めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

いつまでもショパン(中山 七里)

2013-09-05 22:24:33 | 本(よかった!) た・な・は行の作者

大好きな 中山センセイのクラシックシリーズ♪
初作 のドビッシー → 2作目 のラフマニノフ と来て、
ついに今回の 3作目 を読みました。

やった~~~~~~~! ・:*:.・,・ヾ(*´∀`*)ノ。・:*:.・,・
今回のは、栄えある 5年に1度開催のショパン・コンクールが舞台のストーリーで、
まさにまさしく ワタシ好みでした。

演奏曲の特徴や、ピアニストから見た 選択の根拠、
はたまた 本番に挑む演奏の描写など、読んでいて胸が踊ってしまいます。
ポーランドの歴代続く 由緒あるピアニストの家に生まれ、宿命を背負った
主人公のヤンも なんだかんだ “いいヤツ” だったし。

それに、岬センセイの出番も たっぷり描かれていたし、
(もちろん、音楽家としての魅力が主流でしたが、“副業” の方も冴えてます♪)
他の ファイナルまで残った新鋭ピアニストのキャラも、すごく すご~くイイ!です。

特に、中山センセイの曲の進行に伴う描写は、
“本当は、作家じゃなくて 音楽家なのでは… ??” と、あらぬ推理をしてしまうほどの お見事さ。
きっと、ピアノ好き・ショパン好きの支持を得られる部分が 多いと思います。

そして、最後の最後のシーン= タリバンの人質救出のシーンが、
とてつもなく 良かったです。
岬センセイ効果を ここに持って来るとは、改めて 中山センセイのファンで居続けようと思いました。

久々に、2回読み返してしまった作品。 ヾ(*≧∀≦*)ノ

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