カルテ番号 き・22(1)
菊池亮は7歳の誕生日頃から夕方になると熱が出た。
38度に届かないくらいの微熱だが、一人きりの子供だ。
熱以外の症状がなく、学校でも流行っている病はない。
母親は近所の個人医院につれていったが、特に見当はつかなかった。
様子見ということで一応解熱剤をもらったが、飲ませるほど熱は上がらなかった。
家でも学校でも活発で元気な子だった。
休み時間も放課後も身体を動かして遊ぶ事に夢中だった。
それが、家に帰ると怠そうにする。
熱を測ってみると微熱だがある。
朝になると平熱になる。平熱は36度。
夜中、眠っている時にはまだやや高め。
朝食も学校の給食も気持ちよく食べる。
夕食だけが、少し元気ない。
2週間経っても、相変わらず夕方になると微熱になる。
今度は大きな総合病院に連れて行った。
血液検査や尿検査、心臓や耳の検査までしたが異常は見つからない。
炎症反応や皮膚の僅かな異常もなかった。
特に他の症状がないので、やはり経過観察ということになった。
本人は夕方の微熱に慣れたのか、以前よりも怠そうにしなくなった。
だが、母親は何か気になっていた。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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