りません。
何を読んでも、落ち着ける安定感  (o^-')b グッ!

今回のも、大変重たいテーマなのに、
そのあたりの“陰” の素材に、乃南流のアレンジで “陽” の要素を
実に 自然に うま~く盛り込んであり、サラサラっと読ませてくださいます。

特に、最後の章『すてる神あれば』は、とても (o・∀・)b゛ イィ! です。
いつも明るく前向きな グイグイタイプの綾香の、知られさる部分に気付いた
芭子の衝撃・・・ とか、
芭子と小森谷家の厚い壁と弟からもたらされた残酷な結論、VS 大切なおひなさま・・・ とかとか、

いやぁ~~
ほんと、乃南センセイは お上手です。

最終章だけではなく、他の3章ももちろん、‘大石のボタンおじいちゃん’との絡みとか、
次が気になる魅力どころが 随所に散りばめられているのですが、
中でも、最も驚いた仕掛けが、チャラいお巡りさん = 高木聖大 の登場でした。

途中読みながら、どうも気になる… 気になる~… と思いきや、ナント こちら
お巡りさんだったと気付いた時の、うれしかったこと!
。゜ヽ(゜´=Д=`)ノ゜。ヤッターン

続編も ゾクゾク出ているらしいので、また 楽しみBookが 1種類増えました♪

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