西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

「ぼうさい甲子園」での室崎益輝さんの講演

2007-01-28 | 地域居住学
消防研究センター所長の室崎益輝さんは、私の京大建築学科の若干後輩で、防火・防災の堀内三郎先生の愛弟子だ。神戸大学教授から消防研究所所長になり、法人化の過程で色々苦労している。仕事柄講演する場数が多いとは言え、「話し」が上手くなったものだな、と思う。今日の『毎日』に概要(「生きる力」防災の基本)が載っているが概要を読むだけでもそれが分かる。先ず阪神淡路大震災の教訓として四つの四字熟語を挙げている。曰く、油断大敵、臨機応変、用意周到、そして自立連携である。最後のは、一般に余り聞かないが今後重要となるコンセプトだろう。個々人が自立しつつ、連携・協調するという高度な態度だ。で、「ぼうさい甲子園」で子供達が集まっていることも意識して、防災教育の目標として又四つを挙げる。心(Emotion)に加え知恵(Wisdom)、技能(Skill)そしてつながり(Netwaork)と言う。これらは四方に気を配る「東西南北(EWSN)」の資質と言う。最後は、やはり東西南北につながるNetworkが決めてであろう。

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