めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

東京會舘とわたし<旧館・新館>(辻村 深月)

2016-12-17 21:58:20 | 本(泣けた~) た・な・は行の作者
  

いやはや…
これ(上巻下巻) は、良かった!!

売れっ子作家の辻村作品ですから、いろいろと紹介されてもいますね。やはり。
こちら とか こちら とか こちら

まぁ、
大好きな辻村作品なので、ハズレではないかな…(?)とは想いながら読み始めたら・・・
ほとんど一気読み。
なにしろ、登場人物が繋がっているリレー形式なので、時代の流れと歴史を感じながら ぐいぐい読んでしまう辻村節。

まぁ、なんていったって、読み易いのが辻村作品。
しかし、・・・
これ、ところどころ、電車の中で読まない方が良いエピソード(= 感涙…)が出てくるので、読み始めるとハマってしまうだけに くれぐれもご用心。(笑)

わたくしめの読書タイムは、ほぼ90%が通勤電車内なので、困りました・・・
(/_<)  むむぅ…
まさか、大のオバチャンが公衆の面前で涙流すわけにいかないので(爆)、
いやぁーーー、鼻が出ちゃって・・・(ワハハ)(爆)。

まぁ、上巻と下巻(旧館編と新館編)で いく分 色合いが異なるような感じもあり、好みも 捉えどころも読む人それぞれに分かれるとは思いますが…
自分の好みで平たく言えば、“お仕事小説”の部分に魅かれました。

特に上巻は、大正時代から、関東大震災~戦争 を経て昭和30年代までが綴られているので、まんまと辻村マジックにはまり、“どうしてこんなに情緒が表現できる作家さんなんだろう… ? まだお若いのに…” と感服しながら 前述の自然現象へと繋がる~ という流れに。(笑)

勝目さん、桝野さん、今井さん…
そして、下巻の志塚さん、渡邉さん…  
最後は、藤原社長のトリックに至るまで…(あわわわ)
学ばされました !!!
敬服!

好きなエピソードは…
まぁ、それぞれに素敵で 感じどころアリなんですが、特に「第6章 金環のお祝い」だけは、電車の中で読まない方がいいです。
  。゚(゚うェ´゚)゚。

本気で、東京會舘に行き、真ちゅうの柱(玄関)やこだわりの煉瓦の壁をはじめとする内装の数々を拝みたいと思いました。
そして、ロッシーニの渡邉支配人のお姿を・・・ ぜひとも垣間見てみたい !!
(きっと、オーラが溢れているんだろうなぁ~)

しかし、現実問題として、ワタシにできたのは 東京會舘オンラインショップ でパピヨンやプティフールに空想を馳せることだけでした…(涙)
あーあーー
O宮やU和のデパ地下にも 出現しないかしら~。
(憧)! (羨望)!

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