「今戸焼(22) 宝珠型の貯金玉」に次いで、登場したと言われている貯金玉(貯金箱)です。作者としては、寺島(向島)の「高野安次郎」や、今戸、長昌寺前で芋屋渡世の傍ら土人形を作っていたという「鈴木たつ」の名前が有坂与太郎の著作に記録として残ってますが、他にも作った人はいたかもしれません。
葛飾区立天文と郷土の博物館で発行した「窯業関連資料1・今戸焼」図録の中に、現在プラスチックの植木鉢の製造に転じられた、春日部市の「井上歳正氏」寄贈の写真資料の中に、「昭和7年 浅草聖天横丁にあった 井上釜次郎さんの妻の兄弟の妻は本屋をし、本屋の後ろで消壺も売っていた。」という解説のある写真の中に、消し壺とともに蔵の形の貯金玉が写っていて、大同小異のもののようです。
蔵は富を蓄える象徴で、それを貯金玉の形にしたところが、宝珠の意匠同様、なかなかのアイデアですね。
成形の方法は当然割型によるものなのですが、単なる2枚型だとすれば、抜きにくいんじゃないかと思うんですがどうでしょう。仮に2枚型だとすれば合わせ目をどこに入れたら抜けるのか?屋根の鬼瓦部分や張り出した軒がひっかかるのではないかと思うのです。何とも不思議です。
(検索 今戸焼 今戸人形 墨田川焼 今戸神社 縁結び パワースポット ご利益 お守り おみくじ 白井 半七 東京 スカイツリー 伝統 工藝
民藝 民芸品 土人形 メトロ 郷土玩具 おみやげ 観光 物産 伝統 台東区 江戸 干支 猿 戌 狐 稲荷 丸〆猫 招き猫 発祥の地 tokyo
asakusa imado sensouji tenple sightseeing tourist information souvenir tradition handcrft japan festival poetry oldstyle doll toy display )