西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

NPO法人「地域支援研究フォーラムなら」総会準備等

2006-05-03 | 地域居住学
本日、NPO法人「地域支援研究フォーラムなら」総会(来週の木曜日)準備を事務所の「つなね」の拙宅でIさん、Aさんとで行った。ニュースも急遽出すことにして、名前を「なら ならなるよ☆」(奈良なら成功するよ☆)と語呂も一寸考えたものにした。名前の由来を「挨拶」に書いた。私としては、「ひょうたんからいこま!」ののりである。家内も「つなね」に来てサポートしてくれた。
ところで、今日は「憲法記念日」でもある。私は1948年(昭和23年)に小1で正に戦後民主主義の申し子とも言える。当然「新憲法」が身にしみている。60歳代、70歳代では「憲法を護れ」という人が比較的多いようだが当然だろう。20歳代、30歳代に現憲法の重要性を伝えるのが大切だが難しい。憲法だけでなく教育基本法も「危ない」ようだ。

バロックとロココ

2006-05-03 | 住まい・建築と庭
ゴシックの後のルネサンス後期に続きバロックとロココという特別の形式が現れてきた。前者はルネサンス本流のイタリアで1580~1760年頃の傾向である。これらはフランスに波及、ドイツ、イギリスにも及んだ。「作家の主観を激情的動的に表面に押し出そうとして曲線や渦巻を好んで用い、内外を彫刻的な扱いにして光と影の対比を強烈ならしめ、ついにプラン(平面)まで曲線が駆使された。ミケランジェロが先駆者であった。・・」(『建築史』より)ベルニーニのサン・ピエトロ大寺もその例である。フランスではルイ15世の代(1715~1774)になるとバロックにあきたらず、「完全なフランス好みの繊細、軽快、典雅、華麗な室内装飾が現れた。その特色は柔軟典雅な曲線が好んで用いられ、羽目板の浮彫も浅くして強い陰影を避け、すべてバロックの重厚さを排して軽妙さが好まれた。・・」(『建築史』より)勉強になる。ところで「バロック」とは「ゆがんだ真珠」という意味であり、綺麗だが曲がっており、「ロココ」はもともと「岩(roc)」であり、岩のぐにゃぐにゃ曲面からきているーと覚えればよいだろう。ここにもイタリアとフランスの「確執」がのぞいている。ついでだが、日本の明治時代(19世紀)の奈良国立博物館や京都国立博物館は「バロック」風に設計された。