西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

石井和紘さんの「新国会議事堂」案

2006-05-14 | 住まい・建築と庭
新幹線で東京に往復するとき、車内で雑誌「WEDGE」「ひととき」を読むのが楽しみの一つだ。これらは売ってもいるがグリーン車に備え付けられている。昔、「WEDGE」で「日本人の忘れ物」を連載しておられた中西進先生が、奈良女子大学の運営諮問会議の委員をされていた時に、私が「日本人の忘れ物」の愛読者です、と言ったら先生は「グリーン車のを貰ったら良い。「ご自由にお持ち帰りください」と書いてあるから」と言われた。以来、グリーン車のを拝借して見ている。もっとも、自費で家で二冊はとってはいるが・・。さてこの「WEDGE」の5月号の「地球学の世紀」(103)で石井和紘さんが「新国会議事堂」案を語っている。石井さんは私より三歳若いが、ユニークな建築家(東大建築卒)の一人で『建築の地球学』というユニークな著書もあり私もざっと読んだことがある。
石井さんの那須につくる「新国会議事堂」案の要点は、森、丸太(材木)、浄土式池、島台、ぐにゃぐにゃ形であり、人工、鉄筋コンクリートの正反対のものである。平面形が別に「ぐにゃぐにゃ」ばかりでなくとも良いと思うが、全体として面白いと思った。しかし「島台」というコンセプトが一寸分からなかった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿