今日の2回生の専門基礎ゼミで私たちの『キラッと輝くいい住まい』(彰国社刊)を読みあわせた。廊下、階段の意義について、単なる交通空間ではなく緩衝空間、行為・気分転換空間、収納・展示空間の意味もあることを読んだ。報告した2回生が「そういう多重な意味があるとは初めて知って驚いた」と発言していた。具体的には本書を読んでほしい。とにかく廊下、階段での意義だけでなく、他の空間ー台所、トイレ等ーでも多重の意味があると思う。どういう多重な意味があるか発見するのが課題なのである。
昨日、奈良女子大での教え子の高岸亜衣子さんが結婚したので私も式及び披露宴に参加してショートスピーチもした。式自体が「人前結婚式」で、私達の38年前を思い出した。(05年11月20日ブログ参照)
ところで、高岸さんの勤めている玉野総合コンサルタントの部長さんが私の隣りに座っておられたので「玉野さんが始められたコンサルタントですか?」と聞いたら、「大抵そういう質問受けます。しかし、そうではなく春日井の玉野川のほとりで生まれたコンサルタントと言うことで、それは庄内川等を通じて伊勢湾、太平洋につながっている。地元を大切にすると共に世界に雄飛(高岸さん等もいるので、雌飛ーしひ?-も含む)するという意味です」と言われた。聞かなければ分らなかった。実際、玉野総合コンサルタントは区画整理などで実績があり、沖縄にまでも支店があるようだ。
ところで、高岸さんの勤めている玉野総合コンサルタントの部長さんが私の隣りに座っておられたので「玉野さんが始められたコンサルタントですか?」と聞いたら、「大抵そういう質問受けます。しかし、そうではなく春日井の玉野川のほとりで生まれたコンサルタントと言うことで、それは庄内川等を通じて伊勢湾、太平洋につながっている。地元を大切にすると共に世界に雄飛(高岸さん等もいるので、雌飛ーしひ?-も含む)するという意味です」と言われた。聞かなければ分らなかった。実際、玉野総合コンサルタントは区画整理などで実績があり、沖縄にまでも支店があるようだ。
永井規男先生は、この3月に関西大学の建築学科を定年(70歳か)で退職された。『アルパック・ニュースレター』で知った。永井先生は、私が京大建築学科の学生・院生の頃(1964~1966年頃)、京大で助手をしておられた。福山敏男教授、川上貢・助教授の「建築史」講座だった。福山先生、川上先生については既に私はブログに書いている。(05年12月04日、06年01月29日)永井先生は早稲田の学部を卒業し、京大の大学院に進まれたと思う。私の印象では、生産史を切り開いておられたと思う。今度の『アルパック・ニュースレター』で関大でのお弟子さんの馬場正哲さんが、「建築工匠史、寺院建築、民家建築」の専攻といった具合に書いておられるが、京大では、その「建築工匠史」を鋭意やられていた印象である。福山先生が古代、川上先生が中世、永井先生が近世という分担かなとも思った。丁度、私も「計画学」分野で「生産計画」が重要と学生心に感じていたので、分野が違っていたが気になっていたのだ。今度、『建築半丈記』という『方丈記』をもじった「よもやま話」を本にされたようだ。トイレが洋式すわり型の一穴に統一されると「古い世代の男性」はストレスを感じると言う「トイレ・ジェンダー論」も面白そうだ。