リエゾン・リサーチャーとは、「学際連絡研究者」とでも言えようか。奈良女子大学大学院人間文化研究科で新 睦人先生が科長の時、学際的な研究科を構想し、どういう修了生を育てるのか、で私は「リエゾン・リサーチャー即ち学際連絡研究者を養成すべし」と発言し、文部科学省提出書類にその言葉が書き込まれたことがある。この言葉は、元々は、リエゾン・オフィサー即ち連絡将校という言葉からきている。(フランス語か)連絡将校とは、陸軍と海軍、前線と参謀等々との連絡を緊密に行いうる将校(少尉以上)である。連絡する両方の実情に通じていないといけない。
同じようにリエゾン・リサーチャーは、理科系と文科系、理科系でも基礎科学と応用科学の両方にある程度通じていないといけない。そのことで、両方で「ブレーク・スルー」の可能性が出てくるのだ。でも、こういう人って大学院で育てうるか一寸疑問だな、とも率直思った。
同じようにリエゾン・リサーチャーは、理科系と文科系、理科系でも基礎科学と応用科学の両方にある程度通じていないといけない。そのことで、両方で「ブレーク・スルー」の可能性が出てくるのだ。でも、こういう人って大学院で育てうるか一寸疑問だな、とも率直思った。