西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

旧制高校・校章の規則性

2006-05-25 | 言語・字・言語遊戯
昨日、的場輝佳さんと旧制高校卒業生の近藤公夫先生(造園学、奈良女子大学名誉教授、旧制三高最後の頃の卒業生)とで喋っていたら、的場さんが、「ナンバースクール(旧制八高まで)の校章にはアルファベティカルに規則性がある」と言う。私は金沢の出身なので旧制四高に親しんできた。親父も四高(しこう)の文乙の出身であるので校章は北斗七星(四陵星)であると知っていたが、英語で考えたことはなかった。的場さんは、一高から八高までAからHまで、それらから始まるものが校章になっている、と言う。聞いていて「確かに」と思ったが、今回は、私の馴染みの旧制四高まで復習して見る。
旧制一高(東京)校章は「柏の葉」・・Oakだが実はAcorn(どんぐり)
旧制二高(仙台)校章は「蜂」・・・・Bee
旧制三高(京都)校章は「桜」・・・・Cherry
旧制四高(金沢)校章は「四陵星」・・Dipper
以下、五、六、七、八とE,F,G,Hと続いている。(具体的には次の機会に)
これらは、意図してそうなったのか、偶然なのか調べていないが、ご存知の方は教えてほしい。

子は中間子

2006-05-25 | 言語・字・言語遊戯
今日の『朝日』夕刊、「ニッポン 人・脈・記」で米国の柔道八段・芦田幸男さん(82)が戦後、京大大学院の研修生になった時、「中間子理論」でノーベル賞を貰った同じ京大に通う湯川秀樹博士に阪急電車に揺られながら着想の経緯を聞いたら次のような話が返ってきたようだ。妻が産気づき、大阪の産婦人科から電話が来て電車で駆けつけた。「その途中に思い浮かんだんです。赤ちゃんが求心力になって夫婦を密着させる。そんな存在が原子核にあるのではないか」と。
昔から「子は鎹(かすがい)」と言うが、湯川先生にとっては正に「子は中間子」であったのだ。