西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

ロンドン報告(26)ハムステッド田園郊外視察-7ヒース・エクステンションを歩く

2005-09-29 | 地域居住学
レイモンド・アンウィン卿の家を見た後に、北方に方向を転じてヒース・エクステンション(Heath Extension)を歩いてHGS(ハムステッド田園郊外を以下略して記す)本体へ近づいた。H.E.とは少し南方にある有名なHampstead Heathの延長部ということだ。ヒースとはイギリス独特の風景で辞書では、「(低木の茂った)荒野,荒地.」となっている。小説『嵐が丘』などの情景に出てくる。実際、ここでは林の部分もあるが、手入れをしてきれいな芝生になっている部分もある。丁度,真ん中ぐらいに管理小屋があり女性トイレがあった。犬を散歩させている人が何人もいて犬同士の「社交」も行われていたが日本のように吠え合うということは少ない。良く躾けられていると言った感じだ。馬の「通路」も指定されてあるような標示があった。芝生では、少年たちがイギリス発祥の代表的ボールゲームのサッカーとラグビーを広い場所を使い分けてやっていた。遠くにHGS中心部の教会尖塔が見えた。いよいよ本体の視察である。

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